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Tag ‘花岡哲海’

欧州「神秘」ツアー千秋楽!/高城みお


欧州「神秘」ツアー千秋楽!

1月末より始まりました欧州「神秘」ツアー、3月29日にロシアのサンクトペテルブルクで無事に千秋楽を迎えました。

Photo: Mio Teycheney-Takashiro

約3,000人という本ツアーで一番多くのお客様にお越し頂き大盛況でツアーを締めくくることができました。

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そして本公演を持ちまして舞台を離れます小見麻梨子と花岡哲海を素晴らしい形で送り出すことができ、大変嬉しく思いました。


Photo: Mio Teycheney-Takashiro

この2ヶ月間、10ヶ国の各地で公演を観に来て下さいました皆様、本当にありがとうございました。ヨーロッパの皆様、2年後にまたお会いしましょう!

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▲3月31日、ツアー班、無事日本に戻りました

 

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2016年1月〜3月「鼓童ワン・アース・ツアー2016〜神秘」
(ヨーロッパ)
http://www.kodo.or.jp/news/20160130oet_ja.html
鼓童協賛クレジット


海外ツアー/花岡哲海


「神秘」ヨーロッパツアー

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神秘公演のトラックドライバーのフレディさんと。

日本のみなさんはいかがお過ごしでしょうか。3月下旬ともなれば温かくなり、桜も少しずつ開花している頃ですか。

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ロシアにて

こちら「神秘」ヨーロッパツアー班は、ロシアの首都モスクワに来ております。ロシアはやっぱり寒い! 晴れてはいるんですが、耳がとれそうなくらい寒いです(笑)

Photo: Mayumi Hirata

「神秘」イギリス公演(撮影:平田真弓)

さて、これまでに私たちはは9つの国を巡り、30公演を行ってきました。ロシアのモスクワとサンクトペテルブルクの2公演をもって、神秘のヨーロッパツアーは千秋楽を迎えます。

私にとっても、鼓童で活動するのは残り2公演というわけでございます。

Photo: Tetsumi Hanaoka

私はこれまでに海外16ヶ国で公演をさせて頂きましたが、国が違えば文化も違うし、同じ国の中でもまた違うんだなぁという事を、日々感じて旅をしております。宗教や歴史、政治、地域、お隣の国でも全然違うもんですから、差異があるのは当然のこと。でも世の中そう上手く回れないのが常なんだなぁ、というのも感じています。

ですが、楽器を使って音を奏でる事や音楽を楽しむ事というのは、国や文化や歴史や宗教が違ってもなんら変わりないね、と素直に感じます。まさに「音楽に国境なし」。でも、海外のこれだけの国と地域を回って120回近く公演した結果、こうやって腑に落ちる事ができたわけで、それは私の人生経験の中で非常に宝となっています。

Photo: Tetsumi Hanaoka Photo: Tetsumi Hanaoka

海外ツアーの良さというのは、日本にない文化や生活を目の当たりにして、それを実際に肌で感じ取る事ができるという所です。日本にない味の食べ物、逆に海外仕様の和食の味を経験することもしばしば(笑) ヨーロッパは古い町並みや建物が多いので、散歩に出かけるだけでも有意義です。

IMG_1518 神秘公演をアテンドしてくれたヤスミンさんと。

そんな海外ですが、正直なところを言えば、やっぱり日本が! 佐渡が恋しいです! でも心の底から「日本が良い」「佐渡が良い」と思えるのも、海外での経験があったから。海外が悪かったから…というわけではもちろんありませんよ!(笑) 鼓童の舞台や公演を通じて、自分のあり方や日本人としてのあり方、海外の人々がどのように日本の文化をとらえているか、そしてどう感じているかを学べたからです。

Photo: Mayumi Hirata

「井の中の蛙」にならないよう日々勉強、日々精進、そして自分の脚を使って見聞をして回る! これを目標に、これからも頑張ってまいりたいと思います。もちろん、ロシアの2公演も頑張ってまいります。

そして、またどこかでお会いしましょう!

