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弾け続ける「玉三郎・鼓童」 ─鼓童と玉三郎の十六年─/文・伊達なつめ


弾け続ける「玉三郎・鼓童」
─鼓童と玉三郎の十六年─

文●伊達なつめ

ー鼓童創立35周年記念コンサートパンフレットより

Photo: Takashi Okamoto

玉三郎と鼓童の出会いは16年前。青木代表から鼓童との共演の申し出を受け、まずは演出という形でかかわることを引き受けた玉三郎は、機会を見つけては佐渡の稽古場を訪れ、グループの体制やメンバーひとりひとりの個性を把握しながら、約2年後に『ワン・アース・ツアー スペシャル』(’03)を創り上げた。

Photo: Takashi Okamoto

鼓童のダイナミックな打法に、繊細で柔和な表現力が加わった舞台は好評を博し、続く’06年の鼓童結成25周年には、ついに青木の念願だった両者の共演『アマテラス』が実現。

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’09年には、佐渡の稽古場で自主稽古するメンバーたちの姿を見て玉三郎が思いついたという、小編成でスタイリッシュな演出の『打男 DADAN』が評判となるなど、玉三郎は着実に、鼓童のポテンシャルを引き出していった。

’12年、その手腕に鼓童のさらなる進化を託されて、玉三郎が芸術監督に就任( ※2012年より4年間)。演出家として作品単位で芸術的クオリティの責任を負うだけでなく、鼓童という集団を基盤から整備し、方向性を定めて総体的にプロフェッショナルとして向上させていく立場をも担うこととなった。こうして、本格的な玉三郎による新体制がスタートした。

Photo: Takashi Okamoto

食事等の体調管理や稽古場の空調といった環境面まで、実際の玉三郎の指導は多岐に及ぶが、舞台表現の姿勢においてもっとも強く表れているのは、「演奏技術の向上」と「自由な発想」による、バリエーションの広がりだ。たとえば前者については、就任時にこう語っている。

「技術がなければニュアンスを出すことはできないので、芸術監督になることが決まってから、太い撥を持つ前に、細いドラムスティックで太鼓を叩くことを取り入れました。太い撥で叩いていると、太鼓の面に撥が触れている時間が長くなるけれど、細いスティックだと、一瞬、面に触れることで強い音が出たり、叩いた弾みを利用して叩くことができる。面に長くいるのと一瞬しかいないのとの音色の違いを、打ち手には自分でわかるようになってほしかったですし、実際に細い撥で大きい太鼓を叩くと、最初は違和感があっても、そのうちどんどん音が出るようになって、太い撥がいらなくなるほどになるんです。打ち方のバリエーションもグッと増えるのですよ」

その成果がいかほどかは、本日の舞台に響く音色を耳にすれば、説明不要だと思う。

Photo: Takashi Okamoto

後者の「自由な発想」を求める点においては、撥を鈴に替えてみたり、北米を中心に練習用の太鼓として代替的に使われていることが多い自動車のタイヤを、敢えて持ち出したり、奏法も構造も似て非なる西洋のドラムについて基礎から学び、和太鼓奏者のプロにしかできない、独自のソロ演奏に昇華させたり……。あらゆる常識や固定観念から解き放たれた、遊び心と自由な精神を、何よりも尊ぶ。それが幅広く斬新な表現の開拓につながっているわけだけれど、玉三郎の意識の根底には、柔軟であるべき鼓童が、必要以上にスタイルを硬直化させたり、権威付けを行おうとする傾向への危惧があった。

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「それまでの鼓童には、『大太鼓は神聖なものだから滅多に打ってはいけない』といった雰囲気ができ上がっていたんです。鼓童が誕生して、たかだか数十年しか経っていないというのにね。僕はそんなことぜんぜん気にする必要はないと思うから、『(大太鼓を)縦じゃなく横向きにしましょう』と躊躇せず言いましたし、年功序列もなくしました。『伝統が』とか、『先代が』とかいう話は、まだ若い鼓童では言わないでほしい、という気持ちですね」

伝統や様式、権威の功罪というものを、身をもって知る歌舞伎俳優だけに、説得力は抜群。これは内側からは是正しづらい硬直状態を、玉三郎という外からの刺激で打開してもらえれば、という青木代表の思惑とも一致する。

