族/米山水木

族/米山水木

約30年前に作り出された、鼓童の伝統曲とも言える演目。
メンバーによって継承され、様々なアレンジが加えられ、長きにわたりファンの皆様に愛されている曲です。
今回演奏するにあたり大きなプレッシャーを感じています。「族」のグルーヴを、自分の身体の中に取り込んで、再創造する。これは、とてもワクワクすることです。

Photo: Takashi Okamoto

原曲から引き継がれてきたグルーヴ感と、お客様との一体感を目指します。先行き不安なコロナ禍の中で、1人でも多くのお客様と、共に前に進む力をお届け出来れば幸いです。

劇場でお待ちしております。

Photo: Takashi Okamoto

↓「族」上演!

11.26(金) 18:30「鼓」(特別出演 小島千絵子
11.27(土) 13:00「鼓」(特別出演 山口幹文

米山水木と北林玲央が「族」のセンターをダブルキャストで務めます!

【鼓童】一同、劇場でお待ちしております!
https://www.kodo.or.jp/performance/performance_kodo/30257

鼓童創立40周年記念公演

2021.11.25(木)〜2021.11.28(日) 東京都渋谷区 Bunkamuraオーチャードホール

開演
11.25(木) 15:00「巴」(特別出演 見留知弘
11.26(金) 14:00「童」(特別出演 藤本吉利
11.26(金) 18:30「鼓」(特別出演 小島千絵子*「族」上演!
11.27(土) 13:00「鼓」(特別出演 山口幹文*「族」上演!
11.27(土) 17:30「童」(特別出演 藤本容子
11.28(日) 13:00「巴」(特別出演 見留知弘
プレイガイド
●チケットスペース Tel. 03-3234-9999(オペレーター対応) http://ticketspace.jp/top?series=1BKDO
●Bunkamuraチケットセンター Tel. 03-3477-9999(オペレーター対応) https://my.bunkamura.co.jp/
●チケットぴあ https://w.pia.jp/t/40kodo2021/ 【Pコード:197-559】
●ローソンチケット https://l-tike.com/play/40kodo2021/【Lコード:33784】
●イープラス https://eplus.jp/40kodo2021/

公演詳細はこちら!

特別企画鼓童創立40周年記念公演

 

大太鼓/中込健太

大太鼓/中込健太

Photo: Takashi Okamoto

大太鼓という演目は
基本的にソロとして
奏者に委ねられるものが
大きいが故に僕は
作品ごとに
いつも迷いながら、
進んできたというのが
正直な気持ちです。

Photo: Erika Ueda

大太鼓をはじめたころには
知弘さんに手組みを
ひとつひとつ手ほどきしていただき、
裏打ちをしながら
身体使いや、曲としての
展開の秘密を垣間見ることができました。

Photo: Erika Ueda

吉利さんは、折に触れて
ノリや大太鼓で遊ぶことの面白さ
そのタッチの豊かさを
今も、ご自身が
体現しながら真っ直ぐに
伝えてくださっています。

Photo: Takashi Okamoto

今回、
充さんの豊かな音のイメージ
を言葉としていただきました。

【鼓】ではそれを心に叩きます。

Photo: Takashi Okamoto

玉三郎さんとの
作曲の中では、西洋楽器との響き合い方や
フレーズを、あえて
変拍子にし
これまでの
大太鼓の語法からはなれて
作り込むことで新しい響きを発見してきたと
感じています。

写真:大森克己

写真:大森克己

昨年は豊田利晃さんと日野浩志郎さん、
相棒の住吉佑太と共に、
戦慄せしめよという映画のなかで
【shiver】という大太鼓の楽曲がうまれ
自然の中や
ライブでも、演奏してきました。

振り返ると沢山の人の
影響をうけながら
右往左往しつつ
自分の音を探し続けてきました。

Photo: Takashi Okamoto

まだ何者にもなれていないという
焦りと
手にしたと思うと
消えてしまう
そんな時間を長く過ごしつづけています。

自分の心の中を見渡すことが
できないように、
大木に開いた仄暗い洞の、中には
まだ見ぬ響きが。


鼓童40年
たくさんの先輩方が
叩き続けてきた
大太鼓に打ち込まれる
一打として
本当に
自分が鳴らしたい音は
どんな音なのだろう
今、
旅をしながら
見いだそうとしています。

Photo: Takashi Okamoto

↓健太の「大太鼓」上演!