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2016年1月〜3月「鼓童ワン・アース・ツアー2016〜神秘」
(ヨーロッパ)
http://www.kodo.or.jp/news/20160130oet_ja.html
鼓童協賛クレジット


東西の交流/花岡哲海


Photo: Yui Kawamoto

こちらカナダは先週よりも天気が回復して、秋晴れな日が続いています。「輝夜姫」の公演も中日を過ぎ、公演回数も残りわずかになってきました。

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さて、オーケストラピットの下手側は西洋パーカッションのみなさん、そして上手側は鼓童の楽器が所狭しと並んでいます。本番中はマエストロのローさんの指揮を見つつ、お互いの音が合わさるように集中して演奏を行います。

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そんな中、空いている時間を見つけては、西洋パーカッションのメンバーの1人であるバンさんと、佑太がセッションをして楽しんでいます。

Photo: Tetsumi Hanaoka

また、ボブさんはジャンガラに興味津々で「どうやって音を出してるの?」「こうやって当てるの?」と質問攻めです(笑)

Photo: Tetsumi Hanaoka

ミシェルさんとは「エッグタルト」なるこちらの名物を買って、一緒に食べたりもしました。最近では「コンバンハ!」「お疲れサマデシタ!」と、日本語の挨拶も覚えてくれました。

東洋と西洋…。楽器は違えど、お互いに「打楽器奏者」であることには変わりません。そして私たちは「打楽器」を通して心通わせ、交流することができています。もちろん打楽器ではなくても、音楽でも、芸術でも、お互いの共通する何かを媒体にして国や文化や言葉の違う世界の人々とつながる事ができるのだと強く感じました。

残りの公演も抜群のコミュニケーションで、全力で走り抜けたいと思います!
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news20151015kaguyahime012015年10月15日(木)〜10月30日(金)
バレエ公演『輝夜姫 Kaguyahime: The Moon Princess』に鼓童が参加
(カナダ・モントリオール)
http://www.kodo.or.jp/news/20151015kaguyahime_ja.html

鼓童出演者:辻勝、 中込健太、 内田依利、 蓑輪真弥、 住吉佑太、 花岡哲海、 稲田亮輔

(Photo: Damian Siqueiros / Dancers: Jerimy Rivera & Edi Blloshmi)


「輝夜姫」開演!そして、ローさんの愛用品?/花岡哲海


Photo: Tetsumi Hanaoka

少しずつ秋が深まって来たかと思ったら、先日モントリオールでは雪が降りました。週末は気温がググッと下がって、日中でも1℃という冷え込みの今日この頃…。もちろん輝夜姫公演班は、そんな寒さに負けじと頑張っております!

Photo: Tetsumi Hanaoka

さて、佐渡の鼓童村での稽古、そしてモントリオールでの稽古やリハーサルを経て、先日「輝夜姫」が初日を迎えることができました! 連日、マエストロのローさんと音楽の細かな調節を行い、舞台上ではダンサーのみなさんが稽古を行っていました。

Photo: Tetsumi HanaokaPhoto: Tetsumi Hanaoka

稽古中は真剣そのものである振付け師のみなさんは、休憩に入るとちょっとお茶目な一面もみせてくれます!西洋パーカッションのみなさんはとても気さくな方たちばかりで、鼓童メンバーとの交流については、また後ほどご紹介をしたいと思います!

そんな中、マエストロのローさんは、譜面台である物を愛用しております。そのある物とは?

Photo: Tetsumi Hanaoka

なんと「北雪のメモ帳」!

「北雪」とは佐渡市赤泊にある蔵元で「北雪酒造」といいます。なんでもローさんは日本酒がお好きで、しかも佐渡の酒は特になんだとか…鼓童村での稽古期間に北雪酒造で酒蔵見学をされ、その時にもらったものなんだそうです!

ローさんご愛用の「北雪のメモ帳」、鼓童一同なんだかホッコリした気持ちになれたひと時でした。

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news20151015kaguyahime012015年10月15日(木)〜10月30日(金)
バレエ公演『輝夜姫 Kaguyahime: The Moon Princess』に鼓童が参加
(カナダ・モントリオール)
http://www.kodo.or.jp/news/20151015kaguyahime_ja.html

鼓童出演者:辻勝、 中込健太、 内田依利、 蓑輪真弥、 住吉佑太、 花岡哲海、 稲田亮輔

(Photo: Damian Siqueiros Dancers: Jerimy Rivera & Edi Blloshmi)


持ち寄りで…/花岡哲海


Photo: Tetsumi Hanaoka

カナダに来て1週間が経ちました。海外に来ると普段は外食中心の生活になります。お国柄の出る食事は楽しいのですが、反面、日本の味が恋しくなります。そこで今回は、ホテルの部屋の備え付けキッチンで料理をすることにしました!

Photo: Tetsumi Hanaoka

各自で食材を担当し、持って来る方式なのですが、亮輔は野菜(人参、玉ねぎ、ジャガイモ)担当。玉ねぎは顔ほどの大きさ!

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僕は豚肉、塊で買ってスライスします!健太さんは米、鍋で炊きました!

