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【残り18日 ! 】鼓童の「思い」を、全国の図書館を通じて届けたい/上之山博文


【残り18日 !】
鼓童の「思い」を、全国の図書館を通じて届けたい

鼓童結成30周年を記念して発行した書籍「いのちもやして、たたけよ。」を全国の図書館に寄贈するプロジェクトにご支援お願い致します ! READYFOR(レディフォー)というクラウドファンデイング・サイトを通じたご支援を、5月14日まで募集中です。
https://readyfor.jp/projects/inochi_moyashite_tatakeyo

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■「いのちもやして、たたけよ。」52ページ(第一章 原点)より抜粋
1972年10月、藤本吉利(21歳)が入座した。資金集めに歩いていた田(※鬼太鼓座創設者)が、大阪のホテルプラザ社長の鈴木氏から、同ホテルの日本料理の板場で働きながら同僚に太鼓を教えていた藤本を紹介され、即スカウトしたのだった。幼い頃から地元の京都府和知町(現・京丹波町)で祭りの太鼓を叩いていた藤本の加入は、座員を大いに喜ばせた。

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■「いのちもやして、たたけよ。」167〜168ページ(第五章 回帰)より抜粋
藤本吉利「大太鼓を打つ時、自分が太鼓の神様への捧げ物みたいに思えてくるんです」
観客は耳で音を聞き、目で背中を見るだけではなく、心の中で大太鼓打ちの生き様を見る。日本文化を知らない世界各国の人々にまで受け入れられるのは、太鼓が肉体を通して感情に訴えられる「世界共通語」のような表現手段だからなのだろう。
鼓童にとって大太鼓は、人と人をつなぐ力を最大限にまで高めた一つの到達点だ。

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2010年に鼓童で初めて還暦を迎えた藤本の、大太鼓の魅力を語る表情は、童のように晴れやかだ。

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■「いのちもやして、たたけよ。」プロジェクト達成状況(4月26日現在)

257,000円(目標金額 500,000円)[達成率 51%]
プロジェクト終了まで、あと18日。皆様のご支援、お願い致します !

この『いのちもやして、たたけよ。』を全国の図書館に寄贈する活動を、ご支援いただけないでしょうか。全国各地の50の図書館に寄贈したいと目標を立てました。送料や宣伝費、書籍原価を含めた費用として50万円が必要です。

鬼太鼓座や鼓童が、日本や世界、そして地域という私たちの住む社会を、よりよいものへ変えていきたいという思いから生まれ、歩んできたことを伝えるメッセージでもあります。太鼓に関わらない方でも、より良い社会を願う多くの人に届けたい1冊です。

鼓童の演奏が皆様の心に響き、記憶に残ってくれることを祈りますが、舞台表現はその場に留めておくことができません。「書籍」という形で鼓童が皆様の地域にとどまり、公演をご覧になった方も、そうでない方にも多様な鼓童の魅力をお伝えできればと思います。

全国の図書館に本書を寄贈することで、公演会場でお会いする以上に大勢の方と出会い、より多くの皆様と共感できることを強く願っています。

「いのちもやして、たたけよ。」プロジェクト
http://www.kodo.or.jp/news/20150316readyfor_ja.html


地域づくりコース実習生感謝報告会&新年会/上之山博文


地域づくりコース実習生感謝報告会&新年会

「お世話になっている地域の皆さまへ、本当にありがとうございます。そしてこれからも、どうぞよろしくお願いします」

先週1月24日(土)、地域づくりコース実習生2名が地元小木でお世話になっている方々から深浦学舎へお集りいただき、2014年4月からの活動報告、そしてこれからの2名のありのままの想いをお伝えさせていただく会を開催しました。

Photo: Hirofumi Uenoyama

「小木」「元小木」「琴浦」「宿根木」「深浦」「沢崎」…。今回、実習生が顔の見える範囲でお呼びかけし、お越し頂いた皆さま。私たち鼓童文化財団スタッフも本当にいつもお世話になっている錚々たる皆さま。