Photo: Takashi Okamoto

敢えて「伝統」になりかけていた鼓童のスタイルに執着しないことを選択した玉三郎は、鼓童のトレードマークとしてファンにもメンバーにも親しまれてきた鉢巻きと半纏の衣装を用いず、汗まみれ・力まかせの荒削りな演奏スタイルも封印。短い曲が多かったレパートリーを見直し、20分前後の長尺の新曲を次々に発表して、鑑賞する側へも意識の変革を促した。素朴で力強い太鼓打ちによる祝祭空間から、一編のドラマのように緩急と緊張感に満ちた芸術的世界へ。劇的な変化を遂げた主軸の「ワン・アース・ツアー」シリーズは、玉三郎の美意識に共鳴する観客には熱烈に歓迎され、往年の鼓童のスタイルを愛する観客には、少なからずショックを与えた。

第1弾の’12年初演『伝説』では、喧しいほどの賛否両論の嵐が起こり、「変革には痛みを伴う」ことを実感した気がした。それでも、『神秘』(’13)、『永遠』(’14)、『混沌』(’15)と、回を重ねるごとに、演じ手側にも受け手側にも戸惑いが消え、現在は新しい鼓童の世界を、積極的に享受する土壌が調いつつあるようだ。

Photo: Takashi Okamoto

周到な準備期間を設けて稽古に励み、自由度と完成度の高い、攻めの姿勢を貫く玉三郎・鼓童。まだまだ弾け続けて、世界のショービジネスの先頭に立って欲しいと思う。

ー鼓童創立35周年記念コンサートパンフレットより

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「螺旋」公演紹介
http://www.kodo.or.jp/news/20160900oet_ja.html

12月17日、18日 大阪公演
http://www.kodo.or.jp/oet/20161217-18a_ja.html

12月21日〜25日 東京・文京公演
http://www.kodo.or.jp/oet/20161221-25a_ja.html


心の芯に「芸術的要素」を/坂東玉三郎氏インタビュー


坂東玉三郎氏インタビュー
心の芯に「芸術的要素」を

2016年8月 鼓童創立35周年記念コンサートパンフレットより
文◎伊達なつめ 写真◎岡本隆史

Photo: Takashi Okamoto

──芸術監督就任当初(2012年)は、「和太鼓にはバリエーションが多いわけではないから」と苦労されている様子でしたが、次々と新しい表現が生み出されていますね。

玉三郎 「今日まで出来るだけのことをしてきた」という感じです。正確には「ないもの」を出すというより「ある」ものをそのままではなく展開させて幅を広げる作業になったということでしょうか。『大太鼓』『屋台囃子』『三宅』といった、鼓童のレパートリーを代表する太鼓の曲を沢山聴いていて、今後の為にもさらに新曲があった方がいいのではないかと思い、新しい音楽的なものを模索してきました。私は全てを譜面で伝えていくわけではないので、はじめから「こういうものを創ってほしい」という設計図を示すことはしてきませんでした。鼓童のメンバーが出してきた音を「この音と、この楽器を組み合わせて」やってみては「あ、ぜんぜん合わなかった、こちらの方が良いなあ・・・」などと言いながら、現場で創ってきたのです。

Photo: Takashi Okamoto

その結果、徐々に新しい音が出て来たのでしょうか。それともうひとつは、これまでなかった新しい楽器の組み合わせや使い方、この楽器を加えたら、あるいはこの太鼓の音を前に出さずに、後ろに持って行ったら、どれだけ融合して聞こえるか、といったことを試してきました。

Photo: Takashi Okamoto

──ワン・アース・ツアー『混沌』(2015年初演)で登場した太鼓奏者によるドラム演奏など、実にユニークでした。

玉三郎 同じ打楽器でも、奏法も音の性質もすべてが異なるドラムを使ってみることで、その後元に戻った時に彼らの耳に聞こえる太鼓の音が違ってきたことが、とてもよかったと思っています。たとえば一度旅に出て戻ってくると、自分が住む場所の違った面が見えてくるでしょう。それと同じことを、彼らも感じられるようになってきたのです。

Photo: Takashi Okamoto

──「ちょっとドラムに挑戦にしてみた」という次元とは異なり、「プロの太鼓打ちがドラムを演奏するとこうなる」という新たな楽器の解釈を提示していました。

玉三郎 そこまでいかなければ、お客様に失礼ですから。もちろん今回はプロのドラマーのようには出来なくても、鼓童ができる範囲で、最善のものをお見せしなければなりません。そのために、ここに至るまで3年間かけて稽古してきたのです。

