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Tag ‘インドネシア’

タクス/小松崎正吾


気付けばもう12月。佐渡には猛烈な寒波がやって来ております。灼熱のバリからのこの佐渡の気候は、少々身体がビックリしてる気がしていましたので、これだけのギャップならばいっそ、1番厳しい環境に行ってしまえと、霙降る研修所での稽古に参加させて頂いています。

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2年間ながらも土地に根付きながら、目標に向かって毎日精一杯生きている彼らに自分達の伝えられる事を精一杯伝えながらも彼らからたくさんの事を学ばせてもらっています。

上手くやろう。綺麗に見せよう。許容範囲でやろう。
という様な事は二の次にして、隙間風吹く稽古場で裸足になり、真っ直ぐな目と心でぶつかっている彼らの音は本当に素敵で、そこに生きている彼らにしか出せない音となっておりました。

鼓童の根っこと自分の原点であるこの場所にこのタイミングで再会できた事に感謝です…

バリで【タクス】という言葉を教わりました。沢山の村其々に神様がいて、その村の人々にしか出せない味はその村人に神様が降りてくるから出てくる。
それをタクスと呼ぶと…

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この研修所を経て佐渡から日本、世界各地へ運ぶのは、美しく整えられた舞台の奥から香る佐渡の風土、日本の風土で生きる人間味であると、強く感じる毎日です。

研修生2年生は間も無く準団員へ…1年生は2年次へ勝負の時が迫っています。

これから先の諸々に確実に力になってくれるであろうこの期間に、佐渡からタクスがやって来ます様に…

そして今ツアー中の皆にもきっと‼︎

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新しい風/小松崎正吾


鼓童、スアール・アグンとの共演 in バリ島

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1週間で全てを感じるなんて事はもちろん無理…だけどこれだけ濃厚な1週間は今まであったろうか、と日本行きの飛行機を待ちながら考えています。

Photo: Kosuke UrushikuboPhoto: Kosuke Urushikubo

何もかもが桁違いのエネルギーに満ちた生活の中で生きるバリの人、宗教、文化、芸能、音楽、食べ物…神さまとは一体何なのかははっきりとは分かりません。しかし、確実にそれは人々の心の中に宿っているという事が、バリの人々や生活から滲み出てこちらに伝わってきます。宗教の事も事細かに理解している訳ではありませんが、すぅっとバリの風に身を任せて手を合わせて、心穏やかに目を閉じると、佐渡であれ石見であれバリであれ、どんな道を歩いていても、きっと何処かで繋がっているのだなぁと心の奥の方で感じて舞台に向かっておりました。

バリの舞台に佐渡の風を…

なんて思っていたりもしましたが、ヌガラ、デンパサールの舞台で吹いていたのは、佐渡とバリの風が濃ゆく混ざり合って出来た新しい風でありました。

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そんな風をお土産に、バリで起きたすべての事に感謝しながら。バリで公演した交流公演班はツアーへ、私は佐渡へ帰ってしっかりと受けた刺激を染み込ませて参ります。

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バリで大変お世話になりましたスウェントラさんはじめスアールアグンの皆さん、スタッフの皆様に心から感謝申し上げます。ありがとうございました。

Photos: Kosuke Urushikubo

2015年11月22日(日)、24日(火)「地方発!!アジア「伝統芸能」の架け橋プロジェクト」鼓童、スアール・アグンとの共演(インドネシア・バリ島)
http://www.kodo.or.jp/news/20151122bali_ja.html


鼓童、バリへ/小松崎正吾


冬支度をしていた日本からは想像もつかないくらいの暑さのバリですが、無事に最初の公演地ヌガラでの公演を終え、デンパサールへと到着しました。ヌガラではスタッフもお客様も本当に暖かく迎えて下さり、感謝感謝の毎日でした。

Photo: Shogo Komatsuzaki
今まで経験した事のない感覚達が五感を駆け回っていますが、なんだか懐かしかったり、日本と似ている様な風土を感じる事もしばしばあったりと、様式が違えど文化の根源はとても近いものを感じております。

