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「道」ツアー千穐楽/松田菜瑠美


「道」ツアー千穐楽

Photo: Maiko Miyagawa

鼓童特別公演2017「道」、無事に千穐楽を迎えました。東京と大阪での短いツアーでしたが、全国からお客様にお越しいただきました。客席からの期待に応えるように渾身で打ち込む演奏者の姿に、私も時に鳥肌を立てながら見守っていました。

Photo: Maiko MiyagawaPhoto: Maiko Miyagawa
ベテランの演奏者とのツアー、長年大切にしてきた演目、半纏の衣装、どれも少し久しぶりで刺激を感じながら、その良さをメンバーそれぞれが再発見しています。

Photo: Maiko Miyagawa

Photo: Maiko Miyagawa

2012年から昨年の創立35周年までの5年間、芸術監督として坂東玉三郎さんに導いていただき、大きな挑戦に出て学んだこと、そして自分達の基盤に立ち返って見えたこと、この道のりがなければ分からなかったことだと思います。

Photo: Maiko Miyagawa

Photo: Maiko Miyagawa

旅先での新しい出会いや再会は心から嬉しく、発足から今に続く年月とご縁を感じております。ロビーで声をかけてくださった皆様、ご来場頂いた皆様、ありがとうございました。

Photo: Kazuki Imagai

最後に、今回お配りした公演プログラムに向けて、演出の石塚充が書いた文をご紹介します。

演出・石塚充コメント(公演プログラムより)

昨年鼓童は結成35周年を迎え、また新たな道のりへと踏み出そうとしています。その為にもまずはこの「道」公演を通して、自分たちの「現在地」を確認する必要があると感じました。

いま歩いているのはどのあたりなのか。いまできることは何なのか。足りないことは何なのか。いまこの手に握りしめているものは何なのか。これから何を掴み、あるいは手放せばいいのか。

35年の集大成としてではなく、いまこの瞬間を歩いている自分たちひとりひとりの言葉として語る、ということを大切にここまで稽古を重ねてきました。

Photo: Maiko MiyagawaPhoto: Maiko Miyagawa

長年演奏し続けている演目から新たに産声をあげた新曲まで、出演者ひとりひとりの言葉で、身体で、いまこの瞬間の鼓童の精一杯をお届け致します。

お楽しみいただければ幸いです。

Photo: Takashi Okamoto

演出:石塚充


「道」公演始まりました/松田菜瑠美


「道」公演始まりました

Photo: Narumi Matsuda

昨日、福生市民会館での初日が明け、本日は東京都小平市のルネこだいらに来ています。

Photo: Narumi MatsudaPhoto: Narumi Matsuda

私は初めて来た会館と思っていたら3回目でした。1回目は2010年にワン・アース・ツアーに初めてマネージャーでついた初日の公演地。2回目は2014年の神秘公演。思えばどちらもまだ自分に余裕が持てなかったツアーだったなと思います。

Photo: Narumi MatsudaPhoto: Narumi MatsudaPhoto: Narumi Matsuda

全部で6回限りのこの「道」公演。演奏者もスタッフも時間に追われつつ真剣勝負です。一回一回を大切に積み上げていきたいと思います。この瞬間に、より多くの方に立ち会っていただけると嬉しいです。

Photo: Narumi Matsuda

小平市、太田区公演の当日券は15:30~会場にて販売!ご来場をお待ちしております。

鼓童特別公演2017「道」(日本国内)

【道@福生】只今、メンバーアップ中!心地の良い太鼓の音を浴びにいらしてくださいね!福生市民会館でお待ちしております。当日券は会館窓口にて販売中です。

2017年3月18日(土)東京都福生市 福生市民会館 大ホール(もくせいホール)…

鼓童 Kodoさんの投稿 2017年3月17日


【「道」東京公演ご来場のお客様へ】鼓童「若い夏」浅草公演・会場限定チケット販売のお知らせ


「道」東京公演ご来場のお客様へ
鼓童「若い夏」浅草公演
会場限定チケット販売のお知らせ

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今年7月に浅草公会堂で行われます「若い夏」公演チケット「道」公演の東京3会場にご来場の皆様に販売致します。(福生公演は先行販売となります!)
公演の休憩時・終演後にロビーにて行いますのでこの機会をどうぞお見逃しなく!

