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「神秘」NY公演/河本唯
「神秘」ニューヨーク公演
3月19〜21日、アメリカでは4年ぶりにニューヨークで公演を行いました。劇場はブルックリン地区にある全米最古のBrooklyn Academy of Music です。ここで鼓童は初めて演奏させて頂き、3回公演とも華々しく終えることができました。
最終日は満員御礼、キャンセル待ちの列が出来た程です。沢山のお客様にご来場頂き、どの公演ともに最後には大きなスタンディングオベーション、手拍子まで頂き、声援が止まないままの心地よいアンコールとなりました。
「神秘」の舞台をご覧になって驚いたり笑ったりするニューヨーカーにとても温かみを感じました。パフォーミングアートの聖地、ニューヨーク。また是非戻って参ります!
北米版「なまはげ」ではカラフルな鼓童半纏が登場。
(Photos:Julieta Cervantes)
Howard Gilman Opera House at the Brooklyn Academy of Music (BAM)
http://www.bam.org/programs
[公演についての記事]
Huffington Post | Standing Ovation for ‘KODO’ at BAM
Green Global Travel | INTERVIEW: Kodo, Japan’s Legendary Taiko Drummers
鼓童ワン・アース・ツアー2015〜神秘 北米ツアー
http://www.kodo.or.jp/news/20150127oet_ja.html
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鼓童4年ぶりのニューヨーク公演/秋元淳
「神秘」アメリカ・ニューヨーク公演
4年ぶりとなるニューヨークでの鼓童公演です。マンハッタン島から河一本隔てたブルックリン地区にある劇場Brooklyn Academy of Music (BAM)、鼓童は初めての登場となります。BAMは現役の劇場としては全米最古だそうです(創業150年)。
歴史は古くても、催しのラインナップは先鋭的で、その動向は常に世界の注目を集めています。今回BAMの歴史に鼓童が名を連ねることができたことは、とても光栄なことです。おかげさまで3日間、満場のお客様にお越しいただき、最終日はキャンセル待ちの列ができるほどでした。
BAMでの千秋楽翌日には、ニューヨークの仏教会を拠点に長年活動を続ける太鼓グループ「僧太鼓 Soh Daiko」の皆さんが交流会を催してくださいました。僧太鼓は鬼太鼓座の時代からの長いお付き合いです。代表のアラン・オカダさんが昔の写真をスライドで紹介しながら、僧太鼓と鼓童の出会いから今日までの歴史を話してくださいました。鼓童が北米で公演活動をさせていただけるようになった背景には、僧太鼓さんを始めとする北米の太鼓グループの方々とのかけがえのない絆があることを、改めて学ぶ貴重な機会となりました。
楽しくお食事をし、プレゼンで沢山の歴史を学んだあとは鼓童から浜河内の鬼太鼓と唄を歌わせて頂きました。
僧太鼓さんが8段という曲を演奏してくださり、鼓童メンバーも少しだけ体験させて頂きました。
鼓童ワン・アース・ツアー2015〜神秘 北米ツアー
http://www.kodo.or.jp/oet/index_ja.html#schedule13a
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「神秘」モントリオール公演/鶴見龍馬
3月7日(土)カナダ・ケベック州、モントリオール
1月末から始まった神秘北米ツアー、今私達はアメリカから国境を越えてカナダにきています。
冬の北米は地域によって気温の差がかなりあるのですが、その中でもカナダはトップクラスに寒く一番寒い日はマイナス20度を超えるような日もありました。冬の佐渡も雪がふり結構寒冷な地域だと思っていましたが、流石にここまでの冷え込みは初体験でした。
そんな中、公演当日は非常に多くのお客様に足を運んでいただき、モントリオールでは約3000席の会場で全席完売、満員での公演を迎えることができました。
会場の雰囲気もとてもよくプレイヤー全員会場と一体になりながら気持ちよく公演することができました。
「神秘」バンクーバー公演より(Photo: Sergei Bachlakov)
・トロントTV「CP24 Evening Breaking News」内田依利出演
[公演についての記事]
・Irish Film Critic(英語)
・True Tall Taiko Tales(英語)
・Book View Cafe(英語)
・Quebec Spot(フランス語)