11.26(金) 18:30「鼓」(特別出演 小島千絵子
11.27(土) 13:00「鼓」(特別出演 山口幹文
11.27(土) 17:30「童」(特別出演 藤本容子

【鼓童】一同、劇場でお待ちしております!
https://www.kodo.or.jp/performance/performance_kodo/30257

鼓童創立40周年記念公演

2021.11.25(木)〜2021.11.28(日) 東京都渋谷区 Bunkamuraオーチャードホール

開演
11.25(木) 15:00「巴」(特別出演 見留知弘
11.26(金) 14:00「童」(特別出演 藤本吉利
11.26(金) 18:30「鼓」(特別出演 小島千絵子
11.27(土) 13:00「鼓」(特別出演 山口幹文
11.27(土) 17:30「童」(特別出演 藤本容子
11.28(日) 13:00「巴」(特別出演 見留知弘
プレイガイド
●チケットスペース Tel. 03-3234-9999(オペレーター対応) http://ticketspace.jp/top?series=1BKDO
●Bunkamuraチケットセンター Tel. 03-3477-9999(オペレーター対応) https://my.bunkamura.co.jp/
●チケットぴあ https://w.pia.jp/t/40kodo2021/ 【Pコード:197-559】
●ローソンチケット https://l-tike.com/play/40kodo2021/【Lコード:33784】
●イープラス https://eplus.jp/40kodo2021/

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特別企画鼓童創立40周年記念公演

 

大太鼓 裏打ち/平田裕貴

大太鼓 裏打ち/平田裕貴

Photo: Erika

私たちが音を鳴らす時、ただ音を出すだけでなく
いつもそこには意識的にも、無意識的にも、想いを込めていて、
「音」という物理的現象だけではないものを
お客様へ届けていると思っています。

それが音を「鳴らす」ことだと私は思っています。

Photo: Takashi Okamoto

ご存知の通り、私は鼓童公式Twitterの担当もしていますが
今回の40周年公演 ブログ連載記事をTwitterで毎回紹介する中で
それぞれの「想い」の強さを改めて感じています。

先日の 東京交響楽団さんとの公演「いのち」でも
『いのち』という楽曲に込めた皆の強い想いを感じていましたが、

「鼓童創立40周年記念公演」では
演目一つ一つへのそれぞれの想いが沢山詰まっていて
これもまた、想いの溢れる公演になると思っています。

せっかくなので、私の個人的なエピソードも語らせてください。


私が今回演奏する演目のなかで、特に思い入れがあるのが
「砂山アンプロンプチュ」「大太鼓」この2つです。

話せば長くなるので、グッと割愛しますが、
準メンバー時代の私が、大先輩の見留知弘に
「知弘さんの大太鼓の裏打ちをしたい」と申し出た際
裏打ちではないながら、太鼓セットのポジションで配役してもらったのが
見留の大太鼓演目「砂山アンプロンプチュ」でした。

Photo: Erika

Photo: Erika

私は鼓童に来る前、九州で太鼓を打っていました。

九州の太鼓といえば猛烈な打ち込みと三つ打ちをイメージする方も多いかと思いますが
まさにその猛烈さが、この曲には盛り込まれていて
九州での約20年間があった私には、心燃える曲でした。

それから幾度となく演奏する中で
自分だから打てる太鼓、自分にしか出せない音、
自分の太鼓のアイデンティティのようなものに
この曲は向き合わせてくれました。

Photo: Takashi Okamoto

自分自身の面白みや、持ち味のようなものは
なかなか自分だけでは気付きにくいものですが
それに向き合わせてくれたこの曲は、私にとって とても大切な曲です。

今回もとにかく真っ直ぐに、猛烈に、全速力で、打ち込みます。

そして4年前、生意気にも自ら申し出た見留の「大太鼓」
今回初めて、裏打ちを務めます。

Photo: Erika Photo: Erika

これまで何人もの裏打ちをさせてもらい
「大太鼓」もまた、私にとって大切な演目です。

石塚充と打った「鼓」ツアーでの大太鼓は毎回本当にエキサイティングで大好きでしたし
その意志を受け継いで打ち込む、中込健太の大太鼓も、太鼓の裏でワクワクしながら演奏しています。

Photo: Erika

「裏打ち」について語り出すと止まらなくなるので、
この話はまたいつか、、、


沢山の想いが詰まった「鼓童創立40周年記念公演」
鼓童メンバー・スタッフ、総力をあげてお届けします。

2度とないこの特別な4日間 6公演、
ぜひ、生でご体感いただけたら嬉しいです。

↓この日にご注目!

