2009年モスクワでの岩田守弘氏プロデュース公演にて、鼓童の楽曲を使用したご自身の作によるバレエ作品「魂」が上演されました。この公演では録音された音源が使用されましたが、その後岩田氏よりのご希望を頂き、今回初めて共演が実現する運びとなりました。ロシア国立ボリショイ・バレエの第一ソリストとして活躍され、数々の賞を受賞された岩田氏との共演は大変光栄なことであり、また同氏が現在、バレエ芸術監督を務めるロシア連邦・ブリヤート共和国国立歌劇場は鼓童にとって初の公演地となります。
1990年、ロシア国立モスクワアカデミー舞踊学校に留学。1995年にボリショイ劇場の研修生となり、2003年に外国人として初の同劇場第一ソリストに昇格。数々の主役、キャラクター役をレパートリーとし、振付家としても活躍する。
2009年には、ロシア政府、メドベージェフ大統領より、「日ロの文化交流の発展に大きく貢献し、ロシア芸術を広めた」として、友好勲章を授与。2008年ボリショイ・バレエ来日公演では「白鳥の湖」の道化、「明るい小川」のアコーディオン奏者を踊り喝采を浴びた。 2012年、ボリショイ・バレエ団を退団、同年ブリヤート共和国国立歌劇場バレエ芸術監督に就任。また同年、内閣府から「世界で活躍し「日本」を発信する日本人」の一人に選出された。