鼓童ブログ Kodo Blog

Tag ‘佐渡’

初音ミク×鼓童 猛烈リハーサル!!!/三浦康暉


初音ミク×鼓童 猛烈リハーサル!!!

Photo: Erika Ueda

春一番が訪れ、佐渡も少しずつですが春の気配が感じられるこの頃。鼓童村では初音ミクさんとのコラボレーション稽古の真っ最中です!

Photo: Erika Ueda

Photo: Narumi Matsuda

初音ミクさんの存在は知ってはいましたが、ちゃんと楽曲を聴くのは初めてでした。どの曲も素晴らしい曲ばかり、気がつけば自然と身体が動いています。また歌詞も面白いものがいっぱいで、ついついニヤリとしてしまう自分がいます(笑)

Photo: Narumi Matsuda

ベースの金野倫仁さんと三浦康暉(佐渡・鼓童村でのリハーサル時の写真)

またバンドメンバーでベースの金野さんが同じ千葉県出身で、しかも隣町だということで地元トークで盛り上がりました。「Tell your world」のイントロでの金野さんは見所です!✨

Photo: Erika UedaPhoto: Erika Ueda

鼓童のみの稽古で金野さん役を熱演する三浦康暉

また鼓童の「BURNING」「巴」もスペシャルバージョンとなってます。すでに本番が待ち遠しいです!! 約2時間ノンストップの舞台お楽しみに!!

kokimiura_s

kodo-miku

2017年3月4日(土)、3月5日(日)「初音ミク×鼓童 スペシャルライブ」(東京・渋谷区)
公式サイト:http://kodo-miku.com/

鼓童サイト:http://www.kodo.or.jp/news/20170304miku_ja.html


「道」新曲紹介その2 ~群青~/石塚充


「道」新曲紹介その2
群青ぐんじょう

厳密には新曲ではないのですが、アース・セレブレーションで2度ほど演奏したのみで、佐渡島外では初披露となります。

Photo: Narumi Matsuda

目の前に広がる、群青に輝く夏の海。海をめがけて駆け出していく気分の高揚と疾走感をイメージした曲です。

3月なのに、真夏の佐渡を味わえるお得感! お楽しみに!

mitsuruishizuka_s

演出

石塚充

出演(予定)

山口幹文齊藤栄一見留知弘船橋裕一郎石塚充中込健太前田剛史蓑輪真弥小松崎正吾三浦康暉三浦友恵米山水木

【鼓童の稽古場】只今、夜稽古タイムです!基礎稽古、打ち込み、作曲など人それぞれ。9時間稽古後も元気にまだまだ太鼓を打つようです。

鼓童 Kodoさんの投稿 2017年2月24日


冬期間を乗り越えろ! 研修生編/住吉麻梨子


冬期間を乗り越えろ! 研修生編

Photo: Mariko Sumiyoshi

鼓童村では「初音ミク×鼓童スペシャルライブ」稽古・「道」稽古などで熱のこもった音が日々鳴り響いています。そんな中、冬期間稽古・中間発表その1として研修生の千里馬演奏を鼓童メンバー・スタッフで見るという時間を持ちました。

Photo: Mariko Sumiyoshi

演奏が終わった後、すぐに研修生に鼓童メンバーが声をかけ、舞台に立ってきて体得した具体的な技術・実感している事・曲を演奏する上で大切にしている事を言葉を選びながら伝えていきます。

Photo: Mariko Sumiyoshi

実際に研修生と鼓童メンバーが混ざって演奏したり、アドバイスを意識できるように同じフレーズを何度も繰り返して打っているうちに研修生の眼差しが少し強くなった気がしました。

研修所の冬はとても寒さが厳しく、稽古、日常生活も動くのが嫌になる!そんな自分との戦いです。少人数の中、いかにモチベーションを高く持てるか・目標がぼやけないでいるか問い直す大事な時期だとも思います。

もうすぐやってくる暖かい春、そして新一年生を迎える為に今日も研修生は頑張っています。

▼鼓童文化財団研修所の稽古や生活内容の紹介と、研修生の作文をページにアップしました。ぜひご覧ください。
鼓童文化財団研修所
http://www.kodo.or.jp/apprentice/index_ja.html

