鼓童ブログ Kodo Blog

京都・和知より/藤本容子


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和知の我が家の下方を流れる由良川は、美しい緑の濃い清流です。でも、ダムが出来る前は、もっと段違いに美しかったと藤本吉利は言います。

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この1月下旬からの和知住まい。

吉利は始めから毎日1時間、私もここのところ毎日50分、山を回って川に抜ける道を歩いています。吉利は毎日のように猿達に会っているそうです。私は、まだ会っていません。女子どもを馬鹿にして、悪さをすることもあるというので、あまり会いたくありません。

この写真で走っているのは、猿ではありません。
ときどき、走る途中の道で出会うと、おはようとかやっほーとか、
挨拶をします。


 

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そんな美しい由良川ですが、昨年9月の豪雨の被害が今もそのまま残っているのは、心苦しい限りです。中州の木々に鳥がとまっているように見えるのは、しろいビニールの断片です。木にひっかかている緑は、河川敷に敷かれていた人工芝です。水位は、4メートルを超えて上がってきました。この付近では、大江町、福知山などに比べれば、大した被害とは言えなかったものの、経済や人口の現実に、美しい川の流域を取り戻す動きは、目処が立たないようです。何とかならないものかなあと、思うだけで終わってしまった今回の和知在でした。

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今朝は雪が降って、川に張り出した岸辺に美しい模様を作っていました。
佐渡の海にぞっこんの私ですが、山の辺に見えては隠れ、行く筋も流れる川達の様子はまた、活き活きと変化に富んで心を奪われるものと知りました。


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お母さんの作った大根にかぶりつく吉利。

ではありません。

猿が、家の畑に来て、大根を引き抜いてかじっていったのです。最近毎日のように猿が畑を荒らしにくるのです。家のすぐ真裏の山に、家族で住み着いているみたいで、屋根の上をドカドカ歩いて、畑に行く傍若無人さです。それで、残った大根を全部取り入れて、隣りのネギと蕪の畝にはネットをかぶせて守りました。

この、大根は、かじられた部分を切り取って山に投げて、あとは人間が食べまする。お母さんの作る大根は、みずみずしく甘くて絶品です。お猿さん、もうあげられないけど、悪しからず。

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2月末に佐渡に戻ります。

今年も、忙しい活動の時節がやってまいりました。
各地でお目にかかる皆さま、どうぞよろしくお願いいたします。

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