鼓童創立35周年を記念し、記念ツアーとして、芸術監督・坂東玉三郎演出作のうち5作品(新作を含む)を国内・海外で上演します。 また2016年8月には東京・サントリーホールで3日間の特別コンサートを行ないます。
2016年の8月に鼓童結成35周年の公演をサントリーホールで開催することになりました。また2015年の11月から2017年の6月にかけて、私が演出しました5つの作品を国内と海外で上演することとなりました。
私は2000年から今日まで足掛け16年間佐渡に通いながら演出などをさせて頂き、2012年からは芸術監督を務め、この度の35周年の公演を迎えるわけでございます。鼓童とは、25周年の時に「アマテラス」でご一緒しましたが、今回も35周年の公演を一緒に迎えられるとは思いもよらないことでした。
私が今まで行った鼓童の舞台創りへの思いは、楽しく、明るく、心地よく、そして深い魂と表現を持っていることが大事であるということでした。
創作した芸能を舞台で華やかに紹介するグループは沢山ありますが、鼓童は、日本はもとより、ヨーロッパやアメリカなどで定期的に公演を開催出来る場所を多く持っている幸せなグループです。これからも鼓童が日本と向かい、世界と向かい、お客様の心を楽しませ、慰める音楽的芸術グループとして更に素晴らしい活動をしてくれることを望むのです。そして未来に向かい、次の世代に継承と発展が繰り返され、50周年を迎え、そして100年の単位で鼓童の活動が続いて行くことを願っております。
坂東玉三郎
鼓童の踏み出す次の一歩を、若きメンバー達が軌跡を辿り、切り開きます。
三夜連続、真夏の夜の夢のようなひとときです。
期間中の関連イベントも計画中です。
8月20日(土)の「第三夜 ~飛翔~」は完売いたしました。
サントリーホール開場30周年記念事業
協賛:サントリービール株式会社、オンキョー&パイオニアイノベーションズ株式会社、株式会社POLA
演出:坂東玉三郎
出演:鼓童、ゲスト:BLUE TOKYO、DAZZLE
第一部は、坂東玉三郎作曲の楽曲による鼓童の演奏会、第二部は、坂東玉三郎構成による、男子新体操とストリートダンスをそれぞれルーツに持つダンスグループとのコラボレーションです。
チケットは完売いたしました。
猿谷紀郎 Toshiro Saruya
慶応義塾大学法学部法律学科卒業後、ニューヨークのジュリアード音楽院作曲科に留学、同大学院を名誉奨学生として卒業(修士号)。パーシケッティ、ヘンツェ、ナッセンの各氏に師事。
これまでに、クーセヴィツキ音楽財団・フェローシップ賞、ミュンヘン・ビエンナーレ・BMWミュージックシアター賞などを受賞。1992年武満徹監修サントリーホール国際作曲委嘱シリーズにおいて初演された《Fiber of the Breath(息の綾)》(ナッセン指揮/NHK交響楽団)が音楽界の大きな話題となり、一躍その名を知られることとなった。芥川作曲賞、出光音楽賞、尾高賞、佐治敬三賞など受賞。2014年には、第62回伊勢神宮式年遷宮の奉祝曲《交響詩「浄闇の祈り2673」》が3度目となる第62回尾髙賞を受賞。他に芸術祭大賞、優秀賞など受賞多数。薬師寺の最勝会の復活音楽会の為の作品を始め、伶楽舎の為の雅楽の作品等,西洋のみならず,東洋の音楽作品も多く手がけている。2009年よりNHK・FM「現代の音楽」のパーソナリティーを務めた。大阪教育大学准教授。
公式サイト http://www.tokyo-concerts.co.jp/
伊左治 直 Sunao Isaji
1968年生まれ。日本音楽コンクール第1位、日本現代音楽協会作曲新人賞、芥川作曲賞、出光音楽賞を受賞。現代音楽系の作曲、パフォーマンスや即興演奏から、ブラジル音楽や昭和歌謡曲などのライブまで、様々な活動を展開している。また、ラテン系サッカーや映画、日本史、時代劇、民俗学の愛好家でもあり、それらの興味は作曲へ強く影響を与えている。
2005年と2012年にはサントリー芸術財団による個展を開催。作品集CDに《熱風サウダージ劇場》(FOCD2565)がある他、近年の伝統楽器への活動として、2013年に雅楽作品《紫御殿物語》(伶楽舎委嘱)、2014年に声明・謡・民謡・ポップスの共演による《ユメノ湯巡リ声ノ道行》(東京文化発信プロジェクト委嘱)などがある。
公式サイト http://www.tokyo-concerts.co.jp/