Photo: Tetsumi Hanaoka

佑太はルー、ここまでくればお分かりでしょう! そうです、カレーを作りました。

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久しぶりにみんなで料理をすると、研修所や住居棟時代を思い出します。

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みんなで作って、みんなで食べるカレーの味は格別。お鍋いっぱいに作ったのですが、きれいに頂きました(笑)。

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これで午後からのリハーサルも頑張れそうです!

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news20151015kaguyahime012015年10月15日(木)〜10月30日(金)
バレエ公演『輝夜姫 Kaguyahime: The Moon Princess』に鼓童が参加
(カナダ・モントリオール)
http://www.kodo.or.jp/news/20151015kaguyahime_ja.html

鼓童出演者:辻勝、 中込健太、 内田依利、 蓑輪真弥、 住吉佑太、 花岡哲海、 稲田亮輔

(Photo: Damian Siqueiros / Dancers: Jerimy Rivera & Edi Blloshmi)


カナダ・モントリオール/花岡哲海


カナダ モントリオール

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日本から飛行機を乗り継ぎ14時間弱、私たち「輝夜姫」公演班はカナダのモントリオールにいます。

Photo: Tetsumi HanaokaPhoto: Tetsumi Hanaoka

モントリオールは「北米のパリ」と呼ばれているらしく、確かに街のいたる所に古風な趣のある建物が見受けられます。

Photo: Tetsumi Hanaoka

しかし、道路には自転車専用レーンが敷かれているなど、日本よりも先にいっているなぁと先進的な面も感じました。

さて、私たちが今一番悩まされていることがあります。それは「時差ボケ」であります(笑)。
それもそのはず。日本とカナダのモントリオールでは時差が13時間あり、まさに昼夜逆転の状態です。こちらで朝食を食べているのに、なんだか夕食を食べているような感覚になります(笑)。そんな時差ボケを解消すべく、私は毎朝ホテル近くの「モンロワイヤル公園」へ向かいます。

Photo: Tetsumi HanaokaPhoto: Tetsumi Hanaoka

モンロワイヤル公園はモントリオールの中でも大きな公園で、散歩をする人、サイクリングする人、読書をする人、ジョギングをする人など、市民の憩いの場になっています。

Photo: Tetsumi Hanaoka

公園に入ってすぐ目の前に広がる丘を抜けると、今度は森の中にいるような、緑のドームのような空間が広がります。

Photo: Tetsumi Hanaoka

ゆるい上り坂が延々続いていて、軽い運動にはもってこいの環境です。公園内の木々は、場所によっては秋が色付きはじめていて、カナダを代表する楓の葉も少しずつ赤く染まっていました。

Photo: Tetsumi Hanaoka

秋を海外で過ごすのは生まれて初めてですし、秋の訪れをカナダで感じた事はすごく新鮮でした。暦だけでは季節を感じるのが難しくなった昨今、寒くなったなぁとか、風の香りが変わったなぁとか、自分の肌や感覚や記憶から季節の移り変わりを感じる事が大切だと思います。また、そういう物を敏感に察知できる感性を養うことが、舞台や公演の内容を、より充実させてくれるのだと感じています。

オーケストラと雅楽とバレエとの共演「輝夜姫」 そんな気持ちを胸に、初日に向け日々精進しております。
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Photo: Tetsumi Hanaoka

news20151015kaguyahime012015年10月15日(木)〜10月30日(金)
バレエ公演『輝夜姫 Kaguyahime: The Moon Princess』に鼓童が参加
(カナダ・モントリオール)
http://www.kodo.or.jp/news/20151015kaguyahime_ja.html

鼓童出演者:辻勝、 中込健太、 内田依利、 蓑輪真弥、 住吉佑太、 花岡哲海、 稲田亮輔

(Photo: Damian Siqueiros Dancers: Jerimy Rivera & Edi Blloshmi)


そんな体験をしてもらいたくて…/花岡哲海


交流学校公演

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交流学校公演の「踊りのてっちゃん」こと、花岡哲海です。長野県は松本市の全ての小学校を回り、小公演などを経て6月の交流公演は無事に終了しました。

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交流公演では、子どもたちが体育館へ入場する時、メンバーみんなでお出迎えをします。体育館の扉が開くと子どもたちの列が待っているのですが、子どもたちは一瞬、まず驚きます。それもそのはず、パッチ・腹掛け・足袋・ハチマキ、半被を着たお兄さんお姉さんが目の前にいて、その奥には見た事もないような種類の太鼓が、整然と並べられています。いつも自分たちが使っている体育館のはずなのに、そこには普段は目にする事のない、非日常の世界が広がっているのです。

