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Tag ‘ソロ小編成’

モノプリズム、いよいよ本番/岩本涼子


モノプリズム、いよいよ本番

Photo: Ryoko Iwamoto

4月6日~4月9日の4日間にわたるモノプリズム集中稽古も終わり、いよいよ本番当日となりました。滅多にないオーケストラとの共演ということで、 演奏者・スタッフ共に、この機会を余さず自分の糧として吸収する気持ちで臨んでおります。

Photo: Ryoko Iwamoto

この集中稽古の4日間、オーケストラの方から「日々のトレーニングはどんなことしているのか?」「太鼓もチューニング(音の調律)をするのか?」など、太鼓や鼓童について色々質問を頂きました。鼓童メンバーも、パーカッショニストの方の手作り「バチ置き」を囲んで盛り上がるシーンがあったりと、異なるジャンルの楽器ながらお互いに興味津々のようでした。和太鼓とオーケストラの織りなすモノプリズムの世界観、どうぞお楽しみに。

皆さまのご来場、心よりお待ちしております。

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4月8日稽古後、マエストロを囲んで

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大阪フィルハーモニーと鼓童のトラックも、夢の共演

チラシ

2015年4月10日(金)、11日(土)大阪フィルハーモニー交響楽団との共演(大阪・大阪市)
http://www.kodo.or.jp/news/20150410osakaphil_ja.html

大阪フィルハーモニー交響楽団 Twitter
https://twitter.com/Osaka_phil/status/585045986835202048


大阪フィルハーモニー交響楽団との共演/花岡哲海


大阪フィルハーモニー交響楽団との共演

日本列島が冬に逆戻りしたかのような今日この頃、皆様はいかがお過ごしですか。

僕は他のメンバーと共に、大阪フィルハーモニー交響楽団との共演のため大阪に来ています。演目は石井眞木作曲「モノプリズム」、指揮は同楽団の首席指揮者の井上道義さんです。国内では2008年の公演(以下の写真)以来、「モノプリズム」は7年ぶり、大阪では22年ぶりの演奏となります。

Photo: Taro Nishita

2008年公演の写真

ご存知の方も多いかと思いますが、「モノプリズム」には「日本太鼓群とオーケストラのための」という副題がつけられていて、この曲をもとに鼓童の代表曲「モノクローム」が生まれました。

石井眞木さんは他にも「入破」や「輝夜姫」といった曲も作曲されており、鼓童でも何度も演奏されてきました。「モノプリズム」は鬼太鼓座時代に初演、また鼓童としてデビューする時に1981年のベルリン芸術祭でベルリン放送交響楽団と共演した、鼓童の歴史に欠かせない伝統ある曲です。

今回の共演に向けての稽古の初日は、指揮者の井上さんと鼓童だけで確認を行いました。

「そこは鋭い切れ味の日本刀のようなイメージで。」「そこは『なにおッ』と威嚇するように!」

漠然としたイメージのようですが、実際に稽古しているとすごく雰囲気に的確で、井上さんの指示は非常に分かりやすかったです。井上さん自身も譜面を追って行くものの、太鼓との呼吸や対峙、融和を楽しみながら指揮をされているように感じました。

Photo: Ryoko Iwamoto

2日目は楽団のみなさんと合わせての稽古。

個人的に感じたことですが、太鼓と同じようにオーケストラにも独特な呼吸感や間といったものが存在していて、決して単純に譜面通りに物事が進行しているわけではないということ。実際に自分がオーケストラと稽古して、初めて実感として感じる事ができました。その呼吸だったり間であったりに、どれだけ太鼓の呼吸や間をすり合わせて行けるか。非常に難しいことですが、オーケストラと共演するからこそ感じれる貴重な時間でした。

公演まであと少し、みなさま楽しみにしていて下さいませ!

