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【出逢い:稽古ルポ】好対照 二つの新曲オーケストラ/寄稿・清川 仁


鼓童創立35周年記念コンサート 第一夜
〜出逢い〜
8月18日(木) 東京・サントリーホール

<鼓童×新日本フィルハーモニー交響楽団>
ープログラムー
伊左治直作曲 「浮島神楽」世界初演
猿谷紀郎作曲 「紺碧の彼方」世界初演
石井眞木作曲 「モノプリズム」
冨田勲作曲 「宇宙の歌」

Photo: Erika Ueda

8月東京・サントリーホールでの「出逢い」公演を前に、鼓童の本拠地、新潟・佐渡島にて作曲家・猿谷氏、伊左治氏、指揮者・下野氏とのリハーサルが行われました。その稽古場の様子を音楽記者の清川氏にレポートしていただきました。

好対照 二つの新曲オーケストラ

文●清川 仁

Photo: Erika Ueda

桜やスイセンの花が今を盛りと咲き誇り、春の訪れを寿ぐ祭りばやしも聞こえてきた4月上旬の佐渡島。風景が色づき、にぎわい始めたこの島に根を張る太鼓芸能集団・鼓童も、新たな芽吹きの季節を迎えていた。8月18日の「創立35周年記念コンサート第一夜〜出逢い〜」に向けた、世界初演となる新曲2曲を含む、オーケストラとの共演曲への取り組みだ。

稽古場には、現代音楽の最先端を走る作曲家、猿谷紀郎さんと伊左治直さん、将来の音楽界を担う俊英、指揮者の下野竜也さん、さらに、坂東玉三郎芸術監督の姿もあった。東京から新幹線と船を乗り継ぎ、なおかつ車で1時間あまり要する鼓童村へ、この顔ぶれを集めてしまう鼓童の行動力、組織力に恐れ入る。

筆者の目には、この稽古場で繰り広げられた1年前の光景が焼き付いている。「混沌」の稽古で、大きな平胴太鼓にメンバーが乗り、コーヒーカップのように稽古場をぐるぐる回る。玉三郎芸術監督がまさにその瞬間にひらめいたアイデアを言い放ち、鼓童メンバーがそれに生き生きと応じて次々に形にしていったのだ。

Photo: Erika UedaPhoto: Erika Ueda

しかし、今回の雰囲気は異なっていた。メンバーの身体は緊張で硬く、表情もこわばって見える。エレクトーン奏者が弾くオーケストラパートにつられてリズムを乱し、頭を抱える場面もあった。普段、奏者同士で呼吸を合わせてリズムを共有する鼓童メンバーにとっては、場を統率する指揮者も詳細に書き込まれた譜面も自由を奪う存在だっただろう。

そんな緊張状態を、テンポ抜群の進行とエネルギッシュな指導で解放させるのが、下野さんだ。「100点です! 1000点満点のね」。親指を突き上げ、いたずらっぽく微笑む。一瞬のリズムのズレも逃さず聞き分け、決して妥協を許さないが、それを明るい冗談に包んで場を和ます。

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隣には、下野さんの指示を丹念にメモするメンバーの坂本雅幸さんがいた。指揮者と作曲家がそろう貴重な場で、彼らの意図する音楽を必死にとらえようとしていた。

「自分たちは楽譜や、オーケストラに合わせることに慣れていないので、指揮者も作曲家もいない時に、僕がどのように稽古を進めていくか俯瞰して見る役割を任せていただいています。自分達が思っている以上にオーケストラと調和するのが難しいので、僕が通訳になれればと思います」

Photo: Erika Ueda

坂本さんは、下野さんから「こういうのは、太鼓の奏法としてありですか?」と問われる場面も多々あった。太鼓奏者側の窓口として、やはり指揮者にとっても良き通訳となっているのだ。同時に、下野さんの太鼓に対する敬意も感じられた。

「太鼓は、誰が叩いても音が出るでしょ。だから難しいんですよね。僕らクラシックの指揮者の中にも、打楽器奏者には平気でバチを替えろと言う人がいるんです。バイオリンに楽器を変えろなんて言わないのに、失礼な話です。誰もが音を出せるものをいかに質の高いものでやるのかは、誰でもできるものではないんです」

