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【幽玄・特番放映!】玉三郎×鼓童=幽玄~17年の絆 能の世界へ~/4月8日(土)10時~TeNYテレビ新潟


「幽玄」特別番組
『玉三郎×鼓童=幽玄~17年の絆 能の世界へ~』
TeNYテレビ新潟にて4月8日(土)10時〜放送!

Photo: Takashi OkamotoPhotos: Takashi Okamoto

2017年4月8日(土)10時よりTeNYテレビ新潟にて「幽玄」特別番組『玉三郎×鼓童=幽玄~17年の絆 能の世界へ~』が放映されます!

歌舞伎界を代表する女形・坂東玉三郎と太鼓芸能集団・鼓童による、新たな共演作「幽玄」。大ヒット作「アマテラス」以来10年ぶりとなる待望の新作を、その構想段階から稽古、玉三郎の演出風景まで密着取材。5月の公演に先駆け、玉三郎と鼓童の魅力に迫ります。

放映をお楽しみに!

TeNYテレビ新潟『玉三郎×鼓童=幽玄~17年の絆 能の世界へ~』

放送日時
2017年4月8日(土)10時~10時30分
放送局
TeNYテレビ新潟
出演
坂東玉三郎、鼓童、花柳壽輔、花柳流舞踊家

 

歌舞伎俳優の人間国宝・坂東玉三郎が、10年ぶりに太鼓芸能集団「鼓童」と共演! 17年前の出会い以来数多くの舞台を成功させてきた玉三郎氏×鼓童の集大成が「幽玄」。前回の共演「アマテラス」では日本神話を題材にカラフルな舞台で大ヒットを生んだが、今回のテーマは「能」。抑制された動き、研ぎ澄まされた感性の古典芸能に、太鼓演奏で挑む! 佐渡の自然豊かな稽古場での知られざる創作の裏側に密着!!

玉三郎×鼓童=幽玄~17年の絆 能の世界へ~

2016年5月。佐渡・鼓童村では「謡(うたい)」のための発声練習が始まっていた。今回玉三郎氏が演出・共演する公演「幽玄」の稽古だ。夏の佐渡公演、秋の全国ツアーの後、再び佐渡に結集した鼓童メンバーに、玉三郎氏が演出構想を伝える。

玉三郎×鼓童=幽玄~17年の絆 能の世界へ~

一幕「羽衣」二幕は「道成寺」「石橋」という能の舞台が題材。しかも太鼓と笛のみの演奏という。舞踊で共演する花柳流五世宗家家元花柳寿輔氏と共に、舞台は作り上げられていく。

玉三郎×鼓童=幽玄~17年の絆 能の世界へ~

※BSジャパンにて3月26日(日)に放送されたものと同じ内容です。

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http://www.kodo.or.jp/news/20170500yugen_ja.html


【幽玄・特番放映!】玉三郎×鼓童=幽玄~17年の絆 能の世界へ~/3月26日(日)11時30分~BSジャパン


「幽玄」特別番組
『玉三郎×鼓童=幽玄~17年の絆 能の世界へ~』
BSジャパンにて3月26日(日)11時30分~放送!

Photo: Takashi OkamotoPhotos: Takashi Okamoto

2017年3月26日(日)11:30より、BSジャパンにて「幽玄」特別番組『玉三郎×鼓童=幽玄~17年の絆 能の世界へ~』が放映されます!

歌舞伎界を代表する女形・坂東玉三郎と太鼓芸能集団・鼓童による、新たな共演作「幽玄」。大ヒット作「アマテラス」以来10年ぶりとなる待望の新作を、その構想段階から稽古、玉三郎の演出風景まで密着取材。5月の公演に先駆け、玉三郎と鼓童の魅力に迫ります。

放映をお楽しみに!

BSジャパン『玉三郎×鼓童=幽玄~17年の絆 能の世界へ~』

放送日時
2017年3月26日(日)11時30分~
放送局
BSジャパン
出演
坂東玉三郎、鼓童、花柳壽輔、花柳流舞踊家
番組サイト
http://www.bs-j.co.jp/official/kodou/

 

歌舞伎俳優の人間国宝・坂東玉三郎が、10年ぶりに太鼓芸能集団「鼓童」と共演! 17年前の出会い以来数多くの舞台を成功させてきた玉三郎氏×鼓童の集大成が「幽玄」。前回の共演「アマテラス」では日本神話を題材にカラフルな舞台で大ヒットを生んだが、今回のテーマは「能」。抑制された動き、研ぎ澄まされた感性の古典芸能に、太鼓演奏で挑む! 佐渡の自然豊かな稽古場での知られざる創作の裏側に密着!!

玉三郎×鼓童=幽玄~17年の絆 能の世界へ~

2016年5月。佐渡・鼓童村では「謡(うたい)」のための発声練習が始まっていた。今回玉三郎氏が演出・共演する公演「幽玄」の稽古だ。夏の佐渡公演、秋の全国ツアーの後、再び佐渡に結集した鼓童メンバーに、玉三郎氏が演出構想を伝える。

玉三郎×鼓童=幽玄~17年の絆 能の世界へ~

一幕「羽衣」二幕は「道成寺」「石橋」という能の舞台が題材。しかも太鼓と笛のみの演奏という。舞踊で共演する花柳流五世宗家家元花柳寿輔氏と共に、舞台は作り上げられていく。

玉三郎×鼓童=幽玄~17年の絆 能の世界へ~

 

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http://www.kodo.or.jp/news/20170500yugen_ja.html