チラシ

2015年4月10日(金)、11日(土)大阪フィルハーモニー交響楽団との共演(大阪・大阪市)
http://www.kodo.or.jp/news/20150410osakaphil_ja.html

大阪フィルハーモニー交響楽団 Twitter
https://twitter.com/Osaka_phil/status/585045986835202048

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VOICE CAMP 5月開催/藤本容子


VOICE CAMP 5月開催(京都・京丹波町)

VOICE CAMPVOICE CAMP

3月21日 、和知太鼓の出野文隆さんと詳しい打ち合わせをしました。

新緑の林の木漏れ陽を受けながら、由良川の瀬音を聴きながら、山の背から見晴るかす、大きな空に抱かれて…みなさんと響かせる声が、今からきらきらと虹色に輝いて見えるようです。

会場のすぐそばにある観音堂でも歌いましょう。高台から集落を望み見る聖なる場所は、また、私達の目に声に慈しみと懐かしさを与えてくれることでしょう。本当に素晴らしいところで、ぜひ紹介したいです。

「うた」のもともとの意味を漢字に表すならば、「打魂」。声と共に、知らず知らず心開かれ、お互いの魂が呼応し合って、柔らかで刺激に満ちたときは流れます。最後に響き合わせる声のすばらしさは圧巻で、いつも私が感動をいただいています。この機会を作ってくださった和知太鼓さんに、本当に感謝です。ありがとうございます。関わった総ての人の喜びとなるように、頑張ります。

大太鼓の藤本吉利を生んだ和知の里。和知太鼓の出野さんと一緒に、このような形で、大好きな和知を紹介できて、とても嬉しいです。自分のできることで、少しでも、和知と皆さんの繋ぎ役になっていけますように。

藤本容子「ヴォイス・キャンプ in 和知」
http://www.kodo.or.jp/news/20150503yokows_ja.html

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新年度を迎えて/見留知弘


皆様いかがお過ごしでしょうか。太鼓芸能集団 鼓童、代表の見留知弘です。4月に入り、佐渡も春めいて来ましたが、だんだんと桜の梢にも蕾が見分けられるようになりました。

新年度の始まりと申しますと、間もなく新しい34期の鼓童文化財団研修所研修生も集合し、研修生活が始まろうとしております。期待と不安と、大きな夢を持って、佐渡に向かってくることでしょう。

Photo: Julieta Cervantes

アメリカ・ニューヨーク「神秘」公演より「霹靂」 (c) Julieta Cervantes

さて、1月末から始まりました「鼓童ワン・アース・ツアー2015〜神秘」北米ツアーも、お陰様で盛況に無事終了いたしました。この公演に関わって下さったクルーと関係者の皆様、ご主催の皆様、そしてご来場下さったお客様に、改めてお礼申し上げます。

国内では、3月より小編成やソロの出演など、各地で多様な活動が行われ、3月15日には、福島県福島市飯坂・岡山県倉敷市・新潟県北蒲原郡聖籠町・上越市の4カ所での同時出演もあり、メンバーもスタッフも各地へと飛びまわっておりました。

Photo: Takashi Okamoto

そして3月19・20日には、神奈川県横浜市の神奈川芸術劇場KAATにて、鼓童特別公演2015「道」が行われました。
平日の公演日ではありましたが、お陰様で2日間とも満席。鼓童を長く観て頂いているお客様には、懐かしい公演プログラム。近年鼓童を見始めて下さっているお客様には、新しい公演プログラムに感じられたのではないでしょうか。

鼓童の礎である演目を新しいメンバーと演奏することで、ただの再演ではなく、一つの新しい作品として取り組むことが出来たと思っております。演奏だけではなく、楽器や台類の転換、舞台での歩き方など、鼓童が何を大切にして来たかを再認識すること、伝えることと受け継ぐこと、そんなことも同時に行われていました。

Photo: Takashi Okamoto

34年間で積み上げて来た大切な土台を芯に、さらに新しい時代を生き抜く力をつけていくことが、今の鼓童にはとても大切です。そして鼓童が長く継続して行く為に、現在取り組んでいる新しい表現がとても大切だからこそ、この公演の成果がのちに生きてくると思います。これからもさまざまな形で、鼓童の根源を感じていただける機会をお届けできればと思います。

Photo: Takashi Okamoto

メンバーが佐渡に集う4月は、佐渡で新作やアマテラスなど、しっかり稽古に励んで、舞台の準備を進めてまいります。

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世界遺産登録記念「シルクカントリーぐんま・伝統芸能の祝祭」出演/船橋裕一郎


