鼓童について

太鼓を中心とした伝統的な音楽芸能に無限の可能性を見いだし、現代への再創造を試みる集団。「鼓童」とは、人間にとって基本的なリズムである心臓の鼓動から音(おん)をとった名前で、大太鼓の響きが母親の胎内で聞いた最初の音をイメージしています。そして「童(わらべ)」の文字には、子どものように何ものにもとらわれることなく無心に太鼓を叩いていきたいという願いが込められています。

1981年、ベルリン芸術祭でデビュー。以来48ヶ国で5,600回を越える公演を行なってきました。なかでも、多様な文化や生き方が響き合う「ひとつの地球」をテーマとした「ワン・アース・ツアー」は、世界各地で3,800回を数えています。劇場公演のほか、小中高校生との交流を目的とした「交流学校公演」、ワールドミュージック・クラシック・ジャズ・ロック・ダンスパフォーマンスほか異なるジャンルの優れたアーティストとの共演や、世界の主要な国際芸術祭、映画音楽等へ多数参加しています。

近年では2001年に日本人アーティストとして初めてノーベル平和賞コンサートへ出演。2002FIFA World Cup KOREA/JAPAN™公式アンセム曲への参加やオフィシャル・コンサートに出演。2003年に世界各地で公開され話題となった中国映画「HERO」では全編にわたりサウンドトラックを担当。2006年、結成25周年を記念し歌舞伎俳優・坂東玉三郎氏との共演による舞台「アマテラス」を開催、2007年には歌舞伎座で再演。2012年より坂東玉三郎氏を鼓童の芸術監督に招聘しました。

鼓童の取り組みは舞台活動にとどまりません。豊かな自然と芸能の宝庫である本拠地・佐渡において、1988年より佐渡の市町村と共に国際芸術祭「アース・セレブレーション(地球の祝祭)」を開催し、国際交流や地域振興に寄与しています。米国ニューヨークタイムス紙に「日本で最先端のワールドミュージックイベント」と評されました。2008年には「第12回ふるさとイベント大賞」にて大賞(総務大臣表彰)を受賞、2009年には米国ティファニー財団創設「ティファニー財団賞・伝統文化大賞」を受賞しました。

1997年には財団法人鼓童文化財団を設立。各種ワークショップの開催、次代を担う人材を育てる鼓童文化財団研修所の運営、国際芸術祭「アース・セレブレーション」の企画運営、佐渡太鼓体験交流館(たたこう館)の運営、伝統芸能・文化に関する調査・研究者への支援などの公益活動を行っています。2011年11月1日より公益財団法人として始動しました。

また、鼓童では「東京都文京区ならびに公益財団法人文京アカデミー」、「新潟県・柏崎文化会館アルフォーレ」と事業提携を結び、地域の芸術文化振興のための各種活動を協力して行っています。

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