鼓童初上陸!エジプト公演に向けて/吉田航大

やっと大寒波が過ぎ去ったかと思いきや、今度は佐渡島の広範囲にも及ぶ断水被害。てんやわんやの日々を送っております。そんな中、鼓童村の稽古場では鼓童50カ国目となるエジプトでの公演に向けて稽古が行われています。
Photo: Erika Ueda

今回は演出・見留知弘を筆頭に9人のメンバーでの公演。とても9人とは思えないほどの演目数と内容の濃さ。知弘さんの、「大変だけど楽しんでやりましょう」の一言で、稽古場が動き出しました。

Photo: Erika Ueda

若手が多い編成でどこか活気のある稽古。しかしその反面、舞台に立つという厳しさも改めて再確認。。。

Photo: Erika Ueda

稽古期間は1週間とタイトなスケジュール。元舞台メンバーであり、今回の舞台監督でもある(今海)一樹さんは「時間がない中でもやることはちゃんとやらなきゃいけない」と語る。諸先輩方に厳しく丁寧に指導していただいて、着々と稽古が進んでおります。

Photo: Erika Ueda

未だ見ぬ異国の地に思いを馳せながら、太鼓を打ち鳴らす。誰もが初めてのエジプト。さぁ、これからどんな旅が待っているのでしょうか……。

Photo: Erika Ueda

2018年2月9日(金)、11日(日)鼓童特別編成で出演「Japanese Drums Concert」(エジプト)


イギリス、ブライトン到着/内田依利

One Earth Tour in Europe “Evolution” (螺旋)メンバー、最初の公演地ブライトンに到着しました。

Photo: Eri Uchidaイギリス南東の港町。佐渡と同じく海に面していますが、極寒大荒れの佐渡とは打って変わって、大西洋の暖流のおかげで暖かく、穏やかなビーチが広がっています。

Photo: Eri Uchida

街は大手チェーンのお店だけでなく、一軒一軒特色のあるレストランに雑貨屋さん、服屋さんにアンティークのお店、盆栽屋さんまで!

Photo: Eri Uchidaお店の壁にはカラフルな絵がたくさん描かれていて、街全体がアーティスティック。歩くだけでワクワクします。

Photo: Eri Uchida夜は暖色の街灯がポツリポツリと灯り、レンガ造りの街並みが絵になります。

街の画材屋さんの看板にこんなことが書いてありました。
“Let’s make this town full of artists.”
(この街をアーティストで埋め尽くそう)
一人一人がそんな意識でいるからこんなワクワクする街なのかな。

Photo: Eri Uchida

2ヶ月のツアー、ワクワクし続けて行って来ます!

「鼓童ワン・アース・ツアー 2018 〜Evolution」ヨーロッパツアー
(Kodo One Earth Tour 2018 : Evolution)
http://www.kodo.or.jp/performance/performance_kodo/4406

公演スケジュール


螺旋(Evolution)ツアーへ/大塚勇渡

Photo: Takashi Okamoto極寒の中に、侘しさを抱く佐渡ヶ島。美しい景色に背中を押され、本拠地を発ち、ヨーロッパツアーへ旅だちました。

「螺旋 (Evolution)」は、2016年8月にサントリーホールで初演を迎え、その年の9~12月までツアーを開催しました。私は鼓童の正団員になって1年目のツアー、緊張しながらも、初めての取り組みが多かった為、舞台の一瞬一瞬が鮮明に記憶されています。Photo: Takashi Okamoto

玉三郎さんは、この作品に対して、これまでに演奏してきた曲を辿りながら、現在の舞台表現を取り入れ、過去から未来へと螺旋を描きながら進化して行く鼓童を表現したいと、仰いました。

この言葉が稽古を通して、「こういう事だったのではないか…」と初演から約一年半経った今、感じる部分があります。

私は、鼓童に入ってから、光栄にも玉三郎さんが演出された舞台に携わる機会が多く、当時はその世界観に圧倒されながら、分からないことや、多少の戸惑いもありました。ですが、それは時間が経つにつれ、自分の中にゆっくりと消化され、理解が深まり、仰っていたことの本質を感じられるようになってきました。それは普遍的な事で、どの様な演出でも、どの様な衣装でも、干渉される事はないと思いました。

Photo: Koji Miyagi

そして、核にあるのは鼓童の魂、鼓童の音。

創造性に富んだからこそ、核となる部分、私は「演奏者として大切にしていきたい事」がはっきり見えてきた気がします。

Photo: Takashi Okamoto

もしかしたら先を行く先輩は当たり前だったかもしれませんが、今改めて自分の出す音に向かい合っています。

Photo: Takashi Okamoto

タイトルでもあり、舞台のフィナーレを飾る「螺旋」という曲は、和楽器はもちろん、西洋楽器も登場し、中心のソリストを囲む様に奏者が配置されています。曲中では鼓童の昔から続く曲もフレージングされており、どこか懐かさを感じつつも全く新しい表現になっております。

玉三郎さんから頂いたお言葉、鼓童の35年以上続く魂、この様な事に重きを置き、舞台に挑んでいく事を「螺旋」を演じる上で大切にしたいです。

そして、ヨーロッパで経験した事をまた次の舞台にも繋げて参ります。それでは、行ってきます!