Photo: Hirofumi Uenoyama

今回、企画、地産地消の料理のおもてなし、そして発表の準備と奮闘した実習生。発表のスライドショーは前日まで修正とリハーサルを重ね、当日開始5分前に出来上がるという綱渡りな状態でした。

2人ともやはり最初は緊張のおもむきでしたが、各集落の方々との実習思い出エピソードを写真とともに映し出すと、集落のみなさまとの掛け合いも始まり、報告の予定をオーバーするほど「感謝の想い」と「これからの想い」を2人それぞれ等身大でお伝えできた様子でした。

そして、深浦の菊地繁治さんの乾杯の挨拶とともに新年会スタート ! 2人とも各テーブルで、お礼、そしてこれからもお世話になります、というご挨拶を笑顔とともにお迎えできたことが本当に嬉しそう。まずはお疲れさまでした。


Photo: Hirofumi Uenoyama

さて、このように地域の皆さまからの温かな叱咤激励、ご指導を受けながら、これからさらに一段階ステップをあげ、突き進もうとしている2人。「地域づくり」という難題に悩みながらも、持ち前の笑顔で進んでいってくれると信じています。その2人を精一杯サポートしていきたいと思います。

今回、お越しいただいた地域の皆さま、本当にありがとうございました。そして、これからも地域づくりコース実習生ともども、皆さま、どうぞよろしくお願い致します !

追伸:鼓童文化財団facebookにて、「地域づくりコース実習レポート」随時配信中。こちらもどうぞご注目ください。
https://www.facebook.com/KodoCulturalFoundation?fref=ts


「鼓童佐渡特別公演2014-秋-」会場までの路線バス情報/上之山博文


小木港から宿根木まで路線バスでの行き来が可能です !
公演期間中、土日、通常ダイヤには無い【16:38宿根木発、16:51小木港着】の路線バスも特別に出していただくことになっています。

ぜひ路線バスでごゆっくりご鑑賞と佐渡島の旅をお楽しみください。

「鼓童佐渡特別公演2014-秋-」 に合わせた路線バスのご案内

[行き:小木港から宿根木へ]

(1)11:00公演ご鑑賞の場合(開場10:30)
[宿根木線] 9:55 小木港発→10:08 宿根木着
(2)15:00公演ご鑑賞の場合(開場14:30)
[宿根木線]12:25 小木港発→12:40 宿根木着

[帰り:宿根木から小木港へ]

(1)11:00公演ご鑑賞の場合(終演12:00頃)
[宿根木線]13:40 宿根木発→13:52 小木港着
(2)15:00公演ご鑑賞の場合(終演16:00頃)
[宿根木線]16:38 宿根木発→16:51 小木港着

[15:00公演ご鑑賞後、小木港経由、両津・相川までの路線バスダイヤ]

(1)小木港から両津港まで

[小木線]17:11 小木港発→18:10 佐和田バスステーション着 (乗り換え)
[本線]18:33 佐和田バスステーション発→ 19:12 両津港着
※両津港19:30発→新潟港22:00着のフェリーに乗船可能

(2)小木港から相川まで

[小木線]17:11 小木港発→18:10 佐和田バスステーション着 (乗り換え)
[本線]18:24 佐和田バスステーション発→18:44 相川着

Photo: Erika Ueda

それでは、佐渡・宿根木公会堂でお待ちしております!

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9月12日開催!「未来の学校」発表会/上之山博文


9月12日開催!
コーネル大学と鼓童文化財団による新しい企業研修「未来の学校」発表会
@東京・青山

「未来の学校」発表会チラシ

鼓童文化財団では、アメリカ・コーネル大学経営大学院 Center for Sustainable Global Enterprise(コーネル大学SGEセンター)、ifs未来研究所(※)と共に、「次世代リーダー育成」のための新たな体験型研修「未来の学校」プログラムを開発し、2015年より佐渡島で実施する計画をしています。

(※)ifs未来研究所…伊藤忠ファッションシステム。企業向けブランディングサポート、
近未来を見据えたライフスタイルの研究活動・情報発信・イベント開催等を行う機関