庄司智春さんと鼓童研修生【TV番組放映!】「佐渡から世界へ!~太鼓芸能集団 鼓童を目指す若者たち~」

お笑いコンビ品川庄司の庄司智春さんが鼓童研修所を訪れ、研修生と生活を共にし、稽古も体験した特別番組が2月25日(土)に放映されます。見留…

鼓童 Kodoさんの投稿 2017年2月16日


「道」新曲紹介その1~紫雲~/石塚充


「道」新曲紹介その1
紫雲しうん

今回の「道」では、鼓童の定番演目をがっつり演奏する他に、いまのメンバーたちの中から生まれてきた新曲をいくつか発表する予定です。

Photo: Mariko Sumiyoshi

紫雲しうんは、小柄なパワーヒッター蓑輪真弥が作曲。これまでの鼓童に根強くあった優しく華やかな女性像を突き抜けて、凛々しく力強く、気力と身体力を振り絞った女性の太鼓を聴いてみたいなと相談したところから始まりました。

“ファイター蓑輪”が己の細胞をフル稼動して作ってくれ、それを真弥水木友恵の、期待の若手女性メンバー3名が全力で打ち込んでいきます。どんな作品に仕上がっているのかは観てのお楽しみ!

乞うご期待!

mitsuruishizuka_s

演出

石塚充

出演(予定)

山口幹文齊藤栄一見留知弘船橋裕一郎石塚充中込健太前田剛史蓑輪真弥小松崎正吾三浦康暉三浦友恵米山水木


鼓童特別公演2017「道」の稽古始動!/松田菜瑠美


鼓童特別公演2017「道」の稽古始動!

Photo: Narumi Matsuda

いよいよ一ヶ月後に迫った「道」公演の全体稽古が鼓童村で始まりました。

Photo: Narumi Matsuda

2015年の横浜公演以来、演出や楽曲も新たにしての再演です。鼓童と言えばコレ! の人気のあの曲この曲から、今回に向けて作った新しい曲もお披露目予定。演出担当の石塚充が得意とする、お客様も演奏者も楽しめるプログラムです。

Photo: Narumi Matsuda

ツアーでは東京は福生・小平・大田と3公演、大阪では新歌舞伎座で2日間3公演行ないます。3月、是非お越しください。

演出:石塚充
出演:山口幹文、齊藤栄一、見留知弘、船橋裕一郎、石塚充、中込健太、前田剛史、蓑輪真弥、小松崎正吾、三浦康暉、三浦友恵、米山水木


「やまいもくん」10年ぶりに生誕の地へ/本間康子


「やまいもくん」10年ぶりに生誕の地へ

昨年より当ブログで「やまいもくん募金」へのご支援をお願いして参りました。
http://www.kodo.or.jp/blog/staff/20161126_11493.html

これまで多くの皆様にご支援を賜り、誠にありがとうございます。佐渡太鼓体験交流館(たたこう館)で、この10年間「やまいもくん」が皆様に愛されてきた事を改めて実感しております。

1月下旬、石川県の浅野太鼓楽器店へ向けて「やまいもくん」は出発しました。

大きな「やまいもくん」をたたこう館の台から下ろし、トラックに積むだけでも一仕事でした。鼓童メンバー、スタッフ、研修生など20名以上の男手により、ようやくトラックに積み込むことができました。

Photo: Minami Watanabe

①台から下ろす

Photo: Minami Watanabe②立てる

Photo: Minami Watanabe③移動させる

Photo: Minami Watanabe④トラックへ搬入

浅野太鼓楽器店では、クレーンを使用し、宙に浮いての搬出です。数人の職人さんにより慣れた手つきでトラックから下されました。

Photo: Yasuko Honma

上越で生まれ育ち、石川で命が吹き込まれ、佐渡で長年活躍してきた「やまいもくん」が、生まれ変わりこれからも皆様をお迎えできるよう再び石川へ旅立ちました。たたこう館に戻るのは3月中の予定です。

革の張替のご支援として、「やまいもくん募金」へのご協力を、引き続き広くよびかけさせていただきます。直接来館いただく以外で、ご寄付を送金、またはオンラインでご決済いただく際には「やまいもくん募金」とお書き添えください。

ご送金先、オンライン決済の方法等については、鼓童サイト「ご支援のお願い」のページをご覧ください。
http://www.kodo.or.jp/foundation/support_ja.html

一定額以上の募金をいただいた方へのお礼のグッズも近日中にご紹介予定ですので、どうぞ楽しみにお待ち下さい。

Photo: Minami Watanabe

おまけ
「台」は肩の荷が下りてしばしお休み中


2月19日(日)鼓童文化財団共催「佐渡めぐり塾 第5回 島の木を知る、触れる、奏でる編」参加者募集中!


