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【残り6日!】鼓童の「思い」を、全国の図書館を通じて届けたい/上之山博文
【残り6日 !】
鼓童の「思い」を、全国の図書館を通じて届けたい
鼓童結成30周年を記念して発行した書籍「いのちもやして、たたけよ。」を全国の図書館に寄贈するプロジェクトにご支援お願い致します ! READYFOR(レディフォー)というクラウドファンデイング・サイトを通じたご支援を、5月14日まで募集中です。
https://readyfor.jp/projects/inochi_moyashite_tatakeyo
■「いのちもやして、たたけよ。」44〜45ページ(第一章 原点)より抜粋
(前略)しかし、佐渡島民による「おんでこ座」の活動は、なかなか若者が集まらず思うように進まなかった。そこで田(※鬼太鼓座創設者)は、「おんでこ座夏期学校」というイベントの開催を企画し、島外から若者を集めることに方向を転換する。(中略)。
初夏、田はインテリアデザイナーで武蔵野美術大学助教授の島崎信(当時38歳/現・鼓童文化財団理事長)を訪ねた。そして、「日本海大学」と「職人村」設立の趣意書を携え、自身の壮大な構想について熱く語った。島崎は、かつてデンマークで暮らし、北欧各国のクラフト運動や民俗村、職人村の調査研究をしていたことから、特に「職人村構想」に強い興味と関心を抱いた。「土地に根ざして自然や土の恵みを体で受け止めながら、もう一方でクリエイティブな仕事をすることが、戦後の日本にはかけていました。それをしなきゃダメだという想いが、自分の中にもありました」
■「いのちもやして、たたけよ。」60ページ(第一章 原点)より抜粋
その頃(※鬼太鼓座創設者の田が映画づくりに没頭していた頃)、島崎信は、鬼太鼓座の活動を続けていく上で、田の考えを正したことがある。「活動を継続するためには、絶対に拠点が必要だと僕は感じていたので、拠点=村を作るべきだと話した。一番最初に話していた職人村のように、定住することを考えるべきだ、と。(後略)」
■「いのちもやして、たたけよ。」61ページ(第一章 原点)より抜粋
座員たちが田との訣別を最終的に覚悟した時、島崎が両者の仲介に入った。島崎は、佐渡に残ることに決めた座員達が引き続き大小の宿舎に住めるようにするとともに、田の身の振り方を気にかけ、一緒に雲仙、京都方面をまわり長崎に落ち着くまで付き添った。
鬼太鼓座創設に関わった、本間雅彦氏、永六輔氏とともに(2002年)
1988年アース・セレブレーション 城山公園にて
■「いのちもやして、たたけよ。」プロジェクト達成状況(5月8日現在)
401,000円(目標金額 500,000円)[達成率 80%]
プロジェクト終了まで、あと6日。皆様のご支援、お願い致します !
この『いのちもやして、たたけよ。』を全国の図書館に寄贈する活動を、ご支援いただけないでしょうか。全国各地の50の図書館に寄贈したいと目標を立てました。送料や宣伝費、書籍原価を含めた費用として50万円が必要です。
鬼太鼓座や鼓童が、日本や世界、そして地域という私たちの住む社会を、よりよいものへ変えていきたいという思いから生まれ、歩んできたことを伝えるメッセージでもあります。太鼓に関わらない方でも、より良い社会を願う多くの人に届けたい1冊です。
鼓童の演奏が皆様の心に響き、記憶に残ってくれることを祈りますが、舞台表現はその場に留めておくことができません。「書籍」という形で鼓童が皆様の地域にとどまり、公演をご覧になった方も、そうでない方にも多様な鼓童の魅力をお伝えできればと思います。
全国の図書館に本書を寄贈することで、公演会場でお会いする以上に大勢の方と出会い、より多くの皆様と共感できることを強く願っています。
「いのちもやして、たたけよ。」プロジェクト
http://www.kodo.or.jp/news/20150316readyfor_ja.html