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Tag ‘住吉佑太’

【鼓童コメント掲載】文京シビックホール提携団体・コメントリレー


文京アカデミーWEBサイト「文京シビックホール提携団体・コメントリレー」に鼓童・見留知弘、石塚充、住吉佑太の記事が掲載されています。国内・海外公演についてや、ハプニングエピソードなど内容盛り沢山。是非ご覧ください。

文京シビックホール提携団体・コメントリレー

文京区、公益財団法人文京アカデミーでは、『東京フィルハーモニー交響楽団』、『シエナ・ウインド・オーケストラ』、『鼓童』、『牧阿佐美バレヱ団』との事業提携により地域の芸術文化振興と文化交流の促進を図っています。このコメントリレーでは、提携団体のメンバーが団体の垣根を越えて、他のメンバーへ質問を投げかけ、それぞれの「想い」や「夢」、プライベート等、普段はなかなか知ることのできない“素顔”に迫ります。

(1)シエナ・ウインド・オーケストラ コンサートミストレス中村めぐみさん(クラリネット)から鼓童代表・見留知弘への質問

tomohiromitome_sQ1. 見留さんの夢を、おきかせください。

Q2. 海外でも多くの素晴らしいパフォーマンスをされていることと思います。シエナはまだまだ海外に進出できずにいて、憧れています。海外での、日本では想像もつかなかったハプニングが知りたいです!

▼回答【コメントリレー#3 見留知弘】
http://bunkyocivichall.jp/special_mail_magazine/1308/004/


(2)シエナ・ウインド・オーケストラパーカッション奏者、パーカッション奏者 東 佳樹(ひがし よしき)さんから鼓童・住吉佑太への質問

yutasumiyoshi_sQ1. 海外でのコンサートで、日本のお客さんの反応との違いを感じることはありますか?

Q2. 演奏していて『気持ちいい!』と感じる瞬間はどんな時ですか?

▼回答【コメントリレー#6 住吉佑太】
http://bunkyocivichall.jp/special_mail_magazine/1405/004/ 


(3)シエナ・ウインド・オーケストラ、サクソフォーン奏者 榮村正吾(さかえむら しょうご)さんから鼓童・石塚充への質問

mitsuruishizuka_sQ1. 「鼓童」は日本のみならず世界中で演奏活動をしていますが、日本と海外では聴衆の受け取り方に違いはありますか?また印象に残った国やエピソードを教えてください。

Q2. 西洋楽器には譜面があってそれをもとにして練習を進めていくのですが、鼓童の方々はどのようにリハーサルを進めていくのでしょうか?古典とオリジナルで違うのでしょうか、動きや演出のすばらしさにも興味があります。

▼回答【コメントリレー#9 石塚充】
http://bunkyocivichall.jp/special_mail_magazine/1505/004/



アツい!松本交流学校公演/住吉佑太


アツい!松本交流学校公演

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暑い熱いアツい!松本市での交流学校公演真っ只中! 交流公演班は、今日も爆進しております。朝早くからテンションフルMAXで、そして夜はすぐ寝る!という生活の繰り返しの中、やはり松本という街だからこそ、その素敵さに日々癒されることで頑張れている気がしています。

過去にもツアーで何度も足を運んでいる松本。山々に囲まれた空は高く、空気も澄んでいます。自然を肌身に感じながらも夜にはオシャレなお店や居酒屋に立ち寄れたりする、本当に過ごしやすく素敵な街です。

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今回の交流公演、内田依利演出のプログラムは、もちろん往年の鼓童ナンバーと共にいくつか新しいオリジナル曲も組み込まれております。

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その中でも僕がぜひ、子どもたちに聴いてもらいたいのは「一六囃子」という曲です。この曲は、全国のお囃子を織り交ぜながら、アレンジし直して作ったものです。作ったと言いましても、基本のグルーヴとフレージング以外は、演奏者のアドリブによって構成されております。

Photo: Takashi Okamoto

普通の一般公演と違って難しいのは、いくら音楽的に面白くてもマニアックなこだわりをたくさん組み込んでも、結局飽きられてしまったら子どもたちの心には届かないということです。それが今回、僕にとってはとても大きな課題であり、勉強になったことでもあります。曲全体が流れていく中で、子どもたちの心に引っかかる何かがないといけません。それはキャッチーさなのかもしれないし、びっくりさせることかもしれないし、あるいは逆に、耳をすまさないと聞こえないほど小さな表現なのかもしれません。それは日によっても学校によっても、全然違うものになってきます。