11.25(木) 15:00「巴」(特別出演 見留知弘
※「砂山アンプロンプチュ」上演、裕貴「大太鼓」裏打ち
11.26(金) 18:30「鼓」(特別出演 小島千絵子
※裕貴「大太鼓」裏打ち
11.27(土) 13:00「鼓」(特別出演 山口幹文
※裕貴「大太鼓」裏打ち
11.28(日) 13:00「巴」(特別出演 見留知弘
※「砂山アンプロンプチュ」上演、裕貴「大太鼓」裏打ち

【鼓童】一同、劇場でお待ちしております!
https://www.kodo.or.jp/performance/performance_kodo/30257

鼓童創立40周年記念公演

2021.11.25(木)〜2021.11.28(日) 東京都渋谷区 Bunkamuraオーチャードホール

開演
11.25(木) 15:00「巴」(特別出演 見留知弘
11.26(金) 14:00「童」(特別出演 藤本吉利
11.26(金) 18:30「鼓」(特別出演 小島千絵子
11.27(土) 13:00「鼓」(特別出演 山口幹文
11.27(土) 17:30「童」(特別出演 藤本容子
11.28(日) 13:00「巴」(特別出演 見留知弘
プレイガイド
●チケットスペース Tel. 03-3234-9999(オペレーター対応) http://ticketspace.jp/top?series=1BKDO
●Bunkamuraチケットセンター Tel. 03-3477-9999(オペレーター対応) https://my.bunkamura.co.jp/
●チケットぴあ https://w.pia.jp/t/40kodo2021/ 【Pコード:197-559】
●ローソンチケット https://l-tike.com/play/40kodo2021/【Lコード:33784】
●イープラス https://eplus.jp/40kodo2021/

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特別企画鼓童創立40周年記念公演

 

南風/藤本容子

南風はえ/藤本容子

佐渡の國 鬼太鼓座から鼓童になったばかりの1982年、山口幹文の作曲です。

「鬼」から「童」へ。

その心を象徴するかのような、柔らかく、清らかな、風や波や樹々の揺らぎを感じる沖縄音階の優美な作品です。元々は、こと、スチールドラム、太鼓の構成ですが、今回は笛と鳴り物が加わり、より世界が広がって躍動感を際立たせています。

ずっと大好きでたまらなかったこの曲を、私が弾く時が来るなんて!しかも、記念のステージで。
ご縁は不思議。幸せで胸高鳴ります。

「南風」涼やかな風のひと渡りとなって、みなさまに楽しんでいただけますように。

さて、以下は、私と箏との鬼太鼓座からこれまでを記した雑文です。
気が向いた皆さん、読んでみてください。

⭐︎〜⭐︎〜⭐︎〜⭐︎〜⭐︎〜⭐︎〜⭐︎〜⭐︎

1976年12月15日。

私の鬼太鼓座入座の日。

佐渡両津に着いたのは夕方だった。箏を抱えてバスに乗り込むと、運転手さんが「スキーしに来たんか?」と。

新町バス停に着いたが、座からの迎えがなかなか来なくて、夜になるまで待ち続けた。真っ暗であんまり寒くて、バス停の前で大声で唄いながら待っていたら、通りの向かいの家の人がやってきて電話を使えと言ってくれた。迎えが来てくれるまでの心細さと、島の情けに触れたあの日(大声迷惑だったろうな)

加藤泰監督「ざ・鬼太鼓座」で、当時のツアーの演目となっていた「さくら変奏曲」(自作) が取り上げられた。今観ても美しい映像シーン。そして演奏も。頑張ってる若い私に拍手を送ろう。

ケースに入れると8キロの重さになる箏を、会場までの長い道のり、毎日持って歩いて通ったニューヨーク・ブロードウェイ。

その右半身への偏った負担と過酷なバス移動の連続で背中を悪くしたことが、以降10年間舞台から離れるきっかけとなる。それから久しく、箏は私にとってトラウマとなった。

演出担当者からの要請で、箏の曲を作る。離れていた時間が嘘のように、箏の音に没入してゆく。

その「もりこもり」が、坂東玉三郎さんとの共演「アマテラス」で、アマテラスの存在のテーマ曲となった。思いがけない喜び、かつ、全体の中での演奏の未熟に震えた日々。

 