2月19日(日)鼓童文化財団共催
「佐渡めぐり塾 第5回 島の木を知る、触れる、奏でる編」
参加者募集中!

佐渡めぐり塾_森と芸能

チラシPDF

「佐渡めぐり塾」とは、身近にある自然や島の暮らしに息づくGIAHS(ジアス/世界農業遺産)について、親子で楽しみながら学べる体験プログラムで、佐渡市と(一社)佐渡生きもの語り研究所が主催し、これまで島内各地で4回実施されています。

第5回となる今回のテーマは「島の木を知る、触れる、奏でる」

まずは鼓童の森を散策し、佐渡の木アテビやバチ材にも使われている木を知ることにより、「森」と「芸能」の結びつきを実感いただけると思います。そして実際に、参加者の皆さんでバチを作り、自分で作ったバチを使って太鼓を叩いていただきます。

参加対象は佐渡島内の小中学生とその親御さんです。たくさんのご参加をお待ちしております!

※屋外プログラムもあります。寒い季節ですので、参加される皆さんは暖かい格好でお越し下さい。

お申し込み&お問い合わせ:
(一社)佐渡生きもの語り研究所
Email: ikimono@sado-ikimonoken.jp
Tel. & Fax. 0259-22-2658
http://sado-ikimonoken.jp/sub/
締切り:2月13日(月)


足あと/本間康子


足あと

Photo: Yasuko Honma

1月31日、久しぶりに研修所に宿直しました。朝の体操と掃除の後、研修生はトレーニングです。
うっすらと積もった雪の上に、ランニングに出た研修生の足あとが残っていました。朝食の時に話したら、歩幅の広い人やちょこちょこっと走る人など、それぞれに特徴があって、誰のものかわかるそうです。

Photo: Yasuko Honma

今は修了式を終え、準メンバーとなった者はすでに鼓童村へ引っ越して、新2年生のみの共同生活の期間です。足あとが見分けられるほど人数も絞られた分、気持ちも集中して、この冬を乗り切っていきます。


気魄の伝受 〜「幽玄」稽古場レポート〜/文・伊達なつめ


気魄の伝受
〜「幽玄」稽古場レポート〜

文●伊達なつめ 撮影●岡本隆史

Photo: Takashi Okamoto

葛野流家元・亀井広忠先生による能楽囃子の稽古の様子

2016年11月中旬、佐渡にある鼓童の稽古場を訪ねた。この日は、能楽囃子のうがくばやし大鼓方おおつづみかた葛野流家元かどのりゅういえもと亀井広忠かめいひろたださんが、能の囃子とうたいについて指導するために、また、舞の振付および立方たちかた(踊り手)として共演する日本舞踊・花柳流はなやぎりゅうの若き家元・壽輔じゅすけさん、達真たつまさん、源九郎げんくろうさんの三人も、稽古に参加していた。

Photo: Takashi Okamoto

玉三郎さん、花柳壽輔さん、達真さん、源九郎さんのお稽古の様子

今回の『幽玄ゆうげん』には謡曲ようきょく羽衣はごろも』、『道成寺どうじょうじ』、『石橋しゃっきょう』の一節を取り入れる予定で、準備が進められている。まずは亀井さんが、『羽衣』の場面で使われる「序ノ舞じょのまい」について、「いちばん品があって、位の高い舞」と、他の舞との比較を含めて解説。「羽衣伝説」に基づく『羽衣』は、松の枝に掛かった羽衣を持ち帰ろうとした漁師が、これがないと天に帰れないと嘆く天人に、羽衣を返す代わりに天上界の舞を所望するという話。天人が舞う天上界の優雅な舞の部分が「序ノ舞」にあたる。