Photo: Ryotaro Ikenaga

寒さ厳しき折り、皆様も心身共にご自愛下さいませ。

鼓童「Evolution」まもなくヨーロッパツアーへ!

鼓童「Evolution」まもなくヨーロッパツアーへ!佐渡島・鼓童村での稽古映像を少しだけ公開✨各国の劇場でお待ちしております❗️ 映像のラストは、、、#大雪で停電 ❄️❄️ #鼓童 #kodo #taiko #wadaiko #稽古 #japaneseculture #drum【日本語サイト】http://www.kodo.or.jp/performance/performance_kodo/4406【英語サイト】Jan.–Mar. 2018 “Kodo One Earth Tour 2018: Evolution” Europe Tourhttp://www.kodo.or.jp/en/performance_en/performance_kodo_en/4522Jan. 30 (Tue), 2018 Brighton Dome, Brighton, United KingdomFeb. 2 (Fri), 2018 Manchester Bridgewater Hall, Manchester, United KingdomFeb. 4 (Sun), 2018 Marlowe Theatre, Canterbury, United KingdomFeb. 5 (Mon), 2018 Birmingham Symphony Hall, Birmingham, United KingdomFeb. 7 (Wed), 2018 The Sage Newcastle, Gateshead, United KingdomFeb. 11 (Sun), 2018 Wiener Konzerthaus, Vienna, AustriaFeb. 13 (Tue), 2018 Concert Hall Aarhus, Aarhus, DenmarkFeb. 15 (Thu), 2018 Royal Danish Academy of Music, Copenhagen, DenmarkFeb. 18 (Sun), 2018 – Feb. 19 (Mon), 2018 Philharmonie, Munich, GermanyFeb. 21 (Wed), 2018 Alte Oper, Frankfurt, GermanyFeb. 22 (Thu), 2018 Meistersingerhalle, Nuremberg, GermanyFeb. 24 (Sat), 2018 Kulturpalast Dresden, Dresden, GermanyFeb. 26 (Mon), 2018 Philharmonie, Berlin, GermanyMar. 2 (Fri), 2018 Kuppelsaal, Hanover, GermanyMar. 4 (Sun), 2018 Liederhalle, Stuttgart, GermanyMar. 6 (Tue), 2018 Tonhalle, Dusseldorf, GermanyMar. 9 (Fri), 2018 Parco della Musica – Sala Santa Cecilia, Rome, ItalyMar. 11 (Sun), 2018 – Mar. 12 (Mon), 2018 Teatro Dal Verme, Milan, ItalyMar. 14 (Wed), 2018 Théâtre du Léman Geneve, Geneva, SwitzerlandMar. 16 (Fri), 2018 Musical Theater Basel, Basel, SwitzerlandMar. 17 (Sat), 2018 Samsung Hall Zurich, Zurich, SwitzerlandMar. 18 (Sun), 2018 – Mar. 19 (Mon), 2018 KKL Lucerne, Lucerne, SwitzerlandMar. 22 (Thu), 2018 Nordea Concert Hall, Tallinn, Estonia (Details TBA)Mar. 24 (Sat), 2018 – Mar. 25 (Sun), 2018 Savoy Theatre, Helsinki, FinlandMar. 29 (Thu), 2018 BKZ Oktyabrskiy Big Concert Hall, St. Petersburg, Russia (Details TBA)Mar. 31 (Sat), 2018 Crocus City Hall, Moscow, Russia (Details TBA)#osmo #osmomobile

鼓童 Kodoさんの投稿 2018年1月24日(水)

「鼓童ワン・アース・ツアー 2018 〜Evolution」ヨーロッパツアー
(Kodo One Earth Tour 2018 : Evolution)
http://www.kodo.or.jp/performance/performance_kodo/4406

公演スケジュール

鼓童メンバー無事、イギリス・ブライトンに到着しました❗️「Evolution」ヨーロッパツアー、スタート✨26都市を巡ります。【鼓童インスタもフォローしてね】…

鼓童 Kodoさんの投稿 2018年1月28日(日)


