2015年10月、カナダのモントリオールに拠点を置くバレエ団 <レ・グラン・バレエ・カナディアン Les Grands Ballets Canadiens de Montreal> によるバレエ『輝夜姫 Kaguyahime: The Moon Princess』公演に、鼓童の演奏者7名が参加します。
輝夜姫』は、作曲家・石井眞木氏の音楽に、振付家イリ・キリアンの舞踊が融合した伝説的なバレエ作品です。
2012年のカナダ公演から3年ぶり、2013年パリ・オペラ座公演から2年振りの再演となります。
日本最古の物語『竹取物語』を題材に、作曲家・石井眞木が作曲した『輝夜姫(かぐやひめ)- 日本太鼓群と打楽器群のための交響的組曲』が1984年にベルリン・ドイツ・オペラで初演、鼓童とオペラ打楽器奏者が参加した。
翌1985年に、スターダンサーズバレエ団の舞踊が加わったバレエ版の『幻想的バレエ 輝夜姫 - ダンサース、8日本太鼓群、8打楽器群、3雅楽楽器のための』が東京で初演、鼓童、岡田知之パーカッションアンサンブル、芝祐靖ら雅楽演奏者が参加している。
1988年に、当時ネザーランド・ダンス・シアターの芸術監督だったイリ・キリアンの振付けによる『輝夜姫』がオランダ・フェスティバルで初演されて以降、1990年代後半まで世界各地で『輝夜姫』の公演が行われ、元・鼓童演奏者の近藤克次が太鼓で参加していた。
2010年6月には、パリ・オペラ座バスティーユにてオペラ座バレエ団による『輝夜姫』が十数年振りに再演され、鼓童演奏者7名が参加した。
2013年2月にパリ・オペラ座で再演(鼓童演奏者8名参加)、2012年カナダ・モントリオール公演(鼓童演奏者8名参加)に続き2015年もカナダ公演開催、今回は7名の鼓童演奏者が参加する。