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Tag ‘鼓童ワン・アース・ツアー’

「SWITCH」記事掲載のお知らせ


SWITCH Vol.32

本日20日発売の雑誌「SWITCH Vol.32」で鼓童新作「永遠」に挑む、船橋裕一郎、坂本雅幸のインタビュー記事が紹介されています。是非ご覧ください。

SWITCH PUBLISHING サイト
SWITCH Vol.32 No.11 椎名林檎[音楽家の逆襲]
(2014年10月20日発行/Switch Publishing)

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鼓童[新しい自由のかたち]
坂東玉三郎が鼓童の芸術監督に就任してから2年。柔らかな緊張感が漂う稽古場に潜入
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新作「永遠」映像公開!


Photo: Takashi Okamoto

芸術監督・坂東玉三郎氏演出による第3作は「永遠」と題し、さらに進化した舞台をお届­けいたします。ツアーは11月より12月にかけ、佐渡を初日に日本の各都市を巡ります­。

▶You Tube で再生 http://youtu.be/8_BHh_OyRVs

鼓童ワン・アース・ツアー2014〜永遠
http://www.kodo.or.jp/news/20141120oet_ja.html

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11月 20日 (木) 【新潟】アミューズメント佐渡
11月 30日 (日) 【新潟】シティホールプラザ「アオーレ長岡」※
※中越大震災10年復興祈念・東日本大震災復興祈願祭 ハートビート・プロジェクト特別公演
12月 2日 (火) 【神奈川】ミューザ川崎シンフォニーホール
12月 4日 (木) 【愛知】愛知県芸術劇場コンサートホール
12月 6日 (土) 【大阪】NHK大阪ホール
12月 7日 (日) 【大阪】NHK大阪ホール
12月 10日 (水) 【岡山】岡山市民会館
12月 12日 (金) 【広島】上野学園ホール
12月 15日 (月) 【福岡】博多座
12月 16日 (火) 【福岡】博多座
12月 19日 (金) 【東京】文京シビックホール
12月 20日 (土) 【東京】文京シビックホール
12月 21日 (日) 【東京】文京シビックホール
12月 22日 (月) 【東京】文京シビックホール
12月 23日 (火・祝)【東京】文京シビックホール
12月 25日 (木) 【新潟】新潟県民会館


曲作りで大切にしていること/住吉佑太


今日は、埼玉県さいたま市でのOFFです。休みの日は皆、それぞれがそれぞれの生活を送っています。僕はといえば、朝方少し走って、今はコインランドリーで乾燥機を眺めています。こうしてボーっとする時間も、どうしてもバタバタしてしまうツアーの中では、意外にも貴重な時間だったりします。こういう時間に、新しい曲のアイディアが生まれたりするのは珍しくありません。

ということで、僕が曲を作る上で一番大切にしていることを、今日は少しお話します。

僕が作曲するとき、一番大事にしていることは、聴いている人、観ている人に、ここでゾクッとしてもらいたい!という瞬間を、必ず意識して作ることです。「ゾクッとする」という表現が、一番的確かどうかは分かりませんが、なんとなく感じを汲み取って頂ければと思います。(笑)

このゾクッとするという感覚、人それぞれ、好みや文化の違いはあれど全人類、共通の感覚だと思うんです。

Photo: Takashi Okamoto

世界中、ここには書ききれないほどの音楽が点在する中で、いい音楽というのは、必ずどこかでゾクッとする瞬間があります。そこには様々な要因があると思います。その楽器の特性、その瞬間までの展開、フレージングなどなど。もしくは、その演奏者個人のもつ魅力も関係してくるかと思います。

その音楽的な要因や、その背景にある文化を勉強することも、曲を作る上で、とても大切だと思っています。そして、自分自身の持つ感性を通して、新しい曲として再創造する。

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ワールドミュージックへの憧れみたいなのがあって、どうしても日本の音楽や、そのカッコよさは見落としがちだと言われます。かと言って、「日本はこうだから」と固執していては、いつまで経っても新しいものはできないとも思います。

僕としては、小さいときから続けてきた太鼓が、今の自分にとって何かを表現するのに一番適している楽器だと思っています。

だから、太鼓の曲を書く。

これがもし、幼い頃、手に取ったのがギターだったら、ピアノだったら、何か他の楽器だったら、きっとその楽器で何かを表現していると思うんです。

Photo: Takashi Okamoto

「太鼓ってこうなんです!こうじゃなきゃダメなんです!」という考えではなくて、「自分ってこうなんです!こういう世界観です!今、感じているものを伝えたいんです!」ということを、太鼓で表現したい。
だから常に新しい曲のことを考えていたい。今しか書けないものもたくさんあると思うんです。

でもせっかくなら、日本にしかない伝統、文化、音楽、フレージング、そしてそのカッコよさを取り入れたりしながら、自分たちのアイデンティティーとして、曲を書き続けていきたいと思っています。そして、TAIKOがワールドミュージックと肩を並べて、全人類にゾクッとする瞬間が共有されて、世界の音楽、地球の音楽になるまで、これからもたくさんの音楽を発信していきたいと思います。