鼓童村の食卓(1月)/高津万理

〜鼓童村の食卓より〜

寒い日が続いていますが、背中が丸まったり体調くずしていませんか? 今月のメニューには冬野菜が盛りだくさんです。

Photo: Erika Ueda〈この日のメニュー〉
・ごはん
・麻婆春雨(長ネギたっぷり)
*長ネギに含まれる辛味成分の「アリシン」は身体を温めて、疲労を回復させる働きがあります。
・大根のサラダ(鼓童村産大根)
*大根には消化を助け、胃腸の働きをよくする「ジアスターゼ」が含まれています。
ビタミンCも豊富で、免疫力を高めます。
・干し椎茸(佐渡産)とワカメのスープ
*干し椎茸は生の椎茸に比べて食物繊維が10倍です。

Photo: Ryotaro Ikenaga

〈この日のメニュー〉
・ごはん
・手作りこんにゃくと鶏肉の黒酢煮
*こんにゃくには、食物繊維はもちろん、皮膚や髪の毛の潤いを保つ「セラミド」が含まれています。
・ほうれん草ともやし、人参のナムル
・白菜のみそ汁
*白菜は食物繊維が豊富で、便秘解消の働きがあります。

Photo: Ryotaro Ikenaga

冬野菜を食べてお肌つやつや、免疫力UPで風邪に負けない身体になりましょう!

鼓童の献立係: 高津万理


「道」稽古場より①/池永レオ遼太郎

Photo: Erika Ueda

1月。
6月の「道」公演に向けて、最初の顔合わせ稽古が行われました。

Photo: Erika Ueda

60代から20代まで。黎明期れいめいきより鼓童の根幹を作り上げてきた大先輩方。それを継承し発展させてきた先輩方。そして、これからの鼓童を担う我々若者達。3世代が作り上げる、新たな「道」です。

Photo: Erika Ueda

先輩方の一挙一動全てに自分たちの至らなさを痛感する毎日です。
たたずまい。音。稽古に取り組む姿勢。只々、圧倒されるばかりです。

Photo: Erika Ueda

我々若手は全力で喰らい付き、少しでも多く吸収し、より良い舞台を皆さまにお届けできる様、精進して参ります。

Photo: Erika Ueda

余談ではございますが、今回私は演出補佐として作品作りに関わらせて頂いています。新たな表現や曲などにも積極的に取り組んで参ります。

Photo: Erika Ueda

Photo: Erika Ueda

血湧き肉躍る。
まだまだ先ではございますが、「道」公演、乞うご期待くださいませ。

鼓童特別公演2018「道」

公演予定地:北海道、岩手、宮城、山形、福島、茨城、栃木、群馬、東京、愛知、京都

【東京・浅草公演】2018年2月3日(土)チケット発売!

鼓童特別公演2018「道」日本ツアー


この冬はたたこう館に行こう!/赤澤京

2月のたたこう館企画「ぽっかぽかでわっくわくな旅」の料理教室のメニュー試作会を行いました。

食事のテーマは、「佐渡の食材を使った、食べてほっとする食事」

今回のメニューは、冬野菜を使ったほっこりカレー。財団の活動の一環である「エクサドン」にもつながるメニューづくりをしました。メンバーは、鼓童文化財団より、高津万理、宮﨑正美、赤澤京、汐彩クリニックより森本貴子副院長も参加してくださいました。

カレールーはスパイスから作った、手作りのルーです。

ベジブロスも使って野菜のうまみがぎゅぎゅっと凝縮されています。具材は大根・レンコン・さつまいもなど冬の食材をサイコロ型に切り、歯ごたえのある食感を意識して作りました。よく噛んで食べることで、脳の発達や胃腸の働きが促進されます。子供の知育や、高齢者の認知症予防にもつながり、満腹感も得られます。

見た目にもこだわり、太鼓をイメージした盛り付けをしました。

中には、可愛らしい女の子のカレーも…
子どもも大人も見て楽しい気持ちや、ワクワクする気持ちになれたらと工夫をしました。

たたこう館スタッフにも試食してもらい、皆んなの意見を聞きました。次へのチャレンジも見つかり、更に美味しくしたい意欲が湧きました。見て楽しい、食べて美味しい、そして健康になれる。そんな素敵なメニューを目指します!

2月の料理教室のメニューは、このほっこりカレー。(3月は佐渡の伝統料理を予定) 宿泊企画もございます、島外からのご参加も大歓迎!!!

料理教室に加え、たたこう館では2月3月の毎週土日、ものづくり体験、太鼓体験とお楽しみ盛りだくさんな、プログラムになっております。

皆さま、2月、3月の週末は是非たたこう館へお越しください!

たたこう館企画「ぽっかぽかでわっくわくな1泊2日の旅 〜こころもからだも癒す2月の佐渡〜」参加者募集!