Photo: Erika Ueda

さて、今回、鼓童から新曲の委嘱を受けた2人の作曲家は、図らずも対極的なアプローチでこのプロジェクトに臨んだ。2曲の違いは、音にも見た目にも指導にも明白だった。音楽的にもパフォーマンスでも鼓童を伸び伸びと躍動させる伊左治さんの「浮島神楽」と、禁欲的なアプローチを導入して鼓童を新たな次元に立たせる猿谷さんの「紺碧の彼方」だ。

Photo: Erika Ueda
神秘的な燦めきで幕を開ける「紺碧の彼方」は、16分の7、16分の7、16分の5、8分の6・・・と、めまぐるしく拍子が変化。とりわけ、3連符と4拍の異なるリズムを核になって鳴らす締太鼓の2人は、音の強さのばらつきや速度のブレなどが細かく修正された。平胴太鼓を叩く住吉佑太さんは、戸惑いを感じながらも徐々に猿谷さんの狙いを理解しつつあった。

Photo: Takashi Okamoto

「太鼓らしいフレーズというか僕たちの体に染みついているリズムとは異なり、最初は面白くないなと思ったんです。でも、猿谷さんとお話しして、少しずつ理解してきました。楽しく高揚しながら演奏することで人間らしさに繋がるのではないかと思っていたけれど、冷たく研ぎ澄まされた中であっても、人としての呼吸、人間性が滲み出てくるのかもしれない」

Photo: Nobuyuki Nishimura
神楽の雰囲気から太古へ、そして宇宙へと世界が拡張していくかのよう伊左治さんの「浮島神楽」は、丸太形のスリットドラムや、三宅島式の横打ちスタイルなど見た目にもにぎやか。バットばちを両手でブンブン回しながら振り下ろす叩きっぷりながら、音量は確かに抑制されている石塚充さんも印象的だった。

Photo: Takashi Okamoto

「伊左治さんは、僕らを見た目も含めてオーケストラの異物として存在させようとして、打ち方や雰囲気も指示される。太鼓だけの練習の時はフォルテシモで叩いていたのですが、サントリーホールは響くので3分の1の音量に抑え、それでいて雰囲気は大振りしてほしいと。大変ですが、コントロールしています」

オーケストラのバックで、太鼓がそれぞれ割り当てられた7拍子や5拍子のフレーズをバラバラに進行させるパートでは、下野さんからユニークな提案があった。互いの音やフレーズの個性を際立たせるため、キャラクター設定をするというものだ。「怒りっぽい人」「メソメソした人」「勤続40年の幼稚園の先生」「いてもいなくてもいいようなお巡りさん」という個性的な人物設定の中で、「バツ5」担当の蓑輪真弥さんも絶妙に解釈した。

Photo: Erika Ueda

「ある程度人生を経験している人で、いろんな人を見ながら、あ、この人いいな、この音いいなという人にパッと乗っかっていく。またいい音が聞こえたら、そっちに乗り換える心移りが激しい人。でも一途なところもあるような」

たった2日間の稽古ながら、メンバーはオーケストラの緻密な音作りを水が染み込むようにみるみる吸収していった。見所のたっぷりの世界初演曲に加え、太鼓とオーケストラの共演の先駆けである石井眞木さんの「モノプリズム」、日本が世界に誇るシンセサイザーアーティスト、冨田勲さん作曲の「宇宙の歌」も演奏される。

下野さんは「作品群はすべて質感がたっぷりですが、決して食べ合わせが悪いわけではなく、非常に良く練られたプログラムです。素敵なサントリーホールでいっぱいの音を浴びていただきたいと思う」と語った。


IMG_4467-f2016年4月、稽古後に作曲家の猿谷さん、伊左治さん、指揮者の下野さん、エレクトーン奏者の清水さん、松田さん、芸術監督・玉三郎さんと鼓童メンバーでの記念撮影