Photo: Takashi Okamoto

──新たに挑戦する楽器の習得に3年をかけ、来年初演の新作の稽古もすでに始まっている。時間の取り方にゆとりと計画性がありますね。

玉三郎 僕自身、俳優として舞台に立つようになってから認めてもらえるまでには、多くの年数がかかりましたし、中国の伝統演劇である昆劇に出演した際も、最低、5、6年は必要でした。フランスの太陽劇団(テアトル・ドゥ・ソレイユ)だって、ひとつの作品を創るのに稽古に2年間もかけているわけです。シルク・ドゥ・ソレイユだって、きっとそうでしょう。本来作品創りというのはそういうものなんです。

──プロの演奏家でありながら、別のジャンルの音楽に挑む姿勢もユニークです。たとえて言えば、チェロの演奏家が胡弓を弾くようなものですよね。

玉三郎 クラシックのチェロの専門家は、人前では胡弓の演奏はしないでしょうけれど、鼓童はとにかく余裕があればやれるところはやってしまわなければならないのです。「やれないでしょう・・・」と言わないで「やれるでしょ?」って最初に言ってしまうんです・・・(笑)。そうするとみんな、だんだん出来るようになっていくんです。そもそも『三宅』(伊豆七島の三宅島)だって『屋台囃子』(埼玉県秩父市)だって、地方の芸能として演奏されているものを、舞台用にアレンジしてきたわけですから。鼓童はそうやって、あらゆる音を自分たちの音色にしてきたのです。ですから今後も、そういうことをして行かなければなりません。

Photo: Takashi Okamoto

──来年初演の新作『幽玄』は、『アマテラス』に次ぐ玉三郎さんと鼓童との共演第2作目、能の世界を鼓童の音色で表現しようという新たな挑戦ですね。

玉三郎 先年打ち手のみんなに、今後はどんなものをやりたいの?・・・と聞いてみたら「日本のものをやりたい」というのです。それじゃあそうしましょう・・・ということになりました。ただ「日本ものはとても難しいよ・・・」とだけは言いました。どこかで古典の専門家の目に触れるでしょうし、様式も技術も、どこまで掴めるかはわからないにしても、「やるんだ」「突き抜けたい」という思い込みだけでは出来ませんからね。お客様にお見せ出来るだけの、練り込む時間がないといけないでしょうね。お能の様式そのものは使えないですから、自分たちが使ってきた楽器で、能や歌舞伎の囃子方では使わない楽器で、稽古をしていかなければなりません。同じ楽器を使ってしまえば、専門家の方が素晴らしいに決まっているわけですから、自分たちの楽器を使って、表現できるように稽古しています。

Photo: Takashi Okamoto

──締太鼓ひとつとっても、能や歌舞伎の大太鼓と似ているようで違うし、違うけど似ているという…

玉三郎 音色が不思議な感じですよね。めずらしさも、新しさも必要ですし、稽古をしていると想像もつかないところにいくんです。それに『幽玄』というからには、謡も入った方がいいかなと思って、ここ5年間くらいやっている発声練習を、謡に活かせるように稽古しています。毎日練習して行けば、確実に声が出て来ますし「なんでもできちゃう」というわけではないですけれど、出来ることはきちんと学んでいきたいと思っています。

──能と歌舞伎と鼓童、と聞いて、アイリッシュダンスと類似点があるタップダンスやフラメンコと競演する『リバーダンス』の一場面を思い出しましたが、そうした広がりも期待できそうですね。

玉三郎 タンゴが酒場のコミュニケーションから生まれてきて、後に芸術的なものに発達したのと同じだと思います。ただ、神社やお寺に集まって演奏するのと、劇場で入場料をいただいてお客様にお越しいただくものとはまた別なことですから、それとは違う線をきちんと引いた状態を保たなければなりません。このようにして、鼓童は各地の芸能に影響を受けてきましたが、デビュー当時から海外公演を多く行う中で、ブルーマン・グループやストンプ(ともにオフ・ブロードウェイを中心に世界各地で公演を続けるパフォーマンス集団)や、シルク・ドゥ・ソレイユのラスベガスのショウの「ミステール」などにも影響を与えているそうです。最近のワン・アース・ツアー『伝説』『神秘』の海外公演では、十分に受け入れられたようですが「影響を受けた海外の打楽器演奏の方が、うまく叩けている」ということにならないように「しっかりとした自覚を持つように」とみんなには話しています。