Photo: Takashi Okamoto

それを演奏しながら、ライヴでやりとりをする。これがとても難しいし、とても面白いことでもあります。一般の劇場公演でもそれは言えますが、学校公演の場合は特にその(ライヴの)大切さを実感し、すべてに関わってくるということを改めて痛感しました。

Photo: Takashi Okamoto

そういった工夫をこらしながら、曲を、音を、音楽を届ける。

この一六囃子で、「これが、どこそこの芸能のリズムでー」なんてことを説明したいわけでもないし、本当にヒントとして組み込んでいるだけで、ほぼオリジナルのフレージングになっている部分もあります。

単純に子どもたちが、「お、カッコいいなぁ」とか「心地いいなぁ」と、少しでも思ってもらえたら。そして、これからいろいろなものに触れて、もちろん音楽にもたくさん触れていく中で、「あ、これあのときのに似てるかも!」と「日本にも、カッコいいもんが、あるじゃねえか」って、これから感じてもらえる、ほんの些細なきっかけになればいいなと思っています。

Photo: Takashi Okamoto

まだまだ続く交流学校公演、明日からも、爆進します!

交流公演
http://www.kodo.or.jp/news/20150627koryu_ja.html

2015年7月20日(月)新潟県柏崎市「はじめてのKODO」小編成公演
http://www.kodo.or.jp/news/20150720hajimete_ja.html

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WEBサイト「DAILY MORE」に鼓童記事掲載!


WEBサイト「DAILY MORE」に鼓童記事掲載!

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女性ファッション誌「MORE」のWEBサイト「DAILY MORE」に鼓童メンバーのインタビューが掲載されました。

<前編>では舞台への想いや稽古のことなどを、坂本雅幸、住吉佑太、漆久保晃佑のMORE世代3名が語っています。写真も盛り沢山、是非ご覧ください。<後編>では鼓童に入ったきっかけや、研修所時代について語っています。ぜひFacebook、Twitter等でシェアをお願いいたします!

【インタビュー】太鼓芸能集団『鼓童』にハマれ!(前編)
http://more.hpplus.jp/odekake/look/1613

【インタビュー】太鼓芸能集団『鼓童』にハマれ!(後編)
http://more.hpplus.jp/odekake/look/1614


▼▼▼こちらも要チェック!

【鼓童の舞台写真が盛りだくさん!】
芸団協広報誌「SANZUI」

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芸団協広報誌「SANZUI」の「特集 ホレボレ」で俳優・田中要次さんのコメントと合わせて、鼓童の舞台写真が掲載されています。以下のWEBサイトからダウンロードでご覧いただけます。ぜひご覧ください。
http://cpra.jp/sanzui/2015_sanzui/sanzui-vol07-2015-spring.html

 

【チケットぴあ関西WEB版】悠久の自然の営みを和太鼓の調べにのせて『鼓童 ワン・アース・ツアー2015~永遠』船橋裕一郎&前田剛史にインタビュー
http://kansai.pia.co.jp/interview/stage/2015-05/kodo.html

【エンタステージ】太鼓音楽で「永遠」を紡ぐ 鼓童『ワン・アース・ツアー2015〜永遠』公演日程が決定
http://enterstage.jp/news/2015/05/002675.html

【文京アカデミーWEBサイト】「文京シビックホール提携団体・コメントリレー」に石塚充の記事が掲載
http://bunkyocivichall.jp/special_mail_magazine/1505/004/index.html

【Huffington Post】「神秘」アメリカ公演記事掲載
http://www.huffingtonpost.com/steve-mariotti/the-magic-of-taiko-for-am_b_7436620.html

【WEB「GREEN GLOBAL TRAVEL」】鼓童公演紹介、内田依利インタビュー記事掲載
http://greenglobaltravel.com/2015/03/26/kodo-taiko-drummers-japanese-culture


新作「混沌」稽古/住吉佑太


新作「混沌」稽古

Photo: Takashi OKamoto

最初に玉三郎さんから、この「混沌」(こんとん)というタイトルについてのお話がありました。

Photo: Takashi OkamotoPhoto: Takashi Okamoto

「混沌」というタイトルではあるが、本当にこの舞台で感じてもらいたいのは「調和」であるということ。最初から調和というタイトルにしてしまうと、どこが調和しているのか分からない。混沌としている部分があってこそ、初めて調和というものが生まれ得る。ある種、日本人の謙遜のような表現ですね。と冗談を交えながら話してくださいました。

