Hello!Taiko for Peace 2017/山中津久美

4泊5日の太鼓合宿で来島したアメリカの高校生。目的は、深浦学舎での太鼓合宿。参加するこどもの個性やルーツは様々。メキシコ、グアテマラ、トリニダード、中国、キューバ、ペルー、ベトナムなどの移住者の子どたち。そして、パキスタンやニュージーランド・マオリ出身の子もいました。

このプログラムは今年で4年目となります。佐渡のコースでは和太鼓に特化したプログラムで構成され、吉利、伸一、正美らの講師による太鼓を体験。その他、 佐渡ならでは体験で、竹箸づくりに挑戦しました。

慣れない刃物の扱いにも苦労して、My箸が完成した時の達成感はかけがえのないものになったことでしょう。他にも、同じ棟で稽古する公演班と公開リハをお互いに見学させてもらうなど、 今年はスペシャルメニューが盛り沢山。

メインイベントは、地元羽茂高等学校での交流事業。郷土芸能部と剣道部の学生と交流いたしました。


昨年の全国高等学校総合文化祭最優秀賞・文部科学大臣賞に輝く郷土芸能部の演奏を観せていただいた後、「佐渡おけさ」のワークショップを一緒に体験したり、吉利から習った「小木祭り太鼓」や「実り唄」の演奏を披露しました。

剣道部では「コテ」「メン」「ドウ」など決め手をミニ体験。学生自身が英語で剣道や技の説明をしていて、佐渡の高校生も積極邸に英語で交流いたしました。

合宿では6時の起床から始まり、食器洗いや、廊下の雑巾がけ、風呂・トイレ掃除のお手伝いもして、普段の生活ではできないとこを体験しました。日本の生活には欠かせない挨拶。食事の時の「いただきます」「ごちそうさま」は、日本のいい習慣だと思っています。

深浦学舎の建物の雰囲気が良い、合宿で家族のように暮らせて仲良く出来た、心のこもった食事が全部おいしかったなど、この合宿で得た素直な感想を頂けて嬉しく思いました。