Photo: Takashi Okamoto

構想が大きすぎて、「いつも自分って何がしたいんだっけ?」ってなります(笑)。でもまず目の前のことから。少しずつ少しずつ、いろんなことを学びながら、日々創作活動に励みます。

今、国内ツアーをまわっている「神秘」。この中にも僕の書いた曲が4曲ほどございます! ぜひ劇場で、ゾクッとする瞬間を感じて頂ければと思います。

(写真:岡本隆史)

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ツアー中の移動日/松田菜瑠美


Photo: Narumi MatsudaPhoto: Narumi Matsuda

公演地から次の公演地へと数百キロメートル移動する「移動日」。一日に何度も各地のサービスエリアや道の駅で休憩をとります。コーヒーを買ったり、体を伸ばしたり、思い思いの時間を過ごします。

ある日、バスの中でもひたすらバチを振っていた準メンバーの俊一郎に、武志・勝の先輩2人がアドバイスをしていました。ちょっと一息つきながらコミュニケーションが出来るのは移動日の良さだと思います。

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備えあれば憂いなし/花岡哲海


本日は、茨城県はひたちなかでの「神秘」公演です。ちょうど2年前の「伝説」秋ツアーで訪れ、今回もまた公演できるのが嬉しいです。

Photo: Tetsumi Hanaoka

さて、鼓童ではボルト式ではなくロープの締太鼓を使っています。ロープの特徴は、非常に伸びやかでまろやかで、かつ張りのある音の締太鼓に仕上がります!しかしながら公演の度に締め上げを行うため、回数を重ねるとプッツリ切れてしまうので、ロープは消耗品なのです。

Photo: Tetsumi HanaokaPhoto: Tetsumi Hanaoka

そこで、いつ切れてしまっても大丈夫なように、日頃から予備のロープを準備します!麻のロープは硬いので引っ張ったり、まとめて叩いたり…。これを毎日行って、丁度良い柔らかさに仕上げていきます。こうすれば、いざロープが切れてしまっても、すぐに良い状態のロープと交換ができるわけです。

Photo: Masayuki Sakamoto

まさに、備えあれば憂いなし。

常に最良、常に最高のコンディションで演奏ができるよう、今日も頑張ります!

Photo: Takashi Okamoto

10月5日(日)茨城県ひたちなか市 ひたちなか市文化会館大ホール

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まもなく「神秘」いわき公演/小松崎正吾


Photo: Taro NishitaPhoto: Taro Nishita

福島放送「ふくしまスーパーJチャンネル」に出演/DATE FM(エフエム仙台)「Crescendo」生出演の様子

先日、「神秘」いわき10/4公演仙台10/7公演のプロモーションにいってきました。DATE FM(エフエム仙台)「Crescendo」、福島放送「ふくしまスーパーJチャンネル」、ふくしまFM「いわきアリオス アートジュークボックス」の3番組に、私と佑太と晃佑で出演しました。

福島県のいわき市は私のふるさとです。
今回初めての地元公演ということで、いわきの皆さんに鼓童をより身近に感じていただけるようにと思いを込めて
当日は精一杯がんばりますので、一人でも多くのお客様に足を運んで頂けたらと思います。

ふくしまFMの放送は10月3日18:05ごろ〜放送です。

Photo: Taro Nishita

ふくしまFM「いわきアリオス アートジュークボックス」

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「鼓童ワン・アース・ツアー〜神秘」苫小牧公演/松田菜瑠美


Photo: Takashi OkamotoPhoto: Takashi Okamoto

9月20日は北海道苫小牧市での公演。ほとんどの席が「自由席」でした。ということは、開場時間前にお客様が良い席を求めて早くから並ぶのです。お客様が、舞台を楽しみにワクワクされている様子を見ることができるという、私にとって自由席はそんな嬉しい時間があります。
Photo: Narumi Matsuda
会館をぐるっと囲むように列が出来ていました。どんなに慌ただしくても、一度は外にこの様子を見に行きます。

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「鼓童ワン・アース・ツアー〜神秘」札幌公演/松田菜瑠美


Photo: Narumi MatsudaPhoto: Narumi Matsuda

9月19日、有名な札幌市時計台やさっぽろテレビ塔が間近に見える、札幌市民ホールでの公演でした。鼓童としても、自分自身も3年ぶりの北海道。当時は、OETのツアーマネージャーの仕事に慣れず、ホールの外に出かける余裕も無く、一日が過ぎていました。今回はたくさんの後輩がいる中でのツアーです。準メンバーの俊一郎は初めてのワン・アース・ツアー。

Photo: Narumi Matsuda
たくさんのお客様に迎えていただきました。「神秘」の秋公演が元気に始まりました。

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鼓童ワン・アース・ツアー〜永遠/メンバーインタビュー


Photo: Takashi Okamoto

鼓童ワン・アース・ツアー〜永遠

芸術監督坂東玉三郎氏演出の第三弾「永遠」(えいえん)。11月の佐渡を皮切りに、師走の各地にうかがいます。まだまだ製作過程ですが、演奏者の石塚充、前田剛史に話を聞きました。