Photo: Takashi Okamoto

今回は和太鼓だけでなく、西洋のドラムスを取り入れた舞台です。

Photo: Takashi Okamoto

元ザ・ブルーハーツの梶原徹也さんによるドラム稽古の様子

最初は困惑するところもありましたが、稽古を重ねるうちに、「たたく」という行為について、よく考えるようになりました。

Photo: Takashi Okamoto

人間の根本に流れる血の部分。「たたく」行為は、全人類共通の感覚なんだと、改めて感じています。「何を」たたくかは問題じゃない。根の部分が同じであることを忘れずに作品を作り、今まで和太鼓で一色だった枝葉に花や実が生まれてくれば、より新しい世界に進めると確信しています。

Photo: Takashi Okamoto

12月まであと半年ちょっと。まだ稽古は始まったばかりですが、自分たちも何が生まれてくるかワクワクしながら、稽古は続きます。

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稽古撮影:岡本隆史
※新作「鼓童ワン・アース・ツアー2015〜混沌」は11月〜12月公開予定、詳細は随時WEBサイトでお知らせします。

「草分け」〜もうひとつの“神秘”/住吉佑太


草分け

この曲は、2013年に再演された「アマテラス」のために作曲されました。

アマテラスが天岩戸に隠れてしまい、世界は闇に閉ざされます。困り果てた八百万の神々は集まり、どうしたら良いかを話し合いはじめました。そんな情景を表現しています。

神々の会話を表すために、とりとめのない変拍子の組み合わせや、ピアニッシモの表現を重視しました。鼓童の今までの楽曲とは違い、あえて芯の無い音も活かし、本当に小さい音から強く大きな音まで、ダイナミックレンジの幅が広くなるように作られています。

Photo: Takashi Okamoto

「神秘」の舞台で演奏する際には、「アマテラス」での演奏の際に含まれていた芝居的な要素を、音楽的な表現に組み込みました。それでも、演奏中におたがい会話しているような気分は大切にしています。

実際に演奏している中でも、押したり引いたりの繰り返しから生まれる、独特のノリに身を任せるようにしています。そこから生まれている、独特のノリとグルーブを感じてみてください。

Photo: Takashi Okamoto

鼓童ディスコグラフィー | 神秘

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曲作りで大切にしていること/住吉佑太


今日は、埼玉県さいたま市でのOFFです。休みの日は皆、それぞれがそれぞれの生活を送っています。僕はといえば、朝方少し走って、今はコインランドリーで乾燥機を眺めています。こうしてボーっとする時間も、どうしてもバタバタしてしまうツアーの中では、意外にも貴重な時間だったりします。こういう時間に、新しい曲のアイディアが生まれたりするのは珍しくありません。

ということで、僕が曲を作る上で一番大切にしていることを、今日は少しお話します。

僕が作曲するとき、一番大事にしていることは、聴いている人、観ている人に、ここでゾクッとしてもらいたい!という瞬間を、必ず意識して作ることです。「ゾクッとする」という表現が、一番的確かどうかは分かりませんが、なんとなく感じを汲み取って頂ければと思います。(笑)

このゾクッとするという感覚、人それぞれ、好みや文化の違いはあれど全人類、共通の感覚だと思うんです。

Photo: Takashi Okamoto

世界中、ここには書ききれないほどの音楽が点在する中で、いい音楽というのは、必ずどこかでゾクッとする瞬間があります。そこには様々な要因があると思います。その楽器の特性、その瞬間までの展開、フレージングなどなど。もしくは、その演奏者個人のもつ魅力も関係してくるかと思います。

その音楽的な要因や、その背景にある文化を勉強することも、曲を作る上で、とても大切だと思っています。そして、自分自身の持つ感性を通して、新しい曲として再創造する。

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ワールドミュージックへの憧れみたいなのがあって、どうしても日本の音楽や、そのカッコよさは見落としがちだと言われます。かと言って、「日本はこうだから」と固執していては、いつまで経っても新しいものはできないとも思います。