 


新研修生面接にて/内田依利

1月7日・8日の1泊2日で、「太鼓芸能集団 鼓童」メンバー養成コースの新研修生を選考する実地面接を柿野浦研修所にて行いました。

1日目の夕方、現研修生による稽古発表の時間がありました。次の後輩へむけて張り切って演奏する研修生たち。年末年始は9ヶ月ぶりに実家に戻った研修生たちから出ていた言葉は、どれも実感がこもっていました。

「人間はすぐに怠けたがる!」

下界(研修生は島外をこう呼ぶ  笑)には人を怠けさせるものにあふれていて、いくら集中しようとしても、誘惑が多すぎると気づいたようです。
目の前のことに集中できないので、やることも雑になり、やる気も失せていく感覚があったと話してくれました。研修所では、必要最低限のものしかないから工夫することを覚えて行きます。研修所が、いかに集中して学ぶことに恵まれているかを心から実感したと言っていました。また、他には今まで親が当たり前にやってくれていた、料理、洗濯、掃除がいかに大変なことか分かりましたと言っていた研修生も。

世の中の20歳前の人たちが、どれほど実感を持って、このようなことに気が付けるだろうかとしみじみ思ってしまいました。

4月、高卒の何名かの研修生たちは、学生気分が抜けませんでした。その頼りなかった学生たちが、みるみるしっかりと研修生になり、若者の顔になっていきます。そんな中でも一緒に過ごして色々伝えていると、本当に伝わっているのだろうかと心配になる時もあります。

ですが、今回の彼らの素直な気持ちから出てきた言葉は、ちゃんと受け止めてそれぞれの種を育ててくれていることを教えてくれました。

彼らに学ばせることや教えることはできません。

できるのは種を蒔き、環境を整えること。

悩みながら、工夫しながら、失敗もしながら自分なりに気づいて育てた種は、自分だけの花にいつか育ってくれると思います。

新しい研修生にも期待しつつ、みるみる変わっていく研修生の成長スピードに自分も食らいついていきたいです。


新年あけましておめでとうございます

新年あけましておめでとうございます

2018年、新たな年がスタートいたしました。昨年は、北米、国内と約半年をかけての『打男』ツアー、年間を通しての『交流公演』、そして玉三郎さんとの共演2作目『幽玄』、佐渡に根ざした『アース・セレブレーション』や『佐渡宿根木公演』等々目まぐるしくも、充実した一年となりました。皆様には改めて感謝申し上げます。

昨年の秋、大先輩であり、現在も研修所の講師をお願いしている、金子竜太郎さんとお話しをする機会があり、その際に『村や共同体では第4世代からその真価を問われる』との言葉を頂きました。

私は、年初の機関誌に進化深化、2つの『シンカ』掲げておりましたところ、3つ目の『シンカ(真価)』という言葉に、私達もまさに、そのような時期に差し掛かりつつあり、重要な時を過ごしていると改めてその重みに気づいた次第です。

私達のようなグループは、先輩から頂いた思いや技術という財産のもと、活動ができております。それらを受け継ぎ、今という時を楽しみながら、次の世代にまた託すことができます。本年も欧州『螺旋』ツアーを皮切りに、多彩な活動を予定しておりますが、その可能性を無限に広げ、3つの『シンカ』を胸に本年も一層の精進を重ねます。

本年も皆様にとって良い年になりますよう、お祈り申し上げるとともに、変わらぬご支援、ご鞭撻をお願い申し上げます。

               2018年元旦 代表 船橋裕一郎


伊藤多喜雄さん追い込み稽古!〜研修生最終発表会/内田依利

伊藤多喜雄さん追い込み稽古!〜研修生最終発表会

毎年12月、最後の発表会直前の追い込みの時期に、研修所では民謡歌手の伊藤多喜雄さん稽古期間があります。

熱く熱く、研修生一人一人と向き合い、自らも歌い続けてくださる稽古が続きます。

お腹の中から叫びたくなるような歌を。内臓全体で歌うんだと。民謡にも色々な歌があり、その背景も実感とともに話しくださいます。自らの50年の民謡歌手人生を切り分けてくださる貴重な時間です。その時代や仕事の様子が目に浮かぶような話しぶり。

木造の研修所校舎に、外では雪が降っていて、ストーブ一つではなかなか暖まらない室内。そこに故郷への思い、辛い仕事も受け入れること、仕事の帰りを待ちわびる思い、そういう思いを重ねてみろと。毎日やることがたくさんあって、忙しい研修生も、この最後の発表会の時期に初心を思い出した様です。

1年生は進級発表会、2年生は最終発表会。この多喜雄さんの稽古期間を経て、研修生活の思いを音に込めて打ち込み、歌い、踊りました。技術的には未熟であっても、やはり原点はこの思いが本気であるかどうか、伝わるかどうか。発表会はいつも、見ているこちらも身が引き締まります。

この音で、今年一年を締めくくりました。ありがとうございました! お疲れ様でした!