話●前田剛史、石塚充
写真●岡本隆史
月刊「鼓童」2014年7月号 Vol. 337より

Photo: Takashi Okamoto

永遠というテーマについて私なりに思いを巡らせていたある日、ふと「自然の営み」というものに行き着いたのです。
「自然の営み」を羅列することで「永遠」を表現していこうかと。
厳密に言えば「永遠」というものは無いのかも知れませんが、それに繋がるきっかけとして
 夜明け 光 雨 風 雲 浪 星々 夕暮れ 星空
その中の「人間」というものが思い浮かび上がってきました。

坂東玉三郎


石塚充

芸術監督演出作品 第三作目の始まり

今回の作品作りは、何の台本もなく「じゃあ、どうする」というところから始まったので新鮮、恐怖、すごいドキドキです。僕達が、玉三郎さんと10年以上のお付き合いがあり、芸術監督になっていただいて3年、3作目にして、遂に全くの「無」からつくるという創作段階に来たという感じです。鼓童としても新しい領域に入ったと思いますし、太鼓のコンサートとしても今までにないものになると思います。

Photo: Takashi OkamotoPhoto: Takashi Okamoto

様々な種類の楽器

鼓童はもともと「太鼓を聴かせるコンサートをする」グループ。それが玉三郎さんと作った第1作目の「伝説」と2作目の「神秘」は太鼓や芸能を元に、より視覚的な要素を加えて見せるコンサートを創ったと思います。
3作目の「永遠」は、コンサートやショーというよりも、シンプルに人間を見せたい、人間が見えると感じています。それなので、曲もがっつりと太鼓に向かうパートは必要最小限で、自分の気持ちを表せるような小さ目の楽器を多く選んだような感じです。それらの楽器で会話のようなシーンや寝ているシーンもあるし、雨が降っているシーンも表現する。
「永遠」と聞いた時は、とてもスケールの大きなテーマだと思いましたが、ある意味で、今までで一番等身大で人間臭い舞台になると思っています。
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前田剛史

Photo: Takashi Okamoto

「永遠」というテーマと新曲

初めに「自然」をモチーフにすることが思い浮かびました。「永遠」というものは解らないけれど、自然の営みのように連なっていく感じ。あとは「時間」。音楽で言うと、ループしてトランスする音楽や民俗音楽がそうで、今回の新曲は、そういうリズムを繰り返すものがあります。自分が作った「夜霧」という曲は、太鼓やボナン(インドネシアの打楽器)、リンがひたすら音を刻んでいて、曲が終わってもずっと繋がっていくような、音としては終わっても、音楽の空間としては永遠と繋がっているような思いを込めてみました。

自分以外のメンバーの曲もメロディーものが多かったのは、皆、自然や情景を表現しようとしていたように思います。リズムをループするだけではなく、もっと壮大なイメージを持っているからでしょうね。自分には「永遠」という言葉にはとても大きいスケールのイメージがあって、具体的なことがどう結びついていくのか消化できていないところがあります。「永遠」って何か?と考えだすと本当に難しい。

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鼓童ワン・アース・ツアー2014〜永遠

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11月 20日 (木) 【新潟】アミューズメント佐渡
11月 30日 (日) 【新潟】シティホールプラザ「アオーレ長岡」※
※中越大震災10年復興祈念・東日本大震災復興祈願祭 ハートビート・プロジェクト特別公演
12月 2日 (火) 【神奈川】ミューザ川崎シンフォニーホール
12月 4日 (木) 【愛知】愛知県芸術劇場コンサートホール
12月 6日 (土) 【大阪】NHK大阪ホール
12月 7日 (日) 【大阪】NHK大阪ホール
12月 10日 (水) 【岡山】岡山市民会館
12月 12日 (金) 【広島】上野学園ホール
12月 15日 (月) 【福岡】博多座
12月 16日 (火) 【福岡】博多座
12月 19日 (金) 【東京】文京シビックホール
12月 20日 (土) 【東京】文京シビックホール
12月 21日 (日) 【東京】文京シビックホール
12月 22日 (月) 【東京】文京シビックホール
12月 23日 (火・祝)【東京】文京シビックホール
12月 25日 (木) 【新潟】新潟県民会館


「神秘」秋ツアー出発/地代純


Photo: Erika Ueda

スーツケースをバスに積み込み、秋の夜空と太鼓の音に見送られて「鼓童ワン・アース・ツアー〜神秘」秋ツアー班、遂に出発します。

Photo: Erika Ueda

昨年の12月から全国を旅してきて、様々な修正や改善が行われてきました「神秘」。日本国内での舞台はこのツアーで最後となります。この旅では一体どんな出会いが待っているのでしょうか。わくわくしますね。
まずは北海道!美味しいもの食べるぞー。

Photo: Erika Ueda

それでは、劇場でお会いしましょう!

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