気魄の伝受 〜「幽玄」稽古場レポート〜/文・伊達なつめ


気魄の伝受
〜「幽玄」稽古場レポート〜

文●伊達なつめ 撮影●岡本隆史

Photo: Takashi Okamoto

葛野流家元・亀井広忠先生による能楽囃子の稽古の様子

2016年11月中旬、佐渡にある鼓童の稽古場を訪ねた。この日は、能楽囃子のうがくばやし大鼓方おおつづみかた葛野流家元かどのりゅういえもと亀井広忠かめいひろたださんが、能の囃子とうたいについて指導するために、また、舞の振付および立方たちかた(踊り手)として共演する日本舞踊・花柳流はなやぎりゅうの若き家元・壽輔じゅすけさん、達真たつまさん、源九郎げんくろうさんの三人も、稽古に参加していた。

Photo: Takashi Okamoto

玉三郎さん、花柳壽輔さん、達真さん、源九郎さんのお稽古の様子

今回の『幽玄ゆうげん』には謡曲ようきょく羽衣はごろも』、『道成寺どうじょうじ』、『石橋しゃっきょう』の一節を取り入れる予定で、準備が進められている。まずは亀井さんが、『羽衣』の場面で使われる「序ノ舞じょのまい」について、「いちばん品があって、位の高い舞」と、他の舞との比較を含めて解説。「羽衣伝説」に基づく『羽衣』は、松の枝に掛かった羽衣を持ち帰ろうとした漁師が、これがないと天に帰れないと嘆く天人に、羽衣を返す代わりに天上界の舞を所望するという話。天人が舞う天上界の優雅な舞の部分が「序ノ舞」にあたる。

Photo: Takashi Okamoto

亀井さんが、今回の公演のため約5分にまとめた『羽衣』の「序ノ舞」を披露した。両手におうぎを持ち、右手で大鼓おおつづみ、左手で小鼓こつづみの拍子を打ちながら、口元で「ヒウ ルィ ヒョー」と声を出して笛の音を表現する。この見事なひとり三役パフォーマンスは、囃子の稽古時のスタイルだ。

Photo: Takashi Okamoto

これに対して鼓童は、笛と銅鑼どらのほか、締太鼓しめだいこの奏者が十数人、横一列にズラッと並んでいる。歌舞伎舞踊にも『羽衣』はあるけれど、今回、漁師役の壽輔さんたちと天人役の玉三郎の立方とともに鼓童が創り出すのは、能版とも歌舞伎版とも異なる新たなオリジナル版。立方の動きはもちろん、音楽も能の『羽衣』の詞章ししょうや囃子に則りながら、鼓童的アレンジが施されている。

Photo: Takashi Okamoto

一声いっせい※1を拍子は楽譜のまま、(鼓童流に)翻訳してみたので、ちょっと聴いてみてください」

そう玉三郎が言い、『羽衣』の「一声」の演奏が始まった。ドラム・ロールのように細かく刻む太鼓たいこの音をベースに、鋭い笛の音と高低差のある締太鼓+インパクトある奏者たちのかけ声が響く。大鼓と小鼓のパートも、すべて太鼓で表現するという驚きのアイデアだ。

Photo: Takashi Okamoto

「新しいですね。まさに世阿弥ぜあみのいう『めずらしきが花』だ」※2

と亀井さん。続いて、鼓童は「クセ」と呼ばれる主要な部分の地謡じうたい※3を聴かせた。ここ数年、稽古始めに発声練習で謡を取り入れてきた成果か、非常に深く強く、伸びやかな重低音コーラスになっている。

Photo: Takashi Okamoto

「すごいですね。お世辞でなく、謡がうまい。みなさん耳がいいんでしょうね。たいしたものだ」

と亀井さんは感心しきり。能では囃子と地謡は完全に分業制だけれど、鼓童はこうして双方を兼ねるスタイルだ。

この「一声」の囃子と「クセ」の謡のプレゼンテーションで、鼓童と玉三郎が『幽玄』で何をしようとしているのか、さらに、鼓童の能の取り組み方の本気度を理解した亀井さんは、指導を具体的かつ個別化し、グイグイと熱を込め始めた。

Photo: Takashi Okamoto

本業である大鼓だけでなく、小鼓、太鼓、笛、謡、舞と、すべてを自ら実演してみせながら、技術とともに能楽師の気魄きはくを伝授する姿。鼓童の面々も、一瞬を惜しむように真剣に教えを仰ぐ。濃密でいて清々しい空気が、稽古場を満たしていた。

Photo: Takashi Okamoto

※1 一声=登場場面の囃子
※2 めずらしきが花=めずらしい(=新しい)ことは能の魅力の重要な要素のひとつ、といった意味
※3 地謡=謡曲の合唱部分

伊達なつめ
演劇ジャーナリスト。現代演劇、古典芸能、ダンス、ミュージカルなど、あらゆるジャンルのパフォーミングアーツを国内外で取材。著書『歌舞伎にアクセス』(淡交社)など。『InRed』『CREA』など雑誌での連載も。

坂東玉三郎×鼓童特別公演「幽玄」

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http://www.kodo.or.jp/news/20170500yugen_ja.html

【東京】2017年5月16日(火)~20日(土)Bunkamuraオーチャードホール
(問)チケットスペース Tel. 03-3234-9999 http://www.ints.co.jp

【新潟】2017年5月26日(金)~28日(日)新潟県民会館
(問)TeNYチケット専用ダイヤル Tel. 025-281-8000

【愛知】2017年5月31日(水)~6月2日(金)愛知県芸術劇場 大ホール
(問)中日劇場 Tel. 052-263-7171

【福岡】2017年9月2日(土)~18日(月・祝)博多座
【京都】2017年9月21日(木)~23日(土・祝)ロームシアター京都メインホール


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