Photo: Takashi Okamoto

──35周年を迎えた鼓童の今後のことは、どうお考えですか。

玉三郎 具体的には来年(2017年)の春から、「アマテラス」に続く鼓童との共演第2作目の『幽玄』の幕が開きます。9月には、博多座での公演も予定しています。そして秋からは『打男』の日本ツアーが始まります。2009年に創った『打男』が、来年から日本と北米のツアーを回れるようになったことは、演出家としてはとても嬉しいです。佐渡に通うようになってから16年が経ちました。これまで10作近くの作品を創ってきましたが、実は思いのほか大変な作業だったんです。つまり戯曲や筋立て等の全く無いところから、打楽器演奏群の一晩の舞台(コンサート)を構成して行くのですから。自分としては出来るだけ楽しんで創っては来ましたが、お客様がどう思ってくださるかは、また別なことです。特に鼓童の古くからのお客様には、今までとは違う方向性に対する違和感もあったと思います。現在は世界情勢も経済も大変難しい時期を迎えているように思います。そうした状況下で、鼓童のみなさんも「5年後、10年後に自分たちがどうなっていたいのか」・・・ということを真剣に考える時期が来ているのではないでしょうか。

Photo: Takashi Okamoto

鼓童の「和太鼓の曲」は初めから有りましたが、これからは純粋に「打楽器の曲」として考えて行かなければならないこともあるでしょう。また大きな意味で「音楽としての曲創りの捉え方」「舞台人としての有り方」も重要になってくるでしょう。それに加えて心の芯に「芸術的要素」を持って、進んで行ってもらいたいとも考えています。また「舞台裏はお客様には見えている」ということも伝えています。「エンターテインメント」でありながら「品格」も大事なことです。自分も今後の日本の芸術の有り方などを、問い直していきたいと思っているのです。

ー2016年8月 鼓童創立35周年記念コンサートパンフレットより


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坂東玉三郎(ばんどう たまさぶろう)
歌舞伎界の立女形。その深遠な美意識は様々な分野でも発揮され、「ロミオとジュリエット」「海神別荘」などの作品で舞台演出家として高い評価を得る一方、映像作品「外科室」「夢の女」「天守物語」で映画監督としての才能を発揮し、大きな話題となった。2012年4月から4年間、鼓童の芸術監督に就任。2012年9月に、歌舞伎女形として5人目となる重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定、また2013年にはフランス芸術文化勲章最高章「コマンドゥール」を受章した。


 

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「螺旋」公演紹介
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全国ツアースケジュール
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12月14日(水)福岡公演
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12月17日、18日 大阪公演
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12月21日〜25日 東京・文京公演
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鼓童サイト「幽玄」ページ
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打っ叩く/住吉佑太


打っ叩く

「混沌」ツアーも、残すところ3週間ほどとなりました。今回の作品はかなり挑戦的な舞台となっておりまして、賛否両論、様々な感想や意見をお聞きしています。そんな中、今さらではありますが、僕の「混沌」という舞台への想いを改めてお話したいと思います。

Photo: Takashi Okamoto

玉三郎さんとのプレミアムコンサートの中でも、少しお話する機会がありましたが「ドラムをやることへの抵抗はなかったのか」というお話からさせて頂きます。

正直、とてもありました!(笑)
抵抗という言葉がふさわしいかどうかは別にして「なんで太鼓打ちがドラムなんだ!」という気持ちが最初は常にありました。その気持ちが邪魔をして、ドラムの稽古にも身が入らなかったりこんなことをしてていいのか、なんていう焦燥感のようなものすら感じていました。

Photo: Takashi Okamoto

ドラムの稽古は、3年くらい前からすでに少しずつ始まっていたのですが「よし!やるぞ!」という気持ちになるまで、なかなか腹をくくれずにいました。

そこから気持ちが大きく変わるきっかけとなったのは、とある日のドラム稽古のことです。ちょうど「混沌」が始まる半年ほど前のことだったかと思います。小田洋介と坂本雅幸と僕、3人並んでひたすらドラムを打っ叩き続けるという時間がありました。梶原さんのアツいカウントが飛び交って「ワン!ツー!スリー!フォー!」僕たちは何度もドラムを打っ叩く。汗が飛び散る。無我夢中で打っ叩く。