清川 仁 Jin Kiyokawa:読売新聞東京本社文化部記者。音楽担当記者として、邦楽ポピュラーを中心に、ジャズ、クラシック、純邦楽など幅広く取材を行う。年間、100人以上のアーティストに取材し、100本以上のコンサートに足を運ぶ。 「次世代シャンソン歌手発掘コンテスト」(日本シャンソン協会主催)審査員。

news20160818kodo35th_01-1鼓童創立35周年記念コンサート
http://www.kodo.or.jp/news/20150917kodo35th_ja.html

8月18日(木) 第一夜 〜出逢い〜
18:00開場/18:30開演
東京・サントリーホール

出演:鼓童、新日本フィルハーモニー交響楽団
指揮:下野竜也

料金:S席9,800円 A席7,800円 B席6,800円(全席指定、未就学児の入場はご遠慮ください。)

お問い合わせ:チケットスペース Tel. 03-3234-9999(月〜土、10:00〜12:00、13:00〜18:00)

冨田勲氏と鼓童

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作曲家・シンセサイザーアーティストの冨田勲さんが、今年5月5日にお亡くなりになりました。「宇宙の歌」は、鼓童のアルバム「ナスカ幻想」のために書き下ろされたもので、2008年にオーケストラ版として上演。今回8年ぶりに上演させていただくお願いに、「嬉しいお話です。鼓童村の『和泉邸』に一週間こもって作曲したうちの一曲です。」というご返事をいただき、当日にもご来場いただけるように準備をしていたところでした。
ご冥福を心よりお祈り申し上げます。


<「出逢い」関連記事>
紺碧の彼方 作曲家・猿谷紀郎氏インタビュー「青い海に潜めた 数字の魔法」
浮島神楽 作曲家・伊左治 直氏インタビュー「我が意を得たり 共に紡ぐ伝奇」


7月9日、16日の2週連続(BS)D-LIFE「ジャパカル+」に鼓童(坂本雅幸、大塚勇渡、北林玲央)出演!


7月9日、16日 2週連続
(BS)D-LIFE「ジャパカル+」に鼓童出演!

Photo: Erika Ueda

7月9日(土)と16日(土)の午前9時30分より(BS)D-LIFE「ジャパカル+」に鼓童・坂本雅幸、大塚勇渡、北林玲央が出演します、是非ご覧ください。写真は番組MCのあやまんJAPANの皆さん、高橋友希さん、シューマッハさん、ゲストの皆様と。

Photo: Erika Ueda

収録の様子。太鼓演奏もあります!

(BS)D-LIFE「ジャパカル+」
放送局:D-LIFE(全国無料のBSテレビ局)http://www.dlife.jp/
放映日:2016年7月9日(土)、16日(土)午前9時30分~
「ジャパカル」番組詳細:世界中で注目を集めている日本の文化、ファッション、料理、ゲームなど、最新トレンドをお届け!流行を先取りしている雑誌や、流行の発信源である女性とコラボしながら発信する。
http://www.dlife.jp/lineup/variety/japaculplus/

D-LIFE視聴方法:
http://www.dlife.jp/howtowatch/


「鼓童創立35周年記念コンサート」記者発表より


「鼓童創立35周年記念コンサート」記者発表より

Photo: Takashi Okamoto

5月31日、都内で8月開催の「鼓童創立35周年記念コンサート」に向けての記者発表を行いました。坂東玉三郎芸術監督、鼓童メンバー(船橋、石塚、坂本、住吉)4名、社長の青木が登壇し、それぞれ35周年への想いを語りましたので、コメントの一部をご紹介します。

Photo: Takashi Okamoto

◆坂東玉三郎コメント
鼓童とは2001年から一緒にお仕事をさせて頂きました。25周年の時には「アマテラス」という大きな公演で共演しました。2012年からは芸術監督を努めさせていただき、今回の35周年記念公演の演出もさせて頂きます。8月の記念公演では、第一夜「出逢い」は、オーケストラとの共演の集大成となり、第二夜「螺旋」は鼓童のみで、古典的なものと、将来に向かっての新作が回転しながら進んで行くイメージの演目に致しました。第三夜「飛翔」では、ダンサーと共演する公演となります。これまで創り上げてきた様々な作品が3日間に集約されています。また各公演で、鼓童のメンバーや、私が作曲した演目もあります。皆様にお楽しみ頂ければ幸いです。