一人での動きが多くなってからは、美しい音色で持ち運びにも優しい奄美の「たて琴」。より小型で、澄んだ音色の「真琴」が身近となっていた最近。

 

この度、創立40周年の舞台参加に当たって、「南風はえ」の箏を担当することになり、それは同時に佐渡に渡ってからの自分の歴史と向き合うことにもなった。

大変なことがどっさり詰まった歳月の中に、折々の小さな喜びがまばゆく光る、あっという間の45年。

その中で、箏と一緒にいっぱい汗をかいてきたことを、改めて思う。

その音色への憧れは、これからも尽きることはない。

そんな私に、この度、演奏のチャンスを与えてくれた演出の船橋裕一郎代表、ありがとうございます!

↓容子出演はこの日!

11.27(土) 17:30「童」(特別出演 藤本容子)

【鼓童】一同、劇場でお待ちしております!
https://www.kodo.or.jp/performance/performance_kodo/30257

鼓童創立40周年記念公演

2021.11.25(木)〜2021.11.28(日) 東京都渋谷区 Bunkamuraオーチャードホール

開演
11.25(木) 15:00「巴」(特別出演 見留知弘
11.26(金) 14:00「童」(特別出演 藤本吉利
11.26(金) 18:30「鼓」(特別出演 小島千絵子
11.27(土) 13:00「鼓」(特別出演 山口幹文
11.27(土) 17:30「童」(特別出演 藤本容子
11.28(日) 13:00「巴」(特別出演 見留知弘
プレイガイド
●チケットスペース Tel. 03-3234-9999(オペレーター対応) http://ticketspace.jp/top?series=1BKDO
●Bunkamuraチケットセンター Tel. 03-3477-9999(オペレーター対応) https://my.bunkamura.co.jp/
●チケットぴあ https://w.pia.jp/t/40kodo2021/ 【Pコード:197-559】
●ローソンチケット https://l-tike.com/play/40kodo2021/【Lコード:33784】
●イープラス https://eplus.jp/40kodo2021/

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特別企画鼓童創立40周年記念公演

 

大太鼓/見留知弘

大太鼓/見留知弘

Photo: Erika

今回は40周年スペシャルということで、巴・鼓・童 の6公演にて、たいこわらべの吉利さん、そして今の鼓童を代表する健太さん、その中間を中継してきた私の3人で、大太鼓の演奏を務めます。

Photo: Takashi Okamoto

昔の舞台では、大太鼓は、限られた人しか打たせてもらえない時代がありましたが、今は次世代の大太鼓打ちがたくさん育っています。

その背景には、玉三郎さん演出の舞台で、大太鼓の演奏者が、立て続けに3人打つという演出があり、ベテランや若手関係なく、挑戦させる、挑戦できる演目になりました。

Photo: Erika

Photo: Erikaそしていまは、活動が多岐にわたり、最大で4箇所同時に鼓童の演奏が行われる時もあり、対応できる層の厚さにもなっています。

今回の鼓童創立40周年公演では、もう2度無い(!?)70代・50代・30代の3世代の演奏を、お楽しみください!

Photo: Takashi Okamoto

 

↓知弘の「大太鼓」上演!

11.25(木) 15:00「巴」
11.28(日) 13:00「巴」

【鼓童】一同、劇場でお待ちしております!
https://www.kodo.or.jp/performance/performance_kodo/30257

鼓童創立40周年記念公演

2021.11.25(木)〜2021.11.28(日) 東京都渋谷区 Bunkamuraオーチャードホール

開演
11.25(木) 15:00「巴」(特別出演 見留知弘
11.26(金) 14:00「童」(特別出演 藤本吉利
11.26(金) 18:30「鼓」(特別出演 小島千絵子
11.27(土) 13:00「鼓」(特別出演 山口幹文
11.27(土) 17:30「童」(特別出演 藤本容子
11.28(日) 13:00「巴」(特別出演 見留知弘
プレイガイド
●チケットスペース Tel. 03-3234-9999(オペレーター対応) http://ticketspace.jp/top?series=1BKDO
●Bunkamuraチケットセンター Tel. 03-3477-9999(オペレーター対応) https://my.bunkamura.co.jp/
●チケットぴあ https://w.pia.jp/t/40kodo2021/ 【Pコード:197-559】
●ローソンチケット https://l-tike.com/play/40kodo2021/【Lコード:33784】
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