Photo: Takashi Okamoto

そして、その稽古が終わった夕方、稽古場の空気感が、屋台囃子の打ちっ放し(*)の稽古のあとと、同じ空気だと感じたんです。

*屋台囃子をひたすらみんなでまわして打ち続ける稽古。

鼓膜の奥がまだ少し鳴っていて、薄ぼんやりとした熱気と、汗の匂いが残る稽古場。

そのとき、ふと思ったんです。「一緒じゃねえか」と。

Photo: Takashi Okamoto

何かを打っ叩く行為。それは人間の根底にある「狩猟本能」のようなものなのかもしれません。その証拠に、太鼓と対峙するとき、怒っているわけじゃないのに、「うおー!!」という気持ちが芽生えてきます。

魂の震え。

それと同じ感覚になったんです。ドラムを叩いていて初めて、うおー!!って感じたんです。

Photo: Takashi Okamoto

西洋だの東洋だの日本だの、そういう文化圏の違いを越えて、というよりも、その奥深くにある感覚。
日本人として、太鼓打ちとして、ということよりももっと深い部分。人類としてのアイデンティティーのようなもの。

Photo: Takashi Okamoto

まぁどういう言葉で表現するべきかなのかは、まだ全然分かりませんが、直感的にそのようなものを感じました。

「じゃあ、太鼓でやればいいじゃねえか」という話に戻るんですが、僕たちはこれまでもずっと、そういう気持ちで太鼓を叩いてきたはずなんです。

太鼓ってそういうもの。っていう感覚が、みんなどこかに根付いています。それは僕たちだけでなく、お客様の中にも太鼓って言ったらこうでしょ!みたいな感覚はあるはずです。樹齢何百年という木に、動物の皮を張った、たくさんの命と歴史が刻み込まれた楽器。表面的であれどうであれ、先ほどもお話した、打ち手の「うおー!!」という魂の震え。でもそれが当たり前になっているのでこの感覚ってなんだろうなんて、改めて考えることってないんじゃないかなと思います。

Photo: Takashi Okamoto

そういう意味で今回、和太鼓じゃないものを叩くことでたくさんの気付きがありました。

ドラムにも深い歴史があります。その話はさて置き、
プラスティックの皮を打っ叩いて!
和太鼓の力を借りずに!
僕たちの魂の震えを伝えることができたら…

Photo: Takashi Okamoto

人形劇と同じようなものになればいいなと思っています。

なんで人形で演技するのか。本物の人間でやる方が、表情も豊かで、動きもなめらかなのに。でもそこには「人形」という、ある種「無機質」なものを通すことで、その奥にある本質そのものを際立たせるという意味があるのではと思っています。

僕たちも和太鼓ではなくドラムを叩くことで逆に「打っ叩く」という魂が、より浮き彫りになっていけばいいなと。

Photo: Takashi Okamoto

もちろんそれだけではなく(打っ叩いて暴れてればいいというわけではなく…笑)ドラムを練習することで、和太鼓にはない感覚や音楽的、技術的な学びがたくさんありました。

そういった思いの全て、学びの全てをこの「混沌」という舞台に詰め込んでお届けしているつもりです。

明日は佐賀公演。これからもツアーは続きます。ぜひ、劇場に足をお運び頂き生で感じて頂ければと思います。

Photo: Takashi Okamoto

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【鼓童TV出演】テレビ愛媛に中込健太、内田依利、小池将也が生出演&生演奏!