Photo: Takashi Okamoto

◆船橋裕一郎コメント
素晴しい芸術監督のもとで35周年を迎えられるのが嬉しいです。玉三郎さんからは生き様全て、普段の食事や振る舞いなどの行動全てが舞台に繋がっているという覚悟やこだわり、突き詰め方など、演奏者としての心構えを教えて頂きました。8月の公演は、鼓童のこれまでとこれからが凝縮された内容で、太鼓、鼓童の可能性を十分にお見せ出来る3日間になると思います。太鼓の音色を無限に広げている最中ですので、より多くの皆様にご覧頂けたらと思います。

Photo: Takashi Okamoto

◆石塚充コメント
以前は、いかに力強い音を出せるかにこだわっていたのですが、玉三郎さんからは音色の違いが分かるくらいに、大きな太鼓でも「小さい音や優しい音、弱い音を大事にしなさい」と教えて頂きました。8月の公演は35周年の集大成ではありますが、これからの鼓童を担って行く20代、30代のメンバーが中心となっており、ここからスタートという意味も込めた公演でもあります。長年やってきた曲にも新しい解釈・切り口などを加え、新曲も上演しますので、これからの鼓童、太鼓の可能性を感じて頂けると思います。

Photo: Takashi Okamoto

◆坂本雅幸コメント
玉三郎さんの言葉で芸術に対する指針になる2つの言葉がありまして、「自信過剰とうぬぼれは芸の妨げになる」と「舞台上では、大きく、正しく、エレガントに」という言葉が、演奏者としての私の道しるべとなっています。8月の公演の第一夜「出逢い」は、これまでも演奏してきた石井眞木さん作曲の「モノプリズム」、冨田勲さん作曲の「宇宙の歌」に加え、世界初演となる猿谷紀郎さん作曲で拍子が複雑で挑戦しがいのある「紺碧の彼方」や、伊左治直さんとともに佐渡で音を出しながら作った動きのある、視覚的にも考えられた「浮島神楽」など、4曲全て印象が違う曲となっているので楽しんで頂ければと思います。

Photo: Takashi Okamoto

◆住吉佑太コメント
私は2012年に玉三郎さんが芸術監督になられた年に正メンバーになりまして、研修生の時から様々な価値観や技術を教えて頂き、当たり前のように考えていた固定概念に対して改めて考えるきっかけを頂きました。8月の公演でも作曲をさせて頂いたのですが、作曲する際に太鼓打ちでは思いつかないようなアイディアを頂きながら、固定概念に捕らわれない曲づくりが出来たと思いますので楽しんで頂ければと思います。

Photo: Takashi Okamoto

◆青木孝夫コメント
30年前にサントリーホールのオープニングシリーズで石井眞木さん作曲の「モノプリズム」という演目を小澤征爾さんの指揮で演奏させて頂き、今年鼓童創立35周年の記念の年にまたサントリーホールで公演させて頂ける事がとても感慨深いです。3日間それぞれ異なった演目を上演させて頂きます。これからも柔軟性と多様性を持って新しいものを創り上げていきたいと思います。

撮影:岡本隆史

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多くのメディアに取り上げられました

◆新聞
・読売新聞水曜夕刊「Pop Style」
・スポーツニッポン
・東京中日スポーツ
・デイリースポーツ
・日刊スポーツ
・サンケイスポーツ
・スポーツ報知
・公明新聞
ほか

◆雑誌
・「シアターガイド」8月号:7月2日発売
・「演劇界」:7月5日掲載
・「家庭画報」8月号
・「ミセス」
・「音楽現代」
ほか

◆WEBサイト
OZmall:熱い男たちの大地を揺らす音色に感動!太鼓芸能集団「鼓童」35周年記念コンサート開催http://www.ozmall.co.jp/oznews/06204/

