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Tag ‘鼓童文化財団地域づくりコース’

地域づくりコース実習生 感謝報告会&いざ出発 !/上之山博文


地域づくりコース実習生
感謝報告会&いざ出発 !

2年間、地域に通い、学び、そして暮らしてきた地域づくりコース実習生2名。

Photo: Hirofumi Uenoyama

1月17日 修了式にて

1月23日(土)、2年間支えてくださった地域の皆さんへの感謝の想いと学んできた成果を発表する「感謝報告会」を開催。小木の皆さまを中心に約30名の皆さまにお集まり頂きました。

1

赤澤京は「地域と学校の繋がりから見えた『今』と『未来』」と題し、2年間暮らし沢山の方々を迎えてきた「深浦学舎」が持つ力、そして「深浦学舎」を核とした地域の未来について発表。これからも佐渡で暮らし、「地域や学校で「経験する」を作る人」を目指していきたいと笑顔で気持ちを届けました。

2

中村美沙希は「暮らしのデザイン」と題し、特に宿根木の方々から聞いた沢山の想いや声をチャンスと捉え、未来の宿根木のお土産屋や宿根木オリジナル商品を核とした「暮らしのデザイン」を提案。生まれ故郷の木曽には戻りますが、「佐渡」と「木曽」、また「東京」なども結んでいく「Oターン」という新たな地域づくりを目指すことになります。

発表の後は、お越し頂いた皆さまと全員での記念撮影。

Photo: Masami Miyazaki

交流会では、2人に対して最後まで温かい眼差しと背中を押してくださる激励の言葉をいただきました。

Photo: Hirofumi Uenoyama

これから2人はそれぞれの道を歩みますが、2年間学んだ「地域づくり」はこれからこそが本当のスタート。これからも皆様の声、そして2人に対してのご声援をどうぞ宜しくお願い申し上げます。

Photo: Hirofumi Uenoyama

いざ、出発 !  変わらぬ笑顔でがんばれ !

Photo: Yasuko Honma

深浦学舎を離れる出発の日。寒さに負けず笑顔で「行ってきます ! 」


柿野浦研修所・深浦学舎 修了式/千田倫子


1月17日柿野浦研修所・深浦学舎 修了式

Photo: Takuro Susaki
柿野浦研修所の「太鼓芸能集団 鼓童」メンバー養成コース 第33期研修生8名と、深浦学舎の「地域づくり」コース 第一期実習生2名が、1年10ヶ月の研修期間を終えるこの日、佐渡太鼓体験交流館にて修了式が行われました。

佐渡の講師の先生方や、財団理事長・副理事長、鼓童のメンバー、スタッフ、1年生の後輩など沢山の人達に見守られ、晴れやかな研修生活の締めくくりとなりました。

Photo: Takuro Susaki

一人ひとりの挨拶では、どの研修生の口からも「何度もやめたいと思ったけれど、仲間に支えられてここまでやってくることができた」との言葉が。自分の実体験からしぼり出て来る言葉は本物で、すべてに対する感謝を語る姿は、かけがえのないものを手に入れた充実感に満ちあふれています。山あり、谷のどん底ありの中を頑張って進んできた彼らの2年間を想像しつつ、聞いていた私達の心も洗われる思いでした。

Photo: Takuro Susaki

一方、女性2人で試行第一期生として、持ち前の明るさと元気で地域に飛び込み、集落の皆さんに可愛がられ、学びを進めてきた実習生。決して楽ではなかったろう二人での共同生活。その中で、身体が資本の多岐にわたる実習をこなし、頑張ってきました。最後に「修了発表」として、2年間の実習を元に、まだまだ先へ続く地域づくりへのそれぞれの夢、方向性をキラキラとした表情で語ってくれました。

Photo: Takuro Susaki Photo: Takuro Susaki

10名の修了生、佐渡の方々は勿論のこと、島外の方からも沢山の応援をいただいてきました。研修を終えたこれからも、皆様のお気持ちは胸に大切にあり続けます。この先、道は分かれますが、その温かい宝物を胸に、彼らがそれぞれの場所で活躍してくれることを信じています。

Photo: Takuro Susaki

 お世話になった皆様、2年間、本当にありがとうございました。

 

鼓童文化財団研修所
http://www.kodo.or.jp/apprentice/index_ja.html

<研修所紹介映像>▶Youtubeで再生 https://youtu.be/9VzM4tu2K7k


地域づくりコース実習生感謝報告会&新年会/上之山博文


地域づくりコース実習生感謝報告会&新年会

「お世話になっている地域の皆さまへ、本当にありがとうございます。そしてこれからも、どうぞよろしくお願いします」

先週1月24日(土)、地域づくりコース実習生2名が地元小木でお世話になっている方々から深浦学舎へお集りいただき、2014年4月からの活動報告、そしてこれからの2名のありのままの想いをお伝えさせていただく会を開催しました。