下野竜也 Tatsuya Shimono
1969年鹿児島生まれ。2000年東京国際音楽コンクール<指揮>優勝と齋藤秀雄賞受賞、2001年ブザンソン国際指揮者コンクールの優勝で一躍脚光を浴びる。国内の主要オーケストラに定期的に招かれる一方、ローマ・サンタ・チェチーリア管、チェコフィルハーモニー管、シュツットガルト放送響、南西ドイツフィルコンスタンツ、アメリカのシリコンバレー交響楽団など海外のオーケストラにも次々と客演を重ねている。
2006年に読売日本交響楽団の初代正指揮者に迎えられ2013年4月からは首席客演指揮者。
2014年4月には京都市交響楽団常任客演指揮者に就任。
吹奏楽の演奏にも定評があり、2011年から、広島ウインドオーケストラ音楽監督。
上野学園大学音楽学部教授として、後進の指導にも情熱を注いでいる。
公式サイト http://www.amati-tokyo.com/
新日本フィルハーモニー交響楽団
New Japan Philharmonic
1972年指揮者・小澤征爾のもと楽員による自主運営のオーケストラとして創立。墨田区のすみだトリフォニーホールを本拠地とし定期演奏会の他、地域に根ざした演奏活動も特徴的。2010-2011シーズンよりダニエル・ハーディングが“Music Partner of NJP”を務めている。その他久石譲とは04年から“新日本フィル・ワールド・ドリーム・オーケストラ”を立ち上げ、幅広い人気を集めているほか、映画『千と千尋の神隠し』『ハウルの動く城』『崖の上のポニョ』等では管弦楽を担当。
2016年9月より上岡敏之が音楽監督に就任する。
公式サイト http://www.njp.or.jp/
DAZZLE
「すべてのカテゴリーに属し、属さない曖昧な眩さ」をスローガンに掲げ、独創性に富んだ作品を生み出し続けるダンスカンパニー。ダンスでありながら、映像によるテキストやナレーションを用いた物語性の強い作品を上演。映画・コミック・ゲームなどのジャパニーズカルチャーの要素を積極的に取り込んでいる。Legend Tokyo(2012)優勝、Theatri’KAl(2012)優勝。第3回公演「花ト囮」(2009年初演)ではダンス公演でありながら、演劇祭グリーンフェスタでグランプリ・若手演出家コンクール優秀賞を受賞。海外公演も積極的に行い、SAMJOKOアジア演劇祭(2010 韓国)、世界三大演劇祭の一つであるシビウ国際演劇祭(2011 ルーマニア)、中東最大の演劇祭であるファジル国際演劇祭(2012 イラン)で「花ト囮」を上演。観客総立ちの熱狂を巻き起こし、ファジル国際演劇祭では審査員特別賞・舞台美術賞の二冠獲得。現在は2016年に迎えるDAZZLE20周年に向け様々な企画を計画中。2015年11月7日には第8回公演「二重ノ裁ク者」DVD発売記念上映会(東京)が開催決定。
公式サイト http://www.dazzle-net.jp/
BLUE TOKYO
Dance ×男子新体操のプロ集団。“新体操のプロとして通用する人材を作りたい” 「青森から全国、そして世界へ」の志と、アスリートとしての魂を育んだ青森県の「青」を胸に、世界発信への目的達成のため「東京」に活動拠点を移す。
研ぎ澄まされた肉体と高い芸術性を兼ね備えた唯一無二の新たな表現と空間を贅沢に彩るパフォーマンスは一見の価値がある。
2006全国高校総体2010団体優勝、全国高校総体個人総合優勝。2010年全日本学生選手権大会個人総合優勝の大舌恭平がリーダーを務める。また、 青森山田高校出身で、現役時代には主将として全国高校選抜/インターハイ/国体の全国大会3冠を達成している荒川栄が発起人である。
所属メンバーは11名。個人、グループとして多方面で活躍している。 現在、2011年Cirque du Soleil 「MICHAEL JACKSON THE IMMORTAL WORLD TOUR」を経て高橋雄太がCirque du Soleil「VREKAI」出演中。
柴田翔平が2012年「Michael Jackson ONE by Cirque du Soleil」出演中。
公式サイト http://www.bluetokyo.jp/
鼓童創立35周年記念コンサートは以下の企業のご協賛をいただいています。
坂東玉三郎演出の5作品(「神秘」「打男」「混沌(新作)」「「螺旋(新作)」「幽玄(新作)」)を国内・海外で上演します。