【研修生】相川ひなまつりお茶会のお手伝い/千田倫子
3月9日、裏千家淡交会佐渡支部主催の「ひなまつりお茶会」が、相川の佐渡奉行所で開かれました。
今回のお茶会は、佐渡の小・中・高校生の学生の皆さんによるもの。鼓童研修生2年生も、お茶会の実践に関しては全くの初心者でしたが、そのお手伝いに入らせていただきました。
お客様の前でお点前をするのは初めて。口から心臓が飛び出そうな緊張感のもと。
熟練の皆さんによる裏方の仕事ぶり。先生方のお客様に対する気遣い、心遣い。それらをお手本に、言われたことだけでなく、全体を見て自分の働きがでるかどうか。すべて舞台に通じることばかりの貴重な実践の機会をいただいて、本当に本当に勉強になりました。
最後には、まだまだ未熟ながらお点前をするチャンスまでいただきました。結果は…もっともっと上達したい意欲満々で帰ってまいりました!
お道具説明も大役。お客様におもてなしの気持ちをさりげなく伝え、お点前を生かします。
思えば、入所したての一年前の4月。茶道のお稽古で畳の上に存在するだけでも違和感のあった研修生。それからの茶道のお稽古は勿論ですが、佐渡に来ての様々な体験を通してこのくらいまでになりました…ということで、お世話になってきました皆様、どうもありがとうございます。
次なる貴重な実践の機会は、3月16日、金井能楽堂での「佐渡囃子会」。佐渡で能を勉強している方々の発表会に、謡で参加させていただきます。こちらも、仕事とは別ながら能に情熱を傾ける皆さんから、様々なことを教わっています。
本当は、陰影礼賛のような、このような灯りのもとでのお茶席でした。
鼓童文化財団研修所について
http://www.kodo.or.jp/apprentice/index_ja.html