世界遺産登録記念
「シルクカントリーぐんま・伝統芸能の祝祭」出演

Photo: Ryoko Iwamoto

3月22日と23日、富岡市、伊勢崎市にて開催された「世界遺産登録記念~シルクカントリーぐんま~『伝統芸能の祝祭』」に出演させて頂きました。2014年「富岡製糸場と絹産業遺産群」が世界遺産登録され注目を浴びている当地には、絹産業にゆかりの芸能が数多くあるそうです。この日は神楽、獅子舞、春駒、民謡、作業唄やその他、人形芝居、子供歌舞伎や和太鼓など様々な芸能が紹介されました。養蚕という仕事柄なのでしょうか、内陸という土地柄というのもあるのでしょうか、素朴で柔らかな雰囲気をもつ芸能は、それぞれに大変魅力的なものばかりでした。途中、伝統芸能、民俗芸能研究の第一人者、三隅治雄先生による各芸能の解説がありました。私自身、学生時代より書籍に親しんできた三隅先生の語り口は、軽妙かつ大変分かりやすく、幸せな時間となりました。

Photo: Mitsunaga MatsuuraPhoto: Ryoko Iwamoto

後半は、伝統をもとに新たな創造と革新に挑む古典芸能実演家の舞台をということで、初日は津軽三味線奏者の吉田兄弟、2日目は噺家の春風亭小朝さんが出演されました。吉田兄弟のご両人とは、本番後に短い時間でしたが、楽屋にてご挨拶をさせて頂き、お互いのCDを交換し合うことができました。また、落語が好きな私には、小朝師匠の噺を袖から聞けるという時間は大変贅沢なものでした。

Photo: Takashi OkamotoPhoto: Takashi Okamoto

普段の旅ではなかなか味わえない、訪れた土地の魅力、そして嬉しい出会いを得ることができた濃密な2日間となりました。

ちなみに私達の本拠地・佐渡は「金を中心とする佐渡鉱山の遺産群」が世界遺産暫定リストに記載されております!

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公演詳細:http://www.kodo.or.jp/news/20150322silkcountry_ja.html


「響 sato-oto 太鼓フェスティバル」ゲスト出演/蓑輪真弥


「響 sato-oto 太鼓フェスティバル in SEIRO vol.7」
ゲスト出演

3月15日(日)、結成15周年目という節目を迎える新潟・聖籠町の聖籠太鼓主催の公演に山口幹文、齊藤栄一、準メンバーの大塚勇渡と私の4名で出演させていただきました。

Photo: Yuki Nakagawa

この公演には毎回、鼓童がゲストで出演させていただいていますが、私はこの度初めて出演致しました。聖籠太鼓の皆さんはとても活気があり、小学生のお子さんから70歳までの方々が活動されていて、年齢層の広いアットホームなグループでした。公演にもその雰囲気が表れていました。いつもの鼓童の公演とは違う雰囲気の中、演奏することができ、とても新鮮でした。

フィナーレは出演者全員で共演し、満員のお客さんとも一つになれる時間でした。このようなイベントがこれからも続いていくことを願っています。

公演詳細:http://www.kodo.or.jp/news/20150315satooto_ja.html

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北陸新幹線開業イベント出演/見留知弘


2015年3月14、15日北陸新幹線開業イベント出演

北陸新幹線開業のイベントにて出演機会を頂き、14日は高田市内の祝賀会場にて、15日は「上越妙高駅」隣接かまくらドームにて演奏してまいりました。

Photo: Tomohiro Mitome

14日、高田市内の祝賀会場にて

新しいという意味では、準団員3名が初舞台!大きなポジションを任され緊張もあったかと思いますが、たくさんのお客様に囲まれ、この記念すべき舞台を飾れた事と思います。

Photo: Ryoko Iwamoto

15日、「上越妙高駅」隣接かまくらドームにて

4月には直江津ー小木間に、新しい高速船「あかね」が就航致します。佐渡への南玄関が、北陸新幹線と高速船就航にて、より近くなります。ゴールデンウィークの鼓童佐渡特別公演、8月のアース・セレブレーションへ、ご来場お待ちしております。

