研修所「収穫祭」20周年!/渡辺南風

研修所「収穫祭」20周年!

「彩」で20周年を賑やかに盛り上げました

研修生が普段お世話になっている地域の方々をお迎えしておもてなしする「収穫祭」を、今年も柿野浦集落の鼓童文化財団研修所で開催しました。

一打一打思いを込めて打ち込んだ「屋台囃子」

研修生の発案で始まった収穫祭も、今回で20年目を迎えました。今年は「祝20周年 大!大!!収穫祭」と題し、自分たちが育てた米や野菜などを使って食事を用意し、お茶席を設けたり、演奏をしたりと、例年以上の内容で皆さんをおもてなし。約160名、稽古場いっぱいの皆さまにお集まりいただきました。

今年は、柿野浦だけでなく、北田野浦集落や大小集落に研修所があった頃まで遡り、約30年間の元研修生からも有志が大集合。

元研修生による「三宅」の回し打ち

元研修生によるスペシャルコーナーでは、全員で三宅の回し打ちを行い、懐かしい面々に現役の鼓童メンバーも加わり大いに盛り上がりました。年齢も、すでに上は50代。久々に太鼓を打つメンバーもいれば、ソロで活躍しているメンバーも。それでもやはり「太鼓が好き!」という一点で繋がり、みな夢中でたたいていました。
とても楽しく、熱く、そして和やかな雰囲気となりました。

オープニングを飾った「一閃」。1、2年生合同で賑やかに演奏しました

収穫祭では、テーマづくりや、当日の内容、チラシづくりやお声かけなども全て研修生が自分たちで考えて行動します。ひとつのイベントを成り立たせるのに必要な準備や心遣いを、この収穫祭を通じて学びます。

長野県の民謡「ざんざ節」を元に研修生が案を出し合って作った「20周年ソング」

地域の皆さんにあたたかく見守られて、20回の節目を迎えることができた収穫祭。この日の思いを胸に、研修生たちはこれからも夢に向かって全力を尽くし進んでいきます。

鼓童文化財団研修所