鼓童創設メンバー、名誉団員に

このたび、鼓童創設メンバーで長いキャリアを持つ、藤本𠮷利、小島千絵子、藤本容子、山口幹文が「鼓童名誉団員」となりました。

彼らは前身の「佐渡の國鬼太鼓座」から在籍し、舞台表現の礎を築くとともに後進の道を切り拓いてきた存在です。同時に長い間、鼓童の「顔」として各地で出会う人々との絆を深め、鼓童に対する共感の輪を広げました。

「鼓童名誉団員」という名称と位置づけは、太鼓芸能集団「鼓童」が、これまでの功労への感謝や敬意とともに、長年培った経験や技術をそれぞれの希望する最もふさわしい形で末永く活躍してもらうことを願い贈るものです。

これからも応援の程、お願い申し上げます。

藤本𠮷利 (ふじもと・よしかず)

藤本𠮷利

鼓童最年長で今年62歳。太鼓打ちとして数々の舞台に立ち、大太鼓や屋台囃子といった舞台のクライマックスを飾ってきた「ミスター鼓童」とも言える存在。生涯現役で太鼓を打ち続けるのが目標であり、日本中の太鼓大好き人間と出会い、交流したいと思っている。

小島千絵子 (こじま・ちえこ)

小島千絵子

独自の舞踊の世界と女性の太鼓表現を開拓してきた。ソロ活動の「ゆきあひ」や佐渡特別公演など、改めてお客様との深い一体感のある表現に喜びを感じている。これからも佐渡を拠点にさまざまな表現を発信していくとともに、芸能の原点と、芸能に携わる自身の使命を見つめたいという願いがある。

藤本容子 (ふじもと・ようこ)

藤本容子

唄を通じて、鼓童と人々の出会いと深いつながりを結んで来た。特に佐渡に対する思いは深く、独自の唄作りをはじめ15年続いている島内小学校でのワークショップ、また今年は小学校校歌の作詞作曲を手がけた。心機一転、2013年からは𠮷利の郷里である京都・和知に拠点を移し、佐渡と行き来しながら、鼓童団員としての新境地を拓いてゆく。

山口幹文 (やまぐち・もとふみ)

山口幹文

太鼓中心の舞台において、独学で学んだ笛をはじめ旋律楽器の演奏を確立し、演出や作曲を手がけて、鼓童の音楽性を牽引した存在。映画や演劇などの音楽監督や楽曲提供なども行った。今後は、ソロ活動や篠笛ワークショップを精力的に展開していきたいと考えている。

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