7月1日テレビ愛媛「つながるワイドほ〜なん」

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7月1日テレビ愛媛「つながるワイドほ〜なん」に鼓童・中込健太、内田依利、小池将也が生出演&生演奏! 「混沌」の魅力を語ります。坂東玉三郎芸術監督のインタビュー映像も紹介されます。(鼓童の出演は16:30頃の予定)。放映地域の皆様、是非ご覧ください。

テレビ愛媛「つながるワイドほ〜なん」
7月1日 15:50~17:53 ※鼓童の出演は16:30頃の予定
出演者:中込健太、内田依利、小池将也
http://www.ebc.co.jp/bangumi/ho-nan/

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鼓童ワン・アース・ツアー2016~混沌

2016年7月2日(土)18:00 愛媛県松山市 松山市民会館
http://www.kodo.or.jp/oet/20160702a_ja.html
2016年7月3日(日)17:00 愛媛県宇和島市 南予文化会館
http://www.kodo.or.jp/oet/20160703a_ja.html


【TV出演】6月10日J:COMチャンネル「デイリーニュース」に蓑輪真弥、北林玲央、小池将也が出演&生演奏(神奈川)


6月10日J:COMチャンネル「デイリーニュース」(神奈川)
鼓童出演&生演奏

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6月10日(金)18:00〜J:COMで放送の「デイリーニュース」に、鼓童メンバーの蓑輪真弥北林玲央小池将也が出演、生演奏もあります!神奈川県のみなさま、放映地域のみなさま、ぜひご覧ください。

J:COM「デイリーニュース」

放送日時
2016年6月10日(金)18:00~
放送局
J:COM
出演
蓑輪真弥、北林玲央、小池将也
番組サイト
http://www.myjcom.jp/tv/channel/dailynews.html

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▼まもなく「混沌」神奈川公演!

2016年6月11日(土)18:00 神奈川県茅ヶ崎市 茅ヶ崎市民文化会館

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▼新作「螺旋」神奈川公演も開催決定!
2016年10月26日(水)18:30 神奈川県横浜市 神奈川県民ホール 大ホール


【6/7 ラジオ出演】船橋裕一郎&坂本雅幸&梶原徹也氏「Kiss FM KOBE」に生出演!など鼓童からのお知らせ


Kiss FM KOBE「4 SEASONS」に生出演!
6月7日9時25分~Music Folder【きょうの音楽特集】

Photos: Takashi Okamoto

6月7日Kiss FM KOBE「4 SEASONS」、9:25からのMusic Folder【きょうの音楽特集】に、鼓童・船橋裕一郎、坂本雅幸、そして「混沌」ドラム監修の梶原徹也さんが出演します。まもなく開催の「混沌」伊丹公演、明石公演に向けての意気込みや、作品の見どころ、そして船橋・坂本による生演奏も披露いたします!放送地域の皆様、ぜひお聞きください。

Kiss FM KOBE「4 SEASONS」

放送日時
2016年6月7日9時25分~
Music Folder【きょうの音楽特集】
放送局
Kiss FM KOBE
DJ
中野耕史さん
出演
鼓童(船橋裕一郎坂本雅幸)、「混沌」ドラム監修・梶原徹也さん
番組サイト
http://www.kiss-fm.co.jp/4seasons/

「鼓童ワン・アース・ツアー2016 ~混沌」

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「混沌」作品紹介

スケジュール(2016年6月〜7月)

「混沌」ブログ

2016年6月9日(木)18:30 兵庫県伊丹市 いたみホール
http://www.kodo.or.jp/oet/20160609a_ja.html

2016年6月22日(水)16:30 兵庫県明石市 明石市立市民会館(アワーズホール)
http://www.kodo.or.jp/oet/20160622a_ja.html

神戸で鼓童交流公演も開催!(出演メンバーは以下リンク先よりご確認ください)
2016年7月9日(土)19:00/10日(日)13:00 兵庫県神戸市 北神区民センター

石塚充トークゲスト生出演しました
京都・KBSラジオ「山崎弘士のGOGOリクエスト」

Photo: Erika Ueda

6月4日(土)12:30より、鼓童・石塚充が京都のKBSラジオ「山崎弘士のGOGOリクエスト」にトークゲストで生出演しました。聴いてくださったみなさま、有難うございました。ラジオ内でもお話ししておりました「螺旋」京都公演、まもなく売り出しです。ご来場お待ちしております!
2016年9月3日(土)、4日(日)京都府京都市 京都芸術劇場 春秋座
http://www.kodo.or.jp/oet/20160903-04a_ja.html

3日 13:30開場 14:00開演
4日 12:30開場 13:00開演
<チケット情報(全席指定)>
一般  6月9日(木)10:00発売
春秋座・友の会 6月7日(火)10:00発売
チケット購入他、詳細はこちら
http://k-pac.org/?p=933

Photo: Erika Ueda

パーソナリティの山崎弘士さんと。

<放送済>KBSラジオ「山崎弘士のGOGOリクエスト」
放送日時 2016年6月4日(土)12:30〜出演
放送局 KBSラジオ
パーソナリティ 山崎弘士さん
出演 石塚充(鼓童)
番組サイト http://www.kbs-kyoto.co.jp/radio/go/

「螺旋」京都公演に向けた船橋裕一郎コメントが公開!