デイリースポーツ:玉三郎「鼓童」演出へのこだわり
http://www.daily.co.jp/newsflash/gossip/2016/05/30/0009135193.shtml

デイリースポーツ②:坂東玉三郎「鼓童」演出にこだわり
http://www.daily.co.jp/gossip/2016/05/31/0009136220.shtml

テレ朝芸能特報:玉三郎&鼓童が35周年公演!
http://www.tv-asahi.co.jp/smt/f/geinou_tokuho/hot/?id=hot_20160530_100&

映画.com:坂東玉三郎、芸術監督務める「鼓童」35周年公演に自信「連綿と続けてきたもの詰まっている」
http://eiga.com/news/20160530/17/

日刊スポーツ:太鼓集団「鼓童」が35周年公演、演出は坂東玉三郎
http://www.nikkansports.com/entertainment/news/1655603.html

SPICE:坂東玉三郎が芸術監督を務める「鼓童」の35周年記念コンサート、今夏開幕
http://spice.eplus.jp/articles/58815

サンケイスポーツ:鼓童、35周年公演で集大成!坂東玉三郎も激励「素敵な太鼓を」
http://www.sanspo.com/geino/news/20160531/geo16053105010011-n1.html

スポーツニッポン:玉三郎が演出“太鼓判”公演「大太鼓抜きの歌舞伎は考えられない」
http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2016/05/31/kiji/K20160531012691620.html

ローチケHMV 「鼓童創立35周年記念コンサート コメント動画が到着!」

news20160818kodo35th鼓童創立35周年記念コンサート
http://www.kodo.or.jp/news/20150917kodo35th_ja.html

2016年8月18日(木)、19日(金)、20日(土)サントリーホール
8月18日(木) 第一夜 〜出逢い〜
出演:鼓童、新日本フィルハーモニー交響楽団/指揮:下野竜也
8月19日(金) 第二夜 〜螺旋〜
演出:坂東玉三郎/出演:鼓童
8月20日(土) 第三夜 〜飛翔〜
演出:坂東玉三郎/出演:鼓童、ゲスト:BLUE TOKYO、DAZZLE

プレイガイド
・チケットスペース Tel. 03-3234-9999(オペレーター) WEB「チケットスペースオンライン」検索
・サントリーホールチケットセンター Tel. 0570-55-0017
・チケットぴあ Tel. 0570-02-9999 [Pコード:286-898] http://pia.jp/
・イープラスhttp://eplus.jp/
・ローソンチケット Tel. 0570-000-407(オペレーター 10:00〜20:00)Tel. 0570-084-003 [Lコード:30118] http://l-tike.com/
・セブンチケット http://7ticket.jp/ 全国のセブン-イレブン店頭マルチコピー機
・東京文化会館チケットサービス Tel. 03-5685-0650


【新潟・番組放映】「坂東玉三郎がいざなう鼓童の世界」玉三郎氏&メンバーインタビュー


鼓童35周年特別企画 鼓童プレミアムコンサート
「坂東玉三郎がいざなう鼓童の世界」

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鼓童プレミアムコンサート「坂東玉三郎がいざなう鼓童の世界」佐渡初演に向けて、鼓童村での稽古の様子や玉三郎さんインタビュー、鼓童メンバーのインタビューが以下の番組で放映予定です。新潟にお住まいの皆様、ぜひご覧ください。

BSNラジオ「ゆうWAVE」
5月11日15:00〜17:30 ※鼓童・船橋の出演は15:10ごろを予定
電話出演:船橋裕一郎
http://www.ohbsn.com/radio/programs/wave/

TeNYテレビ新潟「新潟一番」
5月10日17:00〜19:00の間の数分
http://www.teny.co.jp/1ban/

UX新潟テレビ21「スーパーJにいがた」
5月9日18:15〜19:00の間の数分
http://www.uxtv.jp/super-j/

NST「みんなのニュース」
5月9日18:14〜18:56の間の数分
https://www.nsttv.com/tv/info/minnanonews.php

「坂東玉三郎がいざなう鼓童の世界」佐渡公演

2016年5月19日(木)18:30開演
新潟県佐渡市 アミューズメント佐渡
<チケット>
アミューズメント佐渡 Tel. 0259-52-2001
鼓童チケットサービス Tel. 0259-86-2330
鼓童チケット予約サイト(インターネット予約) https://piagettii.e-get.jp/


「坂東玉三郎がいざなう鼓童の世界」5月19日佐渡で幕開け!/石塚充


鼓童プレミアムコンサート
「坂東玉三郎がいざなう鼓童の世界」
5月19日佐渡で幕開け!