・SORS-TU?(フランス語)
・thestar.com(英語)トロント公演
・tokyo-flow(英語)内田依利インタビュー記事
鼓童ワン・アース・ツアー2015〜神秘 北米ツアー
http://www.kodo.or.jp/oet/index_ja.html#schedule13a
北米の太鼓に学ぶこと/見留知弘
皆様いかがお過ごしでしょうか。太鼓芸能集団鼓童代表の見留知弘です。3月に入り、暖かい日も少しずつ増えて過ごしやすくなる頃ではありますが、春になる嬉しさと、それに伴うアレルギーとの両方がありますね。
さて、1月末より始まりました「鼓童ワン・アース・ツアー2015〜神秘」北米ツアーは折り返しを過ぎ、東海岸地域にて公演しております。北米といえば、鼓童の前身の「佐渡の國 鬼太鼓座」時代より大変お世話になっている方々がおられます。
それは、アメリカの太鼓グループの方々です。
2005年アメリカ公演より
私が鼓童に入る以前のお話も先輩からたくさん聞いておりますが、そこについては鼓童結成30周年記念本「いのちもやして、たたけよ」をお読みいただくことにして、ここでは私の体験談として書かせて頂きます。私が北米ツアーに行っていた8年前までは、アメリカの太鼓のスタイルは、古い時代に伝わったものに加えて、新しい北米の太鼓のスタイルが生まれ始めた頃だったと記憶しています。
鼓童の初期には毎年アメリカツアーを行っており、公演先では各地のグループの方々に大変お世話になり、温かく迎え入れて頂ました。そんな数ある太鼓グループの中でも、カリフォルニア州サンノゼを拠点とされているサンノゼ太鼓さんには、稽古場に舞台道具とツアーの備品などを保管頂いていた時期もありました。
ただ、近年はお互いのグループで世代交代が進んでいて、ベテランメンバーがツアーに付かなくなったこともあり、ある年に交流の場を設定して下さり、車座になって話した事がありました(写真上)。それは、お互いのバックボーンの事、太鼓の事、日系社会など、サンノゼの方も、これからの鼓童との繋がりについてコミュニケーションが必要だと感じて下さっての企画でした。
その時に見学させて頂いた稽古では、礼儀作法がしっかりされていて、畳に上がる際に一礼をして稽古を始めた立ち居振舞いが、私はとても印象に残りました。いつでも稽古が出来る環境がある私達には、そのような気持ちを切り替える境界というものがなかったので、それ以降、稽古を始める時には足袋に履き替えるなど、気持ちを切り替える環境を作りました。そして、日本の文化や心が、世代が変わっても引き継がれ、そしてなによりご自分達のアイデンティティを大切にされていると思いました。
2005年アメリカツアーの様子(1枚目の写真、中央が元メンバーの渡辺薫さん)
海外に出る時には、やはり自国の文化を説明出来る知識を持たなければならないと思いますが、なかなか簡単な事ではないですね。海外ツアー先のほうが、日頃気付かない事に気付いたり、文化や生活などの違いから得たりする事もあります。中でも日本人のすばらしい所は、海外の文化や食文化を、日本人に合うようにアレンジしていける所だと思います。
今回「神秘」で北米をツアーしている鼓童メンバーにも、たくさんの発見や収穫があることを期待しています。
鼓童ワン・アース・ツアー2015〜神秘 北米ツアー
http://www.kodo.or.jp/oet/index_ja.html#schedule13a
テキサスです!/河本唯
海外「神秘」ツアー班は現在アメリカ・テキサス州のオースティンにいます。
本日公演する劇場、Paramount Theatreではなんと!
2007年のツアー班のサインが壁に書かれていました。
8年前にこの劇場に来た武志さんと雅幸さんは思い出話に花を咲かせ、当時のツアー班のサインを一つ一つ眺めていました。
まだまだ巡ります、アメリカ・カナダ!
鼓童ワン・アース・ツアー2015〜神秘 北米ツアー
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KODOケーキ/花岡哲海
こちら、「神秘」ツアー班は元気にアメリカを旅しています。ラスベガスなどは日焼けするくらい暑く、冬の日本とは正反対で驚いています。
さて、劇場では、昼食や夕食をとる部屋を「グリーンルーム」と呼びます。出番を確認するために舞台の状況を映すテレビモニターなどが用意されている部屋で、そこにケータリングも用意されます。休憩や食事の時間は憩いの場にもなります。
そんなグリーンルームに、な、な、なんと「KODOケーキ」がドン!とありました。
なんでも、この日の食事を作ったシェフのリックさんが持って来て下さったとのこと。なんとありがたい!
もちろん、鼓童メンバーで美味しく頂きました。
ツアーが始まって2週間ちょっと。だんだんと体力的に大変なる時期に、気持ちがほっこりする嬉しい出来事でした!