僕としては、小さいときから続けてきた太鼓が、今の自分にとって何かを表現するのに一番適している楽器だと思っています。

だから、太鼓の曲を書く。

これがもし、幼い頃、手に取ったのがギターだったら、ピアノだったら、何か他の楽器だったら、きっとその楽器で何かを表現していると思うんです。

Photo: Takashi Okamoto

「太鼓ってこうなんです!こうじゃなきゃダメなんです!」という考えではなくて、「自分ってこうなんです!こういう世界観です!今、感じているものを伝えたいんです!」ということを、太鼓で表現したい。
だから常に新しい曲のことを考えていたい。今しか書けないものもたくさんあると思うんです。

でもせっかくなら、日本にしかない伝統、文化、音楽、フレージング、そしてそのカッコよさを取り入れたりしながら、自分たちのアイデンティティーとして、曲を書き続けていきたいと思っています。そして、TAIKOがワールドミュージックと肩を並べて、全人類にゾクッとする瞬間が共有されて、世界の音楽、地球の音楽になるまで、これからもたくさんの音楽を発信していきたいと思います。

Photo: Takashi Okamoto

構想が大きすぎて、「いつも自分って何がしたいんだっけ?」ってなります(笑)。でもまず目の前のことから。少しずつ少しずつ、いろんなことを学びながら、日々創作活動に励みます。

今、国内ツアーをまわっている「神秘」。この中にも僕の書いた曲が4曲ほどございます! ぜひ劇場で、ゾクッとする瞬間を感じて頂ければと思います。

(写真:岡本隆史)

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「鼓童ワン・アース・ツアー〜神秘」住吉佑太よりメッセージ


「鼓童ワン・アース・ツアー2014〜神秘」秋ツアーが9月より始まります。住吉佑太が「神秘」の魅力について語ります。

You Tube で再生▶http://youtu.be/Cv1EkQP4Zpo

Photo: Takashi OkamotoPhoto: Takashi Okamoto

Photos: Takashi Okamoto

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地元香川での公演/住吉佑太


前回、ワン・アース・ツアーとして高松に来たとき、私はまだ準メンバーでした。ただただ必死に、先輩方の教えにしがみついて太鼓を打つ日々でした。約2年ぶりとなる香川での公演。自分はどれだけ成長できただろうか、常にその思いが胸にありました。

Photo: Takashi OkamotoPhoto: Takashi Okamoto

今回の「神秘」では、いくつか曲を書かせて頂きました。まだ香川に住んでいた頃に作った曲の断片や、佐渡に渡って新たに感じたインスピレーションを織り交ぜて、曲を書いています。そういった舞台を通じて、私自身がどれだけ成長できたか、どれだけ変われたかということと、逆に、昔から何一つ変わらない私の根本に流れ続けているものと、その両方を、少しでも感じてもらえたらと思って今回の舞台に臨みました。

Photo: Takashi Okamoto

佐渡に渡る前は幼なじみと一緒に、毎日、ああでもない、こうでもないと言いながら太鼓を叩いていました。そんな幼なじみと別れて、私は1人で佐渡に渡って、今こうしてプロとして太鼓を叩いています。

Photo: Takashi Okamoto

終演後、本当に幼い頃から太鼓を通じて私たちの成長を見守ってきて下さった先生に、「どんなにすごいプロの太鼓打ちになっても、お前の曲は、中学生のときと変わらん。メロディーやリズムが違っても、曲の端々に、お前自身のテイストが残っとる。でも、それがどれだけ懐かしくて、嬉しいことか。」との感想を頂きました。私自身の音楽性を10年以上に渡って磨いてくださった方からそんな言葉をかけてもらったときに、涙が出るくらい嬉しかったのと同時に、これからもっともっと高みを目指して、お世話になった皆々さんに誇りに思ってもらえるような存在にならなくてはと強く思いました。

地元の温もりに触れて、また自分の思いと志を見直す機会になった、そんな香川公演でした。

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住吉佑太作曲の「炯炯(けいけい)」
Photos: Takashi Okamoto

鼓童ワン・アース・ツアー〜神秘

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鼓童記事掲載のご紹介


3月26日発売の『ダンスマガジン』(新書館)に、「鼓童ワン・アース・ツアー~神秘」についての10ページにわたる特集が掲載されています。是非お買い求めください。

内容:芸術監督 坂東玉三郎氏、坂本雅幸・住吉佑太インタビュー

新書館|ダンスマガジン
http://www.shinshokan.co.jp/dance/index_dance.html

鼓童ワン・アース・ツアー〜神秘「霹靂」より

鼓童ワン・アース・ツアー〜神秘「霹靂」より(写真:岡本隆史)

 


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