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Earth Celebration 2011

ECとは | メッセージ

アース・セレブレーション「地球の祝祭」

今、あらためて小さな「COMMUNITY(共同体)」の確かさが問い直されています。そのコミュニティーは、「COMMUNICATION(会話)」と「UNITY(繋がり)」によって成り立っています。アース・セレブレーション(EC)には、毎年国内外から様々な文化を持つ人たちが集います。そして、数えきれない会話と、新たな繋がりが生まれています。そのように考えると、EC自体が一つの共同体といってもいいでしょう。

そのコミュニティーでは、自然との調和を取りながら生きる人々の知恵や手技、その生活や祈りから生まれてくる音楽や芸能が交歓され、それらを成り立たせる社会や環境について考えていくことの大切さが話されます。また、大きな経済の効率性の追求により失われた、地域にあるものを循環させる小さな経済の機能を取り戻していくことの必要性が問われます。そして、フェスティバルという非日常での出来事が、日常へと連関し、島内外に広がる人の輪と共に、広がって行きます。

その道標として、E=Environment(環境)とH=Humans(人間)をART(人の技)が結ぶという、「EARTH(地球)」という単語に秘められたアートの力を手がかりに歩みを進めていきます。

今年、海外からゲストとしてお迎えするラアナーイー・ファミリーは、イランで6000年以上の歴史があると言われる、ペルシャ音楽の伝統を幾多の困難に立ち向かいながら現在に伝えているアーティストであり、たくさんの物語と知恵を携えて島に渡ってくれることでしょう。

今年も皆さんと一緒に、「祝祭の庭」を創っていきましょう。

EC総合プロデューサー:菅野敦司

祝祭の幕開けをいっしょに

東日本大震災の数日後、私はとある劇場にいました。開演前、演出家が『演者がいて、演ずる場があり、お客様がいれば我々は幕をあげます。』と述べ、そして幕が上がりました。公演以上にその言葉に心が動いたことを覚えています。

ラアナーイー・ファミリーとの出会いは、遠くシルクロードの時代から我々日本人の奥底に流れているなにかを呼び覚まし、そして弧の会、鼓童三つの『演者』が新たな道を作り出すことになります。

改めて大自然の力を感じている今、そこで生かされているからこそ人は音楽や芸能を生みだしてきたと実感しています。佐渡島という『場』は今も自然と人が共に生き、文化、芸能が身近に息づく場です。

また、ECは、佐渡、新潟、日本、そして外国からたくさんの『お客様』をお迎えします。城山、ハーバー、フリンジ、ワークショップ全てが祝祭空間となります。

演者がいて、演ずる場があり、お客様がいる。八月、アース・セレブレーションの幕があがります!

城山コンサート演出構成:船橋裕一郎(鼓童)

アース・セレブレーション構想

河内敏夫「季刊鼓童1983年秋」より

「佐渡の自然を舞台に、世界の音楽・人間交流を通じて、地球共同体のきずなを強める試みをしたいと思います。そして、相互理解の中から新しい地球文化を築きあげ、人間が人間として生きられる世の中に、一歩でも近づけたいと思います。

夏の夜、潮騒に乗ってタムタムの音が遠くに聞こえ、満天の星の下、ガムランや神楽の音が流れていく、そんな情景を実現させたいですね。」

河内敏夫

1950年東京生まれ。1971年「佐渡の國鬼太鼓座」旗揚げに参加、佐渡で共同生活を始める。舞台では主に三味線を担当。1981年「鼓童」を結成、初代代表となる。プロデューサー、演出家として舞台をまとめるだけでなく、鼓童の精神的支柱として、地域からの情報発信、地球時代の国際的な文化交流を目指した鼓童村構想や国際芸術祭「アース・セレブレーション」の計画に情熱を注いだ。1987年1月1日、旅行先のフィリピンで不慮の死を遂げる。「ハンチョウ」の愛称で慕われた。

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