Photo: Takashi Okamoto

亀井さんが、今回の公演のため約5分にまとめた『羽衣』の「序ノ舞」を披露した。両手におうぎを持ち、右手で大鼓おおつづみ、左手で小鼓こつづみの拍子を打ちながら、口元で「ヒウ ルィ ヒョー」と声を出して笛の音を表現する。この見事なひとり三役パフォーマンスは、囃子の稽古時のスタイルだ。

Photo: Takashi Okamoto

これに対して鼓童は、笛と銅鑼どらのほか、締太鼓しめだいこの奏者が十数人、横一列にズラッと並んでいる。歌舞伎舞踊にも『羽衣』はあるけれど、今回、漁師役の壽輔さんたちと天人役の玉三郎の立方とともに鼓童が創り出すのは、能版とも歌舞伎版とも異なる新たなオリジナル版。立方の動きはもちろん、音楽も能の『羽衣』の詞章ししょうや囃子に則りながら、鼓童的アレンジが施されている。

Photo: Takashi Okamoto

一声いっせい※1を拍子は楽譜のまま、(鼓童流に)翻訳してみたので、ちょっと聴いてみてください」

そう玉三郎が言い、『羽衣』の「一声」の演奏が始まった。ドラム・ロールのように細かく刻む太鼓たいこの音をベースに、鋭い笛の音と高低差のある締太鼓+インパクトある奏者たちのかけ声が響く。大鼓と小鼓のパートも、すべて太鼓で表現するという驚きのアイデアだ。

Photo: Takashi Okamoto

「新しいですね。まさに世阿弥ぜあみのいう『めずらしきが花』だ」※2

と亀井さん。続いて、鼓童は「クセ」と呼ばれる主要な部分の地謡じうたい※3を聴かせた。ここ数年、稽古始めに発声練習で謡を取り入れてきた成果か、非常に深く強く、伸びやかな重低音コーラスになっている。

Photo: Takashi Okamoto

「すごいですね。お世辞でなく、謡がうまい。みなさん耳がいいんでしょうね。たいしたものだ」

と亀井さんは感心しきり。能では囃子と地謡は完全に分業制だけれど、鼓童はこうして双方を兼ねるスタイルだ。

この「一声」の囃子と「クセ」の謡のプレゼンテーションで、鼓童と玉三郎が『幽玄』で何をしようとしているのか、さらに、鼓童の能の取り組み方の本気度を理解した亀井さんは、指導を具体的かつ個別化し、グイグイと熱を込め始めた。

Photo: Takashi Okamoto

本業である大鼓だけでなく、小鼓、太鼓、笛、謡、舞と、すべてを自ら実演してみせながら、技術とともに能楽師の気魄きはくを伝授する姿。鼓童の面々も、一瞬を惜しむように真剣に教えを仰ぐ。濃密でいて清々しい空気が、稽古場を満たしていた。

Photo: Takashi Okamoto

※1 一声=登場場面の囃子
※2 めずらしきが花=めずらしい(=新しい)ことは能の魅力の重要な要素のひとつ、といった意味
※3 地謡=謡曲の合唱部分

伊達なつめ
演劇ジャーナリスト。現代演劇、古典芸能、ダンス、ミュージカルなど、あらゆるジャンルのパフォーミングアーツを国内外で取材。著書『歌舞伎にアクセス』(淡交社)など。『InRed』『CREA』など雑誌での連載も。

坂東玉三郎×鼓童特別公演「幽玄」

yugen_pub_1219
http://www.kodo.or.jp/news/20170500yugen_ja.html

【東京】2017年5月16日(火)~20日(土)Bunkamuraオーチャードホール
(問)チケットスペース Tel. 03-3234-9999 http://www.ints.co.jp

【新潟】2017年5月26日(金)~28日(日)新潟県民会館
(問)TeNYチケット専用ダイヤル Tel. 025-281-8000

【愛知】2017年5月31日(水)~6月2日(金)愛知県芸術劇場 大ホール
(問)中日劇場 Tel. 052-263-7171

【福岡】2017年9月2日(土)~18日(月・祝)博多座
【京都】2017年9月21日(木)~23日(土・祝)ロームシアター京都メインホール


鼓童グループ集合!


2017年1月17日 鼓童村稽古場にて

本日、鼓童グループメンバーが稽古場に揃いました!
本年もよろしくお願いいたします。


アーカイブ

カテゴリー

Top