Photo: Takashi Okamoto

35周年特別企画として予定している鼓童プレミアムコンサート「坂東玉三郎がいざなう鼓童の世界」。その初日が佐渡にて、5月19日に幕開けです!

Photo: Takashi OkamotoPhoto: Takashi Okamoto

鼓童の演奏ももちろんたっぷりとお届けしますが、楽器の演奏家ではない玉三郎さんが鼓童の太鼓や音楽をどのように捉え、どのような発想で創作にあたっているのか、鼓童が玉三郎さんのイメージを受けてどのように曲作りにむかっているのか、これまでになかった切り口で玉三郎さんご本人に語っていただきながらの特別な舞台です。

Photo: Takashi Okamoto

「鼓童の舞台はよく観ているよ」という方でも、「玉三郎さんのことは舞台やテレビで拝見してますよ」という方でも、もちろんどちらもまったく初めてという方にも気軽に楽しんでいただけるスペシャルコンサートです。どうぞお見逃しなく〜!

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鼓童35周年特別企画 鼓童プレミアムコンサート
「坂東玉三郎がいざなう鼓童の世界」<佐渡公演>

2016年5月19日(木)18:30開演
新潟県佐渡市 アミューズメント佐渡

料金:SS席5,000円 S席4,500円
※学生(小学生~高校生)は当日2,000円返金

【問】鼓童チケットサービス Tel. 0259-86-2330

佐渡公演詳細
http://www.kodo.or.jp/oet/20160519b_ja.html

▼佐渡初演ほか、東京、京都、香川、熊本でも開催します!

「坂東玉三郎がいざなう鼓童の世界」公演スケジュール

 


「出逢い」リハーサル!/石塚充


鼓童創立35周年記念コンサート
「出逢い」リハーサル

Photo: Erika Ueda

8月に東京・サントリーホールで行う「鼓童創立35周年記念コンサート」に向けてのリハーサルが佐渡にて始まりました。

Photo: Erika UedaPhoto: Erika Ueda

▲猿谷紀郎さんと坂本雅幸/伊左治直さん

この数日間は作曲家の猿谷紀郎さんと伊左治直さん、そして指揮者の下野竜也さんをお迎えして、「第1夜〜出逢い〜」でのオーケストラとの共演作品の稽古です。

Photo: Erika Ueda

自分のリズムや音色にいつも以上に神経を使いつつ、緻密に計算された細かい指示が記載された楽譜を目で追いつつ、目の端で指揮を捉えつつ‥‥普段の舞台での演奏とはまったく違う神経を酷使し、とにかく必死で食らいついていくばかりでした。

Photo: Erika UedaPhoto: Erika Ueda

クラシック音楽の練習方法や表現方法、音の成り立ち等々細かく丁寧に指導をしていただき、音楽の世界の果てしない広大さ、底のない深さ、楽しさを改めて実感しました。

Photo: Erika Ueda

「モノプリズム」の初演から40年、また新たな作品が2曲誕生しました。8月のサントリーホールで、世界初演です。ここでしか聴けませんよ!