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えびす大黒LIVE/小田洋介


3月8日えびす大黒LIVE

元THE BLUE HEARTS のドラマー梶原徹也氏と小田洋介によるユニット「えびす大黒」

Photo: Taro NishitaPhoto: Taro Nishita

3月8日、待ちに待った「えびす大黒」のLIVE。実に約4年間温めてきた企画です。
「セッションではなくバンドにする」コンセプトで二人の呼吸やドラムと和太鼓のリズムの取り方、融合出来る所難しい所、互いの弱点をさらし合いながら、スケジュールの隙間を見つけては、曲作りや稽古を重ねてきました。今回はゲストにギタリストの鈴木イサクさんをお迎えしました。

Photo: Taro NishitaPhoto: Taro Nishita

雷鳴轟くドラムサウンドと嵐の爆風和太鼓、そしてギターの音が様々な景色を創り出しながら突き抜けて行きました。あっという間の一時間でしたが、感覚は永遠に残っています。
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http://www.kodo.or.jp/news/20150308ebisudaikoku_ja.html


雛まつり女子会コンサート/藤本容子


雛まつり女子会コンサート

ひろびろと美しいCafeの空間で、気持ち良く和やかに清々しい響きの場となりました。参加者の皆さん、お世話してくださった皆さん、ありがとうごさいました。

Photo: Mizuho Hasegawa

Dog Cafe での企画発案をしてくれた紀子さんのお家に前夜お泊り。二人で手作りの歌詞カードを作ったり、紀子さんのお雛様を愛でながら、当日出す甘酒の試飲で前祝い。

Photo: Mizuho Hasegawa

せっかくの雛まつり、衣装も新しく、ピンクと花で女の子に戻った…つもり。

Photo: Mizuho Hasegawa

花づくしの歌は、唱歌や昭和歌謡のメドレー、またベートーベンの小さな歌曲もひとつ。
竪琴では、「あいうえお星さま」「忘れな草をあなたに」、我が家の愛犬だった金時とのことを歌った「人は恋ひ恋ひ」の3曲をお届けしました。

Photo: Mizuho Hasegawa
始めから歌詞カードを見ながら一緒に歌ってくれた皆さん。優しい響きが満ちました。

Photo: Mizuho Hasegawa
今回は新しく覚えたり、覚え直す歌がほとんどで、年齢と記憶力の戦いだったなあ。でも、改めて大好きになった「世界に一つだけの花」と「花は咲く」は、これからも歌い続けてゆきたいです。

Photo: Mizuho Hasegawa
今回ご来場のトラちゃんです。大人しく聞いてくれてました。可愛かったなあ。ありがとう。また会おうね。

Photo: Mizuho Hasegawa

Deco’s Dog Cafe のデコちゃんこと、今戸秀子さんと。次回を楽しみにしてくださっています。うれしい!今度は男の子も一緒にね。

写真:長谷川みず穂

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えびす大黒/岩本涼子


えびす大黒

元「THE BLUE HEARTS」のドラマー梶原徹也さんと、小田洋介によるユニット「えびす大黒」。2人のやんちゃ坊主が繰り出す熱い夜、「えびす大黒」@代官山ユニットが近付いて参りました。

2月23日〜26日の4日間に渡り、梶原さんが佐渡へ来島。今日はその稽古風景をお送りします。

Photo: Mitsunaga Matsuura

広い稽古場に響き渡る、音・リズム・ビートの嵐。ドラムと和太鼓の可能性が、また一つ広がりました。稽古場が爆音であふれる様子、写真では皆さんにお伝えしきれないのが残念です。

Photo: Mitsunaga MatsuuraPhoto: Mitsunaga Matsuura

普段は滅多にライブ会場に足を運ばれる機会のない方にも、ぜひお越し頂き、生音が作り出す渦を感じて頂きたいと思います。3月8日の夜は「えびす大黒」@代官山ユニットに集合!

岩本涼子(元研修生(33期生)、2月よりスタッフ)

2015年3月8日(日)小田洋介出演「えびす大黒」(東京・渋谷区)
http://www.kodo.or.jp/news/20150308ebisudaikoku_ja.html


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