「若い夏」松山へ!/山脇千栄

若い夏の公演も
残すところあと4公演。

ツアー班は倉敷公演を終え、
四国松山へと移動しました。

四国といえば、私、山脇千栄、
香川県出身でございます。

感覚としては、倉敷も松山も
地元同然のようなもの。
中四国の気候と方言、
移動中には久々の讃岐うどんも食べ、
心も体もなんだかホッとしています。

私にとっては初めての大きなツアー。
不安と緊張で胸が張り裂けそうな
ツアー前半も、先輩方に支えられ、
公演地ごとのお客様の笑顔と拍手に
絶大なるエネルギーを頂きました。
公演を重ねるごとに心も充電満タン。
11回の公演の素敵な記憶たちに
包まれながら、松山へ辿り着きました。

ツアーに出て感じましたが、公演ごとに
それぞれの若い夏があるように思います。
その土地の人・音・食・歴史・空気・水…。
それらと鼓童が混ざり合って
それぞれ特別な若い夏が
作られているように感じます。

明日は、松山公演。
数年前、松山市民会館で
私も一人のお客さんとして
鼓童の公演を見ました。
準団員になりました今、
今度は舞台の上で鼓童の公演を。
幼い頃からよく遊びに来ていた松山の地。
どんな若い夏になるのかな、
お楽しみです。

残りの若い夏ツアーは
四国九州とどんどん南下して参ります。
気温と比例するかの如く
どんどん熱く、どんどん若く!
皆様に太鼓で、夏をお届け致します!
是非劇場へお越しくださいませ。

山脇千栄

鼓童「若い夏」日本ツアー

Photos: Takashi Okamoto

岐阜公演に向けて!/前田順康

先日梅雨入りをした佐渡ですが、鼓童村稽古場では来月よりスタートする若い夏ツアーに向けてた稽古が日夜続いております。今回全国11都市を巡る若い夏、若いメンバーを中心に これまでとの鼓童と対峙し、これからを切り開く力が試される作品です。

そんな若い夏の公演地であります岐阜県各務原市に出演メンバーの三浦友恵と前田順康の2人でお伺いしました。

岐阜県各務原市を中心に活動しておられる各務原太鼓保存会を中心とした地元太鼓グループの皆さんとのワークショップ、若い2人でのワークショップでしたが、日頃大切にしている基礎稽古に皆さんと取り組みました。

まず構えから丁寧に、そして一発打ちをじっくりと…
単に大きな音、速いリズムを叩けることではなく、気持ちが音にそのまま出ること、響の中にたくさんの情報を込められることが和太鼓の魅力だと感じております。

たたくことの奥深さをお互いに感じ、言葉のいらない音でのコミュニケーションを楽しめた時間でした。

そして各務原市役所を訪問し浅野市長様へ公演にあたってのご挨拶をいたしました。私、初めての経験で固くなってしまっておりましたが、音楽の街をテーマとする各務原でこの公演を機会に、鼓童に、太鼓にできることが何なのか前向きなお話のできた時間になりました。

5年後、10年後と私自身経験を積み、ワクワクするなにかを各務原で出来たら…なんて妄想も膨らみました。

短い滞在でしたが、その中でも、街とそこに暮らす人のあたたかい空気をたくさん感じられました。鼓童初となる各務原公演、若い夏一同、張り切って参ります!

鼓童「若い夏」日本ツアー

浅草へご挨拶/鶴見龍馬

だんだんと夏が近づいて来ているのを肌で感じる季節になって来ました。

先日、剛史さんと東京は浅草に行ってまいりました。休日で多くの観光客で賑わう雷門通り、ふと上を見上げると「鼓童 若い夏」の旗を出してくださっていました!

浅草でお世話になっている方々のお店にご挨拶に伺いました。あいにく、その日に限りみなさんお出かけされていて、ほとんど直接ご挨拶をすることができませんでしたが、雷おこし本舗のご主人・穂刈さんにお会いすることができました。

浅草公会堂での連続公演も今年で5年目。毎年浅草の方々が色々な形で協力、応援してくださるおかげで僕らにとっても浅草は特別な場所になっています。

「若い夏」は7月2日京都芸術劇場春秋座を皮切りに、国内11都市を回ります! その中で浅草は7月6日〜9日で5公演行います。チケットにまだ余裕があるようなので皆さん是非お越しください!

梅雨のジメジメした気持ちを吹き飛ばして初夏の訪れを劇場で僕らと一緒に楽しみましょう!

鼓童「若い夏」日本ツアー

 

共通点発見!/草洋介

5月16日より東京を皮切りに始まった「幽玄」ツアー。新潟と名古屋での公演も無事に終え、一旦一区切りです。今回の旅では出演者や鼓童の関係者以外にも多種にわたる職種の方々が舞台をサポートしてくださっています。

そんな中、あることに気づきました。

花柳流舞踊家の「花柳綱仁さん」、大道具たつた舞台の「石川雄介さん」「野口武文さん」、鼓童の演奏者の「船橋裕一郎」「草洋介」、鼓童スタッフの「上田恵里花」。

この6人にある共通点があります。

左手下段より、花柳綱仁さん、船橋裕一郎
左手上より、上田恵里花、野口武文さん、草洋介、石川雄介さん

実はこの6人、出身大学が同じだったのです!

こんなに職種が違うのに、図らずも同じ舞台づくりの場でこんな偶然があるなんて。。日程が進むにつれ、少しづつ話すようになって判明したこの事実に嬉しくなり、、。勢い余ってこんな内輪ネタを投稿しております。

▲2016年9月の春秋座公演、アップの様子

7月2日には私たちの母校である京都造形芸術大学の「春秋座」で「若い夏」という公演をいたします。

また「幽玄」ツアーは9月の2日より博多から再スタートし、9月21日〜23日まで京都で公演いたします。

▲「幽玄」で草は蛇舞を努めています

今の仕事に至るきっかけをくれた街、京都での公演は僕にとっても特別な想いの込められた公演になると思います。是非、ご来場ください!