日本ロレックス PRESENTS
「アマテラス」記者会見

2013年7月より「アマテラス」公演が東京・赤坂ACTシアターを皮切りに、9月福岡・博多座、10月京都・南座で行われます。

アマテラス記者会見の様子

1月28日、東京都内で報道陣を多数集めての記者会見が行われました。

坂東玉三郎さん、鼓童代表の見留知弘、音楽監督を務める吉井盛悟、今回アメノウズメ役で出演される愛音羽麗(あいね・はれい)さんと報道関係者による質疑応答の一部をご紹介します。

Q: 過去のアマテラスの公演を経て、玉三郎さんと鼓童の関係になにか変化はございましたか。

アマテラス記者会見の様子

見留:
2000年より長いお付き合いをさせていただき、昨年芸術監督に就任していただきました。舞台中心のアドバイスから、生活環境や食事のことまで鼓童の全般にわたってご指導いただいております。舞台人とはどういうことかを突き詰めて、色々やっていけるよう環境を整えてくださっていますし、若手に対しても一人一人の特徴を捉えてどこをどうしたらいいのかを教授いただいています。竹がすーっと伸びていく様にどんどん成長していく姿を見られるのは、大変ありがたいことだと思っております。

アマテラス記者会見の様子

吉井:
私は、前回2006年のアマテラスでは、教えていただく側、教えてくださる側という関係で臨んでいたと思うのですが、それから今までの間で、もっと近い関係にさせていただいたなと感じています。単純に心がつながってきて、「あっ、玉三郎さんはこういうことをおっしゃってるんだな」ということがもっと素直に入ってくる様になり、対話していく中で前より少し踏み込んで舞台作りが出来る様になったと思います。

Q: 愛音さんにアメノウズメを演じていただくことになった経緯は。

坂東氏:
実は、植田紳爾さんにご推薦いただいたんです。愛音さんが昨年、退団されたので「一緒にやったら楽しいから」ということを言ってくださって、本当に嬉しかったんです。またひとつ、華というんでしょうか、そういう人がアメノウズメで舞台に加わることが広がりになりますね。 それとやっぱり愛音さんのように学校(宝塚音楽学校)を出て舞台だけの生活を経験している方ですと、話がしやすくてとても安心なんです。

※植田紳爾氏/脚本・演出家、宝塚歌劇団特別顧問、社団法人日本演劇協会会長)

愛音氏:
ありがとうございます。最初は宝塚を出たばかりなので、まだ右も左もわからぬ状態で本当に不安と緊張でいっぱいでしたけれども、玉三郎さんはじめ皆さんが大丈夫だよと、大きな船に乗った様に受け止めてくださっていますので、その流れに身を委ねつつ、そして私が加わるということでまた新たな世界をつくっていけたらと思っております。

Q: 玉三郎さんは、新しく愛音さんがアメノウズメということで、どんな演出を考えていますか。

アマテラス記者会見の様子

坂東氏:
基本的には、アマテラス、スサノオ、ツクヨミの登場・退場は以前と同じものですね。アメノウズメも同じですが、音楽監督の吉井くんに愛音さんの為の曲をつくってもらい、その部分に膨らみが出たことが大きいと思います。また、衣装も愛音さんに合ったものをつくりたいと思っております。

Q: 愛音さんは先日、佐渡の鼓童村を訪れたということですが、鼓童の印象はいかがでしたか。

愛音氏:
私が感動したのは、玉三郎さんが鼓童のお一人お一人に手取り足取り色んなことを伝えていらしたことです。私は宝塚という世界しか知りませんので、また違う世界でこのような仲間に巡り会えたことを本当に嬉しく思っております。また、鼓童の2年間の修行を経て舞台に立つという過程が、音楽学校を経て宝塚の舞台に立ってきた私との共通点でもあり、色々なお話をさせていただく中で皆さんへの思いが深まりました。一日も早く一緒にお稽古したいなと思っております。

Q: 愛音さんはアメノウズメにどんなイメージをもっていらして、どのように演じようと考えていますか。

アマテラス記者会見の様子

愛音氏:
私は今まで踊りや表現を、男役として追求していましたので、正直なところ、女性役として踊ったり唄ったりのリハビリ中ですね(笑)。今回は神様ですので、男も女もできるという意味では、男性女性という性別を超えた魂として表現できるウズメを演じられたらと思います。私がどう表現できるかということで天の岩屋戸が開くか開かないかだと思いますので、ちゃんと開けるようにお届けできたらなと思っております。

日本ロレックス PRESENTS 「アマテラス」

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