つきましては、東京・青山にある「ifs未来研究所 未来研サロン」にて、「未来の学校」のコンセプトをご紹介し、鼓童文化財団講師による太鼓を使ったワークショップなど「未来の学校」の一部を体験いただく発表会を行なうこととなりました。

下記日時は一般の皆様もお越しいただけますので、参加ご希望の場合、お手数ですが、9月10日(水)までにご連絡お願い致します。

コーネル大学と鼓童文化財団による新しい企業研修「未来の学校」発表会

■日時:2014年9月12日(金)14時〜16時
■会場:東京・青山「ifs未来研究所 未来研サロン WORK WORK SHOP」(東京都港区北青山2-3-1 CIプラザ2F
■最寄駅:東京メトロ銀座線「外苑前」駅4a出口より徒歩2分
■内容:「未来の学校」コンセプト紹介、「未来の学校」応援団からのメッセージ、太鼓を使ったワークショップ
■お申込:氏名、所属、参加ご人数、ご連絡先(携帯電話)をご記入の上、佐渡太鼓体験交流館(たたこう館)メールアドレス(info@sadotaiken.jp)へお申し込みください。
■お問合せ:佐渡太鼓体験交流館(たたこう館)上之山 Tel. 0259-86-2320

深浦学舎より/上之山博文


深浦学舎/地域づくりコース試行第一期

Photo: Satoko Maeda

佐渡の自然や文化の中で学んだ経験を、地域振興のために活かせる人材を育成する「地域づくり」コースの開設に向けた一歩を4月より踏み出しました。試行第一期実習生として、中村美沙希(長野県木曽郡出身)、赤澤京(新潟県新潟市出身)の2名を迎え、旧深浦小学校の改修を経て生まれ変わった「深浦学舎」を拠点に、「農漁業」「祭・芸能」「町並み保全・文化」などを中心として地域の方々に学び始めています。


Photo: Satoko MaedaPhoto: Satoko Maeda
Photo: Satoko MaedaPhoto: Satoko Maeda

また、4月20日に開催した「深浦学舎お披露目会」では、小学校にあった思い出の品やアルバムなどを実習生自ら探し出し、それらを活かした展示企画の立案、チラシの作成、当日の運営などイベントを通した企画運営を実践。お越しいただいた地域の方々の学校を懐かしむ笑顔や昔話に、地域にとって学校がどういう役割を果たしていたかを肌身で感じることができた貴重な機会だったと思います。

Photo: Hirofumi UenoyamaPhoto: Hirofumi Uenoyama

5月4日、鼓童佐渡特別公演の特別企画として行った「昔ながらの田植え体験」では今では行われなくなった「折衷苗代」という水稲栽培方法を、専業農家の青木健一郎さんのご協力のもと復元。宿根木独特の後ろ向きで植えていく手植えの体験企画を行いました。実習生も菅笠にもんぺ姿という昔ながらの格好にて、参加者の方々とともに汗を流しました。

Photo: Satoko MaedaPhoto: Satoko Maeda

これから1年、実習生2人とともに実践を通し地域の疲弊や課題に向き合い、「地域づくりとは何か」を試行錯誤を繰り返し、見出していきたいと思います。

鼓童文化財団のFacebookにて実習生のレポートが随時発信されていますので、こちらもご注目ください。

鼓童文化財団Facebook https://www.facebook.com/KodoCulturalFoundation?fref=ts

「地域づくり」コースについて
鼓童文化財団では、これまで研修所運営で培ってきた経験を活かし、2014年度より、鼓童の舞台メンバーを目指すコースとは別に、佐渡の自然や文化の中で学んだ経験を、全国各地の地域振興のために活かせる人材を育成する「地域づくり」コースの開設に向けた一歩を踏み出しました。
「地域づくりを担う人材を育てるためには、どのような研修プログラムが必要か」、更には「地域づくりとは何か」「地域づくりの人材はどのように自立できるか」という根本となる課題に対して、実践を通して向き合っていくことから始めたいと考えています。

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