Photo: Shingo Kawamura

▲稽古後に作曲家の猿谷さん、伊左治さん、指揮者の下野さん、エレクトーン奏者の清水さん、松田さん、
芸術監督・玉三郎さんと鼓童メンバーでの記念撮影

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news20160818kodo35th鼓童創立35周年記念コンサート
http://www.kodo.or.jp/news/20150917kodo35th_ja.html

2016年8月18日(木)、19日(金)、20日(土)サントリーホール
8月18日(木) 第一夜 〜出逢い〜
出演:鼓童、新日本フィルハーモニー交響楽団/指揮:下野竜也
8月19日(金) 第二夜 〜螺旋〜
演出:坂東玉三郎/出演:鼓童
8月20日(土) 第三夜 〜飛翔〜
演出:坂東玉三郎/出演:鼓童、ゲスト:BLUE TOKYO、DAZZLE

プレイガイド
・チケットスペース Tel. 03-3234-9999(オペレーター) WEB「チケットスペースオンライン」検索
・サントリーホールチケットセンター Tel. 0570-55-0017
・チケットぴあ Tel. 0570-02-9999 [Pコード:286-898] http://pia.jp/
・イープラスhttp://eplus.jp/
・ローソンチケット Tel. 0570-000-407(オペレーター 10:00~20:00)Tel. 0570-084-003 [Lコード:30118] http://l-tike.com/
・セブンチケット http://7ticket.jp/ 全国のセブン-イレブン店頭マルチコピー機
・東京文化会館チケットサービス Tel.03-5685-0650

<鼓童創立35周年記念コンサートは以下の企業のご協賛をいただいています>


田中要次氏 監督のショートムービーに鼓童メンバー音楽参加


田中要次氏 監督のショートムービー
「ドラムマンz バチがもたらす予期せぬ出来事」
鼓童メンバー・音楽参加!

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俳優・田中要次さんが監督を務め、フラワーカンパニーズのドラマー・ミスター小西さんが主演のショートムービー『ドラムマンz バチがもたらす予期せぬ出来事』が完成、予告編となるトレーラー映像が公開されました。

▶︎Youtubeで再生 https://youtu.be/AO-OBMNGrWg

これは、名古屋にある映画館「シネマスコーレ」が地元・中川運河の魅力を向上させるために企画したオムニバス映画イベント「Filmusic in 中川運河・夏」にて公開される、実際に中川運河で撮影・制作された4本のショートムービーの中の1作品で、さらにドラムの神様役として中村達也さん、スティーヴ エトウさんが出演されています。

このたび監督の田中要次さんからのお声がけにより、この作品に鼓童も一部、音楽提供させていただきました!(作曲:船橋裕一郎 演奏:石塚充、坂本雅幸)

Photo: Erika UedaPhoto: Erika Ueda

鼓童村での収録の様子

「ドラムマンz バチがもたらす予期せぬ出来事」

監督・脚本・編集:田中要次
出演:ミスター小西 中村達也 スティーヴ エトウ フラワーカンパニーズ 藤村忠寿 他
撮影:寺田緑郎
録音:坂上賢治
照明:堀口 健
美術:永澤こうじ
音楽:フラワーカンパニーズ、鼓童(船橋裕一郎、石塚充、坂本雅幸)、Shleeps

Introduction
嘗て、JR東海の社員だった頃にシネマスコーレの常連客だったという田中要次が25年の時を経て、監督として名古屋に帰って来た。それもこの映画の為に名古屋にゆかりのある豪華メンバーを集結させたのだ! まずは今年結成26周年で日本武道館ライブを控えているフラワーカンパニーズ。そのドラム担当のミスター小西が異例の初主演! そして、元BLANKEY JET CITYのドラマーであり、俳優としても『野火』などに出演で知られる中村達也。HTB『水曜どうでしょう』のメンバーとして、長年の人気を誇るディレクターの藤村忠寿は北海道から。元PINKのメンバーでもある重金属打楽器奏者のスティーヴ エトウは奈良から。更に鼓童が佐渡島からサウンドトラックを提供するなど、全国各地から魅力的な才能が集結! その上、まだまだ大物俳優らがサプライズ出演しているから見逃せない。この作品のクライマックスはドラミングのセッション対決の為、映画にはあるまじき一発撮りが求められ、そのシーンではドローンを含め、9台のカメラが使用された。この作品は色々な意味でセッション的要素を含む破天荒な映画作りが試されている。