鼓童ワン・アース・ツアー2015〜神秘 北米ツアー
http://www.kodo.or.jp/oet/index_ja.html#schedule13a
マーティン・レクナーさん/花岡哲海
「神秘」北米班は順調にツアーを進めております。
ツアーや公演を行うためには、裏方で働く方々が非常に重要です。そんな中、ツアーを通して照明を担当してくださっているのが、マーティン・レクナーさんです。熊のように大きな人ですが、みんなは親しみを込めてマーティンと呼んでいます。
さて、ある日の公演の夕食時。なにやら外から香ばしいにおいが…。なんとマーティンがお肉やソーセージを焼いていました!みんなのためにホットドッグやハンバーガーを作ってくれたのです。出来たてをみんなで美味しく頂きました。
余談ですが、弱火で時間をかけてゆっくり焼く方が「バーベキュー」で、強火で時間をかけず一気に焼く方を「グリル」と言うそうです。僕は初めて知りました!
このお肉パワーで、まだまだツアー頑張ります!
鼓童ワン・アース・ツアー2015〜神秘 北米ツアー
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新しい風/小見麻梨子
「神秘」北米ツアー、今回は新しい女性メンバーが加入しました。まだ準メンバーになりたての三浦友恵です。
少し前までは研修生活。いきなりの海外での時差・気候・劇場の状況・ホテル住まい、そして実際のお客様がいる中での演奏等、様々な場面での対応力が試されます。
新人達の懸命さ、直向きさはツアーに新しい風として新鮮な空気を吹き込み、私達も改めて身が引き締まります。
演目の細かい内容を改めて思い出しながら詰めていくことで新しい発想が生まれたり、メンバーの個性も少しずつ出てきていています。国内で千秋楽を迎えた「神秘」ですがアメリカの地でも日々生まれ変わっています。
「鼓童ワン・アース・ツアー〜神秘」北米ツアー、関連記事
・バンクーバ経済新聞(2月3日)
http://vancouver.keizai.biz/headline/2041/
・BAM(ニューヨーク)公演プロモーション映像(1月31日)
https://www.youtube.com/watch?x-yt-ts=1422503921&v=lw0t23AJ0l0
・The Bulletin(英字):
http://jccabulletin-geppo.ca/kodo-a-journey-into-mystery/
・E-Nikka :
http://www.e-nikka.ca/Contents/141211/topics_02.php
・Life Vancouver:
http://lifevancouver.jp/2014/12/event/35916.html
ASANO TAIKO U.S. 訪問!/花岡哲海
ASANO TAIKO U.S. 訪問
本日、北米「神秘」ツアー班は、サンタ・バーバラからサンディエゴへの移動だったので、ロサンゼルスの「ASANO TAIKO U.S.」にお伺いしました。
今回のツアーを回るのにも、大変にお世話になっている浅野太鼓さん。お店とスタジオ、そして隣接する加藤太鼓さんの工場も見学させて頂きました。スタジオでは毎日のようにワークショップが行われ、アメリカの太鼓人口も一気に増え、レベルも上がってきているとのこと。僕たちも負けていられません。
これからもツアー頑張ってまいります!
鼓童ワン・アース・ツアー2015〜神秘 北米ツアー
http://www.kodo.or.jp/oet/index_ja.html#schedule13a
アメリカ・カリフォルニア州バークレーでワークショップ/小田洋介
皆様、お久しぶりです。小田洋介です。只今、「神秘」北米ツアーの真最中、アメリカ・バークレーに来ております。
今日はここカリフォルニア大学バークレー校の和太鼓チーム雷神太鼓さんへワークショップをさせて頂きました。
まず自己紹介の後、ストレッチタイム。みんな大きな声で日本語の掛け声(いち、にい、さん、、、)。僕も一緒にいち、にい、さん。その後雷神太鼓さんの曲「Kazoku」を演奏してくれました。みんなノリノリで元気の良い音が会場に響きます。その後、僕もデモ演奏。みんなの元気に後押しされて気持ち良かったです。
お互いの気持ちが解れたところでワークショップスタート! 今回のテーマは「自分の音を出す」を軸に進めます。皆さんのみ込みが早く、どんどん先に進みます。ケイトちゃん(通訳をしてくれた女の子)も頑張ってくれました。ありがとうね!
さて、ワークショップも終わりに近づいて来たので、最後にもう一度「Kazoku」を今回のワークショップを踏まえて演奏してもらいます。凄い勢いと音量で演奏がスタートしました。リズムがよりイキイキしています。それぞれが助け合い本当に良い家族のようで素晴らしい演奏内容でした。
彼らの演奏を観て「本当に自然体って良いな」と思いました。自然でいることと自分の音は直結しています。
最後はみんなと写真をパチリ、お土産もたくさん頂きました。皆さん今日は本当にありがとう、また一緒に太鼓叩きましょう!