2016年9月3日(土)、4日(日)の2日間、京都造形芸術大学の学内劇場「京都芸術劇場 春秋座」で、「鼓童ワン・アース・ツアー2016~螺旋」公演を行います。京都造形芸術大学卒業生で鼓童の代表を務める船橋裕一郎のコメントがアップされました。

news20160900oet2016年9月3日(土)、4日(日)京都府京都市 京都芸術劇場 春秋座
http://www.kodo.or.jp/oet/20160903-04a_ja.html

3日 13:30開場 14:00開演
4日 12:30開場 13:00開演
<チケット情報(全席指定)>
一般  6月9日(木)10:00発売
春秋座・友の会 6月7日(火)10:00発売
チケット購入他、詳細はこちら
http://k-pac.org/?p=933

 

 

RADIO MIX KYOTO「京都おとめラジオ」

 

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6月13日(月)19:00より、鼓童・石塚充が京都の「京都おとめラジオ」にトークゲストで出演しました。聴いてくださったみなさま、有難うございました。ラジオ内でもお話ししておりました「螺旋」京都公演、発売中!ご来場お待ちしております!

FM87.0MHz RADIO MIX KYOTO「京都おとめラジオ」
放送日:6月13日(月)19:00~
パーソナリティ:浜口愛子・柴田美智子
※同日再放送が23:00〜ございます。

FM87.0MHz 「RADIO MIX KYOTO」

Webサイト:http://radiomix.kyoto/
ネットからはサイマルラジオ:http://csra.fm/blog/author/radiomixkyoto/
2016年9月3日(土)、4日(日)京都府京都市 京都芸術劇場 春秋座
http://www.kodo.or.jp/oet/20160903-04a_ja.html

3日 13:30開場 14:00開演
4日 12:30開場 13:00開演
<チケット情報(全席指定)>
一般  6月9日(木)10:00発売
春秋座・友の会 6月7日(火)10:00発売
チケット購入他、詳細はこちら
http://k-pac.org/?p=933


ご挨拶/船橋裕一郎


2016年を迎え、私たち鼓童は35周年という節目の年を迎えました。

Photo: Takashi OkamotoPhoto: Takashi Okamoto

昨年は『神秘』『道』『永遠』『アマテラス』『打男』『混沌』『交流学校公演』『佐渡特別公演』また、様々なジャンルの方々との共演~アース・セレブレーション、『モノプリズム』『輝夜姫』、バリ島での公演などもあり、振り返れば多種多彩、あっという間の1年でした。

Photo: Takashi Okamoto

芸術監督4作目『混沌』では、ドラムセット三台をはじめ新たな表現に挑戦しました。様々なものを学び、新しいものに触れることで、己をさらに深く知ることの必然性、必要性を感じ、鼓童の舞台表現のさらなる発展が感じられる作品となりました。

Photo: Takashi Okamoto玉三郎さんは、この稽古期間中に「『今』を全力でやってきたら、ここまであっという間でした。今もそうです」と仰いました。芸の世界で半世紀以上を過ごされた方の言葉に、鼓童が50年、100年先の未来に向け、この瞬間に全身全霊を注ぎ、太鼓の音をさらに響かせていこうと改めて思った次第です。

本年もまた、新作や再演も含め、多彩な公演を予定しております。佐渡宿根木公会堂での「佐渡宿根木公演」、サントリーホールでの三夜、浅草公会堂の『若い夏』、そして『螺旋』『アース・セレブレーション』も新たな試みを模索いたします。

理念と歴史を振り返りつつ、私たちの『今』この瞬間の音を是非体感して頂きたく、引き続きのご支援、ご鞭撻を賜りますよう、お願い申し上げます。

太鼓芸能集団「鼓童」代表 船橋裕一郎

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「混沌 」文京公演へのご来場を有難うございました/蓑輪真弥