DRUMMANz_photo02
STORY
さえないドラマーの泰文は音楽にも恋にも人生にも疲れ果て、自棄になって運河にドラムスティックを投げ捨ててしまう。すると河から金のスティックを持った神が現れ、更にもう一体の神が現れ?… 真実を賭けた神々の太鼓対決が始まる!
作品時間:40分(名古屋版のみ フラワーカンパニーズ×藤村忠寿による対談を追加)

監督プロフィール:田中要次
1987~1990年までJR東海に所属で愛知県に在住。シネマスコーレに出入りしている時に当時ファンだった山川直人監督と出会い、音楽系ショートムービーの出演オファーを受けた事がきっかけとなり、俳優を志し上京。映画『鮫肌男と桃尻女』、ドラマ『HERO』の出演などで世に知られる。2003年『刑事まつり』シリーズの一編「釜岡刑事」で監督デビューし、未だに超破格低予算の短編映画を撮り続けながら苦悩中。

チラシチラシ


DADAN香港到着! 鼓童15年ぶりの中国大陸/石塚充


「打男DADAN」メンバー香港到着!
鼓童15年ぶりの中国大陸

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「DADAN」出演組、無事に香港に到着しました! 鼓童のツアーが中国へやってくるのは、2000年のツアー以来、実に15年ぶりです。個人的にも初めての香港で、非常に楽しみにやってまいりました。

Photo: Mitsuru Ishizuka

とはいうもののかなりタイトな日程で、明日からは楽器準備、劇場仕込み、記者会見にリハーサル、そして本番、本番‥‥香港を満喫するには、今日の残りわずかしかありません‥‥

Photo: Mitsuru IshizukaPhoto: Mitsuru Ishizuka

というわけで、空港からバスに揺られてホテルに到着しチェックインするやいなや、地下鉄に飛び乗って繰り出しました! ネイザンロードの南の端からスタートして、北上しながらジグザグに散策していきます。

Photo: Mitsuru Ishizuka

猛烈なおっちゃんたちのいる飲み屋街、表参道のようなショッピング街、路上にズラ〜っと露店が立ち並ぶ市場通り、ものすごい電飾の看板たち。街にも、人にも、凄いエネルギーを感じました。

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短い時間ではありましたが、アジア熱いぜっ!と噛み締めた夜でございました。明日から頑張ろう!

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2015年10月30日(金)、31日(土)
鼓童「打男 DADAN 2015」香港公演
http://www.kodo.or.jp/news/20151030dadan_ja.html


「永遠」大千秋楽!/石塚充


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2014年冬にスタートした「永遠」ツアーが、10月18日鹿児島市にて無事に千秋楽をむかえました。各地でご来場くださった皆様、ありがとうございました!

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音楽的にも、身体的にも、パフォーマンスとしても新しい要素をたくさん取り込み全編新曲でのぞんだ「永遠」。この作品を通して、鼓童にとって、そして自分自身にとっても、新たな領域に突入したと実感できた、とても手応えのある旅でした。再演の予定はまだ決まっていませんが、もっともっと多くの方に体感していただきたい、味わい深い作品です。

 

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ここをまた新たなスタートに、鼓童はさらにさらに高みへ、深い深い世界を目指して、精進して参ります。まずは次回作「混沌」をお楽しみに!

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「永遠」9〜10月国内ツアー
http://www.kodo.or.jp/news/20150606oet_ja.html

【9〜10月】千葉・茨城・宮城・山形・岩手・秋田・静岡・大阪・愛知・兵庫・鳥取・山口・福岡・熊本・鹿児島

ディスコグラフィー | 永遠
http://www.kodo.or.jp/discography/od013014_ja.html


10/15 熊本・FMK「パンゲア」に鼓童出演


本日15日の14時ごろ、FM熊本「パンゲア」に石塚充、小松崎正吾が出演します。放送地域のみなさま、お楽しみに!

FMK「パンゲア」

放送局:FMK エフエム・クマモト – 77.4MHz
14:05〜14:20 鼓童生出演
DJ:永松ケンシ、樫山結
鼓童:石塚充、小松崎正吾
FMK パンゲア http://fmk.fm/pnga/
エフエム熊本ウェブサイト http://fmk.fm/


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