何が始まるんだろうというドキドキと、何が見れるんだろうというワクワクした想いが溢れる子どもたちの表情を見ていると、僕はどうしても、自分の地元の祭りの日を思い出します。

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普段、何気なく通る神社には提灯が並び、町内の駐車場の広場は神輿が納まる神酒所になり、町には祭り囃子が流れ、各町会の半纏を着た大人たちが通りを闊歩します。いつも生活していた空間が、年に一度だけ特別な空間になる「祭り」の日というのは、子ども心にドキドキ・ワクワクが鮮明に記憶されます。でも、細かい事を覚えているわけではなく、夜の大人の提灯神輿がよかったなーとか、とにかく神輿の掛け声や囃しがすごかったなーとか、実は、ちゃんと覚えているわけではありません。しかし、漠然とした感覚だけど、なぜか頭から離れない、忘れる事のない、何度も思い出す「モノ」が記憶に刻まれていました。

Photo: Takashi Okamoto

なにかすごかった。よく分かんないけど楽しかった。それはやっぱり、非日常の世界を感覚だけで感じることができて、理屈ぬきで楽しいと思える時間や空間だったからだと思います。僕は同じような体験を、この交流公演を通して、子どもたちにしてもらいたんです。

帰宅した子どもたちが家族に…
「ねー!ねー!今日、太鼓の人たちが学校に来たんだよ!」

Photo: Takashi Okamoto
「大っきな太鼓があってね、大っきな音が出たんだよ!」

Photo: Takashi Okamoto
「背中に白い変なのささってた人がね、すごかったんだよ!」

支離滅裂で良いんです、ちゃんと説明できなくてもいいんです。
その子にとって、鮮烈で、感動で、楽しくて、面白かったという思い出が残ってくれさえすれば。

Photo: Takashi Okamoto

さて、まだまだ交流公演は折り返し地点、7月も全力疾走で頑張ってまいります。またどこかの町で、みなさんとお会いできる日を楽しみにしております!

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2015年6月27日(土)岡山県津山市「鼓童交流公演」
http://www.kodo.or.jp/news/20150627koryu_ja.html

2015年7月20日(月)新潟県柏崎市「はじめてのKODO」小編成公演
http://www.kodo.or.jp/news/20150720hajimete_ja.html


鼓童飴/花岡哲海


アマテラスで「鼓童飴」販売中!

5月3日、おかげさまで「アマテラス」の初日を無事に開けることができました。たくさんの方にご来場頂きまして、今後の公演もより一層頑張ろうと思います。

Photo: Tetsumi Hanaoka

さて、今回の「アマテラス」では特別に、オリジナルキャンディー「鼓童飴」を販売しております!鼓童のロゴ入りのオレンジ味と、太鼓の巴をあしらったサイダー味。ロビーの鼓童ブースで販売していますので、観覧の記念にいかがでしょうか?

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それでは、今日も張り切って「アマテラス」頑張ります!

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5月「アマテラス」(大阪)
http://www.kodo.or.jp/news/20150503amaterasu_ja.html


「アマテラス」メンバー出発しました!/花岡哲海


Photo: Tetsumi Hanaoka
鼓童村にて、見送りの様子。写真はツアーバスの車内より撮影。

5月3日から大阪の松竹座で行われる「アマテラス」公演に向け、鼓童村を出発しました。
約1ヶ月と長期間の公演ですので、松竹座へ是非お越しくださいませ。皆様のご来場をお待ちしております!

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5月「アマテラス」(大阪)
http://www.kodo.or.jp/news/20150503amaterasu_ja.html


新造船「あかね」就航式/花岡哲海


新造船「あかね」就航式

Photo: Tetsumi HanaokaPhoto: Tetsumi Hanaoka

佐渡汽船の小木〜直江津航路で、新造船の「あかね」が就航しました!本日、その就航式に山口・見留・小見・立石の4名が演奏を行い、僕はお手伝いとして参加しました。

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ターミナルの演奏にはたくさんのお客さんが集まり、広場にも出店や両津・住吉の鬼太鼓の見物客で賑わっていました。出店には実習生のみさと・みさきが地元小木の皆様に混じって「沖汁」をふるまっていました。

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「あかね」は高速フェリーなので小木〜直江津間は1時間ほど時間が短縮され、また航行回数も増え佐渡へのアクセスがし易くなります。これを機に、みなさん佐渡へいらしてみませんか。

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