「混沌」文京公演

Photo: Takashi Okamoto

昨年末に開催した文京公演、ご来場いただいた皆様、有難うございました。

文京シビックホールでの公演は、佐渡で幕を開けてから約一ヶ月のツアー最後の会場でした。ツアー終盤になりタイヤの張りが弱くなってきたため張り替えを行いました。

Photo: Takashi Okamoto

新たな命を吹き返す、楽器としてのタイヤ達。耐久性も考えながら出したい音になるために日々試行錯誤…

『混沌』では和太鼓と様々な楽器を演奏するにあたり、どんな音を出したら馴染みが良いかなど、和太鼓も今までどおりの音を出すのではなく、響きをミュートしたりと繊細に音を合わせてきました。

Photo: Takashi Okamoto

混沌としているけど、なぜか心地の良いこの舞台。それは音にしても、呼吸を合わせるにしても、意図的にするものでもなく、どちらか一方に合わせるのでもない。異質なものが入ってきても、お互いを感じながら混じり合わせる。

Photo: Takashi Okamoto

お互いが心地良く聞こえるように、自然と、調和の方へと向かっていく自分達がいるからだと感じています。

5日間の連続公演、毎日たくさんのお客様にご来場いただき、誠にありがとうございました。

Photo: Takashi Okamoto


「Japan’s Kodo drummers」英・ファイナンシャル・タイムズ紙記事
http://on.ft.com/1n8pnQ6

<一部抜粋>
“Chaos is aptly named, but this is chaos of the most scrupulously organised kind. It is an exhilarating performance that leaves both drummers and audience breathless and a reminder that there is simply no substitute for the visceral thrill of experiencing the powerful cumulative resonance of these drums played in person.”

“「混沌」とはうまくつけたものだ。しかしこの混沌はきわめて緻密に仕組まれている。胸のすくようなその舞台は演奏者と観客の双方を圧倒する。そして同時に、これほどの血湧き肉躍る感興を与えてくれるものは、この力強い太鼓の響きの重なりを直に体験すること以外、この世にはないのだと思い知らせてくれるのだ。”


「『打つ』ことの根幹に存在感を示す」アイディアニュース
http://ideanews.jp/archives/14340
<一部抜粋>
“そして二幕の終盤になると、もはや太鼓かドラムか、といった違いが気にならなくなっていた。初めに視覚から入り込んだ違和感が、いつしか聴覚から払拭されていた。太鼓を始め、竹筒を床に落として音を出すシンプルな楽器トンガトン、拍子木、スネアドラム、ティンパニ、ドラムセットまで、作品全体を通してあらゆる打楽器がリズムの線でつながり、音で風の流れが作られていく感覚を覚えた。”
“最後にストンと落ちてきたのは、鼓童としての存在感。それは、どんな楽器を演奏していても、「打つ」という行為の根幹において、「鼓童」としての存在感を示せることの強さだ。”

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「混沌」作品紹介

「混沌」ブログ

2016年6〜7月全国ツアー!詳細は2月上旬に公式サイトで公開します。


「混沌」千穐楽&田中要次さんご来場


「混沌」千穐楽

Photo: Takashi OkamotoPhoto: Takashi Okamoto

本日、千穐楽を迎えた「混沌」公演、沢山のお客様にご来場いただきました!

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俳優の田中要次さんがご来場くださいました。写真は終演後にメンバーと。

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田中要次氏 監督のショートムービーに鼓童メンバー音楽参加
http://www.kodo.or.jp/blog/news/20151107_8439.html

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「混沌」作品紹介


【TV出演】12月7日J:COM「夕なび」に鼓童出演&生演奏(神奈川)


12月7日J:COM「夕なび」(神奈川)
鼓童出演&生演奏

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12月7日(月)18:30〜J:COMで放送の情報番組「夕なび」に、鼓童メンバーの坂本雅幸、大塚勇渡、北林玲央が出演、生演奏もあります!神奈川県のみなさま、放映地域のみなさま、ぜひご覧ください。

放送日時
2015年12月7日(月)18:30~
放送局
J:COM
出演
坂本雅幸、大塚勇渡、北林玲央
番組サイト
http://www.myjcom.jp/tv/channel/kanto/younavi-shonanyokohama.html

「夕なび」神奈川県内・東京都町田市・稲城市のご当地情報や話題を生放送で紹介する番組

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「混沌」作品紹介

スケジュール(2015年11月佐渡初演〜12月)

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