Photo: Hirofumi Uenoyama

「小木」「元小木」「琴浦」「宿根木」「深浦」「沢崎」…。今回、実習生が顔の見える範囲でお呼びかけし、お越し頂いた皆さま。私たち鼓童文化財団スタッフも本当にいつもお世話になっている錚々たる皆さま。

Photo: Hirofumi Uenoyama

今回、企画、地産地消の料理のおもてなし、そして発表の準備と奮闘した実習生。発表のスライドショーは前日まで修正とリハーサルを重ね、当日開始5分前に出来上がるという綱渡りな状態でした。

2人ともやはり最初は緊張のおもむきでしたが、各集落の方々との実習思い出エピソードを写真とともに映し出すと、集落のみなさまとの掛け合いも始まり、報告の予定をオーバーするほど「感謝の想い」と「これからの想い」を2人それぞれ等身大でお伝えできた様子でした。

そして、深浦の菊地繁治さんの乾杯の挨拶とともに新年会スタート ! 2人とも各テーブルで、お礼、そしてこれからもお世話になります、というご挨拶を笑顔とともにお迎えできたことが本当に嬉しそう。まずはお疲れさまでした。


Photo: Hirofumi Uenoyama

さて、このように地域の皆さまからの温かな叱咤激励、ご指導を受けながら、これからさらに一段階ステップをあげ、突き進もうとしている2人。「地域づくり」という難題に悩みながらも、持ち前の笑顔で進んでいってくれると信じています。その2人を精一杯サポートしていきたいと思います。

今回、お越しいただいた地域の皆さま、本当にありがとうございました。そして、これからも地域づくりコース実習生ともども、皆さま、どうぞよろしくお願い致します !

追伸:鼓童文化財団facebookにて、「地域づくりコース実習レポート」随時配信中。こちらもどうぞご注目ください。
https://www.facebook.com/KodoCulturalFoundation?fref=ts


深浦学舎より/上之山博文


深浦学舎/地域づくりコース試行第一期

Photo: Satoko Maeda

佐渡の自然や文化の中で学んだ経験を、地域振興のために活かせる人材を育成する「地域づくり」コースの開設に向けた一歩を4月より踏み出しました。試行第一期実習生として、中村美沙希(長野県木曽郡出身)、赤澤京(新潟県新潟市出身)の2名を迎え、旧深浦小学校の改修を経て生まれ変わった「深浦学舎」を拠点に、「農漁業」「祭・芸能」「町並み保全・文化」などを中心として地域の方々に学び始めています。


Photo: Satoko MaedaPhoto: Satoko Maeda
Photo: Satoko MaedaPhoto: Satoko Maeda

また、4月20日に開催した「深浦学舎お披露目会」では、小学校にあった思い出の品やアルバムなどを実習生自ら探し出し、それらを活かした展示企画の立案、チラシの作成、当日の運営などイベントを通した企画運営を実践。お越しいただいた地域の方々の学校を懐かしむ笑顔や昔話に、地域にとって学校がどういう役割を果たしていたかを肌身で感じることができた貴重な機会だったと思います。

Photo: Hirofumi UenoyamaPhoto: Hirofumi Uenoyama

5月4日、鼓童佐渡特別公演の特別企画として行った「昔ながらの田植え体験」では今では行われなくなった「折衷苗代」という水稲栽培方法を、専業農家の青木健一郎さんのご協力のもと復元。宿根木独特の後ろ向きで植えていく手植えの体験企画を行いました。実習生も菅笠にもんぺ姿という昔ながらの格好にて、参加者の方々とともに汗を流しました。

Photo: Satoko MaedaPhoto: Satoko Maeda

これから1年、実習生2人とともに実践を通し地域の疲弊や課題に向き合い、「地域づくりとは何か」を試行錯誤を繰り返し、見出していきたいと思います。

鼓童文化財団のFacebookにて実習生のレポートが随時発信されていますので、こちらもご注目ください。

鼓童文化財団Facebook https://www.facebook.com/KodoCulturalFoundation?fref=ts

「地域づくり」コースについて
鼓童文化財団では、これまで研修所運営で培ってきた経験を活かし、2014年度より、鼓童の舞台メンバーを目指すコースとは別に、佐渡の自然や文化の中で学んだ経験を、全国各地の地域振興のために活かせる人材を育成する「地域づくり」コースの開設に向けた一歩を踏み出しました。
「地域づくりを担う人材を育てるためには、どのような研修プログラムが必要か」、更には「地域づくりとは何か」「地域づくりの人材はどのように自立できるか」という根本となる課題に対して、実践を通して向き合っていくことから始めたいと考えています。

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