鼓童を一言で紹介すると?

「日本の伝統芸能を現代に再創造し、佐渡を拠点に国際的な活動を行う太鼓芸能集団」とご紹介しています。

鼓童は、佐渡の伝統芸能ですか?

鼓童は佐渡の伝統芸能を継承している保存団体ではありません。芸能の宝庫に拠点をおいて活動しておりますので、佐渡という土地から間接的に受けている影響は計り知れないものがあります。

メンバーの構成は?

鼓童は、舞台メンバー24名(男性16名、女性8名)、舞台準メンバー3名(うち女性2名)、スタッフ28名、またこのほかに研修生、契約社員、アルバイトなどを含めると、関係者は総勢で約80名程になります。

舞台メンバーの年令は23歳〜59歳。 佐渡出身者はスタッフに3名で、大半が北海道から沖縄まで全国各地から集まってきた者です。(2009年12月現在)

研修生は、佐渡島内の旧・中学校校舎を利用した宿舎で2年間共同生活を行います。鼓童の舞台に立つには、研修所修了後、準メンバー選考を経て、さらに1年間の実地研修をした後に正式メンバーになれるかどうかが決まります。

生活は?

かつてのように共同生活という形態はとっておらず、若手メンバーを除いては近隣に家を持つなど、独立して地域社会に溶け込んでいます。

なぜ佐渡に?

佐渡に拠点を設けたのは、「日本の伝統芸能・工芸を学ぶ大学を佐渡につくる、そのために太鼓をもって世界中へネットワークづくりと資金集めを行おう」という構想のもとに始まった経緯があります。現在の鼓童は太鼓を中心とした芸能活動で、日本で最も多く海外公演を行なうアートカンパニーとなっていますが、創設時の構想は、鼓童村開村や鼓童文化財団設立など、今も形を変えてつながっています。豊かな自然に囲まれ、さまざまな芸能が今も息づく佐渡に暮らすことは、私達の創作活動に大きな影響を及ぼしています。

和太鼓だけの舞台?

鼓童の舞台は和太鼓が主ですが、笛・三味線・踊り・唄などもあり、全体で一つの流れを構成しています。曲は、日本各地の伝統芸能を素材にしたもの(「大太鼓」「屋台囃子」「三宅」「山唄」「西馬音内」他)、現代音楽の作曲家などに依頼してつくられたもの(「モノクローム」「千里馬」他)、それからメンバー自身によるオリジナル(「族」「彩」他)があります。ツアーごとに演目は異なりますが、公演は通常約1時間40 分です。

太鼓の種類は? 数は? 大きさは?

私たちの使う太鼓は、大きく宮太鼓(くり抜き胴のもの)と桶太鼓(桶胴で、ロープで締めてあるもの)と締太鼓(くり抜き胴で、ロープで締めてあるもの)に分類されます。宮太鼓はさらに胴の大きさ・長さによって「大太鼓」「中太鼓」「平胴太鼓」と呼んでいます。今では稀少な国産産ケヤキの胴に、牛の一枚皮が片面ごとに張った大太鼓は、面の直径は3尺8寸程度(1m15cm程度)、屋台の部分も含めると重さは400kgになります。使用する数は、国内の一般公演では30台〜50台ぐらいになります。

鼓童は、法人としてはどのような構成になっているのですか?

鼓童という広い意味でのグループ名のもとに、公演集団としての鼓童を運営する「株式会社 北前船(きたまえせん)」と、著作権管理を行う「有限会社 音大工(おとだいく)」、そして、社会教育や地域還元に重点を置いた非営利活動を行う「財団法人 鼓童文化財団」という、3つの法人で組織されています。なお、国際芸術祭「アース・セレブレーション」は、鼓童が佐渡市と共に結成する実行委員会で主催しています。

鼓童