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鼓童・坂本雅幸監修 調律桶太鼓「奏」、「2015年度グッドデザイン賞」を受賞!


鼓童・坂本雅幸監修 調律桶太鼓「奏」
「2015年度グッドデザイン賞」を受賞!

Photo: Takashi Okamoto

鼓童メンバー・坂本雅幸が監修し、鼓童が浅野太鼓楽器店と共同開発した「調律桶太鼓『奏』」が「2015年度グッドデザイン賞」を受賞しました! また、受賞作品の中から「グッドデザイン・ベスト100」※にも選ばれ、特別賞(グッドデザイン・ものづくりデザイン賞)を受賞しました。
http://www.g-mark.org/award/describe/42129

※「グッドデザイン・ベスト100」は、2015年度グッドデザイン賞受賞対象の中で、審査委員会により特に高い評価を得た100件です。
http://www.g-mark.org/activity/2015/best100.html

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また、この「調律桶太鼓『奏』」は、本年10月30日(金)〜11月4日(火)に、東京ミッドタウンで開かれる「2015年グッドデザイン賞受賞展(G展)」に出展、11月2日には東京ミッドタウン・ホールで開催されるグッドデザイン・ベスト100 プレゼンテーションで坂本雅幸が調律桶太鼓 奏を生演奏を披露。 会場に来られている観客を魅了いたしました。
http://www.g-mark.org/gde/2015/index.html


調律桶太鼓『奏』監修・坂本雅幸(鼓童)よりコメント:

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世界の打楽器には豊かな低音が出るように工夫されているものが多く、その要素が桶太鼓にもあればと考えていました。太鼓の魅力でもある力一杯叩けるという事も大事にしながら、更に音色の豊かさを加味出来ればと思い作りました。 一番の特徴は表と裏がそれぞれ独立してチューニング出来るという事、そして音色を広げるために裏面の低音の響きにこだわり製作しています。

最初は面の中央に重りを貼り低音を出すことを試みましたが、演奏に支障が出たり、強く叩く事によりすぐ剥がれてしまいました。そこで浅野太鼓さんが革自体のなめし方を工夫してくださり、思い通りの低音が出るようになりました。高音の面を叩いた時に深い余韻が出た事も思わぬ効果です。

チューニングも容易に行えるように、韓国のチャンゴや様々な国の民族楽器でよく使われている調律用の部品を太鼓に合うように工夫して取り付けています。更に長い時間担げるよう軽量化し、唄口にリングを入れる事によってリムショットを多用でき、音色も豊かになりました。

アイデアと太鼓作りの技術を詰め込んだ楽器です。ソロでもアンサンブルでも、新しい音色を是非お試し下さい。


受賞対象

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調律桶太鼓「奏」
(よみ:ちょうりつおけだいこ「かなで」)
事業主体名:株式会社浅野太鼓楽器店
共同開発:太鼓芸能集団 鼓童
監修:坂本雅幸(鼓童)
*申請は浅野太鼓楽器店様より申請いたしました。
申請上、プロデューサー、ディレクター、 デザイナーは浅野太鼓 代表取締役社長 浅野恭央様となっております。
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■グッドデザイン賞とは グッドデザイン賞は、様々に展開される事象の中から「よいデザイン」を選び、顕彰することを通じ、私たちのくらしを、産業を、そして社会全体を、より豊かなものへと導くことを目的とした公益財団法人日本デザイン振興会が主催する「総合的なデザインの推奨制度」です。
グッドデザイン賞について詳しくはこちら
http://www.g-mark.org/about/

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