Photo: Shogo Komatsuzaki

舞台の事はまだまだ言葉にするのは大変ですが、今年の夏、EC・城山コンサートを盛り上げてくれたスアール・アグンの皆さんがより暑いグルーヴで包んでくれています…

それに共鳴する様に、そして負けぬ様に、鼓童も佐渡の風を吹かせて参ります。

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2015年11月22日(日)、24日(火)「地方発!!アジア「伝統芸能」の架け橋プロジェクト」鼓童、スアール・アグンとの共演(インドネシア・バリ島)
http://www.kodo.or.jp/news/20151122bali_ja.html


スアール・アグンとの共演 in バリ/岩本涼子


スアール・アグンとの共演 in バリ

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1984年から始まったスアール・アグンと鼓童との交流ですが、今回初めてバリでの共演が実現しました。スアール・アグン本拠地のヌガラ公演では、インドネシア在住日本人がバリ島内外からいらしたり、地域の皆様が家族総出でいらしたりと、600人近いお客様にご来場頂きました。

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第一部はスアール・アグンの演奏で、インドネシア舞踊もありました。踊り手が寺院の階段を踊りながら降りてくる姿は、正にエキゾチック! 一方で滑稽な振りもたくさんあって、様々な表情が楽しめるものでした。

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第二部の鼓童の演奏でも、たくさんの歓声と拍手を頂きました。バリのお客様は、笛のメロディーを一緒に口ずさんだり、笑ったりと、楽しんでいる様子をそのまま表してくださいます。つられて、鼓童メンバーも笑顔いっぱいのステージとなりました。

24日はバリ島州都デンパサールでの公演です。30度越えの暑さに負けず、がんばります!

2015年11月22日(日)、24日(火)「地方発!!アジア「伝統芸能」の架け橋プロジェクト」鼓童、スアール・アグンとの共演(インドネシア・バリ島)
http://www.kodo.or.jp/news/20151122bali_ja.html


鼓童特別編成、バリ島でスアール・アグンと再会!/岩本涼子


鼓童特別編成、バリ島でスアール・アグンと再会!

Photo: Ryoko Iwamoto

22日のヌガラ公演、24日のデンパサール公演に向け、メンバー9名が20日からインドネシア・バリ島にやってまいりました。バリ島西部にあるヌガラは、今年のアース・セレブレーションでも共演したスアール・アグンの皆さんの本拠地です。アース・セレブレーションから3ヶ月開けずの再会に、一同で喜びを分かち合いました。

Photo: Ryoko IwamotoPhoto: Ryoko Iwamoto

バリ公演でもスアール・アグンとの共演部分があり、到着後まずは合同稽古です。

Photo: Ryoko Iwamoto

…とその前に、祈祷師さんが一人一人を回り聖水を使ってお清めしてくれます。なんともバリらしい風景です。

Photo: Ryoko Iwamoto

今回、ヌガラではジャガッナタ寺院の野外劇場を使って公演させて頂きます。開放的且つ神秘的なこの空間で、演奏できることに感謝です。芸能好きなバリの皆さんに、楽しんで頂けますように!

2015年11月22日(日)、24日(火)「地方発!!アジア「伝統芸能」の架け橋プロジェクト」鼓童、スアール・アグンとの共演(インドネシア・バリ島)
http://www.kodo.or.jp/news/20151122bali_ja.html


バリ島訪問/EC総進行 菅野敦司


バリ島訪問

Photo: Atsushi Sugano

18年振りのアース・セレブレーション(EC)での共演と、今後の鼓童のバリ島公演の可能性を探る目的で、レナード衛藤さん、国際交流基金の渡邉きぬさん、鼓童文化財団の島崎信理事長と私の4人で、インドネシア・バリ島を訪問してきました。私とレナードさんにとって約20年振りとなるバリ島訪問でしたが、熱帯の暖かく湿った空気に触れた瞬間、懐かしい感覚が蘇って来て、すぐに馴染んでしまいました。

Photo: Atsushi Sugano

そして、スアール・アグンのリーダー、スウェントラさんとの再会も、時間の経過を忘れさせる程に自然で、思い出話、近況の交換と、今年のECでの共演について打ち解けた雰囲気で話が進みました。

Photo: Atsushi Sugano

翌日には、バリ島西部に彼らの本拠地ヌガラを訪ね、EC最終日に「祝祭」の演出を務める石塚充からの要望も踏まえながら、レナードさんがスアール・アグンとの稽古を進めてくださり、実り多い訪問になりました。

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http://www.kodo.or.jp/ec/


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