※実際のチケットの販売となります。(座席はお選びいただけます)
※チケットの枚数には限りがございます。

【公演詳細】鼓童「若い夏」浅草公演
2017年7月6日(木)~9日(日)東京都台東区
http://www.kodo.or.jp/oet/20170706-09spiritedsummer_ja.html

▼以下の「道」東京公演会場で「若い夏」(浅草)チケット販売!


「道」新曲紹介その4 ~かにmoon~/石塚充


「道」新曲紹介その4
〜かにmoon〜

とても静かな、真夜中の佐渡の海辺。
聞こえてくるのは波の音ばかり…と思いきや、
よーく耳をすますと、そこかしこで小さな小さな大騒ぎが…。

Photo: Narumi Matsuda

さてさて何が起きているのでしょう?
みなさんもそっと耳を傾けてみてください!

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演出

石塚充

出演(予定)

山口幹文齊藤栄一見留知弘船橋裕一郎石塚充中込健太前田剛史蓑輪真弥小松崎正吾三浦康暉三浦友恵米山水木


「道」新曲紹介その3 ~黄ポポ~/石塚充


「道」新曲紹介その3
ポポ~

紫雲しうん」とともにこちらも、真弥が今回のためにつくってくれた新曲。真弥らしい強めの太鼓アンサンブルに明るく軽快なメロディーが乗っかった、ハッピーな曲です。

Photo: Narumi Matsuda

謎の言葉「黄ポポ」とは何でしょうか?

この曲を聴いて、どんな景色が見えてくるでしょうか?? ぜひ劇場で体感して下さい!

mitsuruishizuka_s

演出

石塚充

出演(予定)

山口幹文齊藤栄一見留知弘船橋裕一郎石塚充中込健太前田剛史蓑輪真弥小松崎正吾三浦康暉三浦友恵米山水木


「道」新曲紹介その2 ~群青~/石塚充


「道」新曲紹介その2
群青ぐんじょう

厳密には新曲ではないのですが、アース・セレブレーションで2度ほど演奏したのみで、佐渡島外では初披露となります。

Photo: Narumi Matsuda

目の前に広がる、群青に輝く夏の海。海をめがけて駆け出していく気分の高揚と疾走感をイメージした曲です。

3月なのに、真夏の佐渡を味わえるお得感! お楽しみに!

mitsuruishizuka_s

演出

石塚充

出演(予定)

山口幹文齊藤栄一見留知弘船橋裕一郎石塚充中込健太前田剛史蓑輪真弥小松崎正吾三浦康暉三浦友恵米山水木

【鼓童の稽古場】只今、夜稽古タイムです!基礎稽古、打ち込み、作曲など人それぞれ。9時間稽古後も元気にまだまだ太鼓を打つようです。

鼓童 Kodoさんの投稿 2017年2月24日


「道」新曲紹介その1~紫雲~/石塚充


「道」新曲紹介その1
紫雲しうん

今回の「道」では、鼓童の定番演目をがっつり演奏する他に、いまのメンバーたちの中から生まれてきた新曲をいくつか発表する予定です。

Photo: Mariko Sumiyoshi

紫雲しうんは、小柄なパワーヒッター蓑輪真弥が作曲。これまでの鼓童に根強くあった優しく華やかな女性像を突き抜けて、凛々しく力強く、気力と身体力を振り絞った女性の太鼓を聴いてみたいなと相談したところから始まりました。

“ファイター蓑輪”が己の細胞をフル稼動して作ってくれ、それを真弥水木友恵の、期待の若手女性メンバー3名が全力で打ち込んでいきます。どんな作品に仕上がっているのかは観てのお楽しみ!

乞うご期待!

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演出

石塚充

出演(予定)

山口幹文齊藤栄一見留知弘船橋裕一郎石塚充中込健太前田剛史蓑輪真弥小松崎正吾三浦康暉三浦友恵米山水木


「道」公演 演目ご紹介/松田菜瑠美


「道」公演 演目ご紹介

鼓童の歩みと共に、引き継がれてきた多くの曲の中から、特に大切にしてきた代表曲を余すことなく演奏いたします。生の迫力を劇場で感じてください!

<予定演目>三宅、モノクローム、峰の風、族、彩、大太鼓、屋台囃子、ほか

いくつかの曲をご紹介します。

Photo: Takashi Okamoto

[三宅] 編曲:鼓童

伊豆七島の一つ、三宅島神着地区のお祭りの太鼓を基に作られました。低い姿勢のまま、腰だけを移動させて打ち込んでいく独特の打ち方をします。太平洋の荒波に乗り出して行く男達の勢いに満ちた太鼓です。

Photo: Takashi Okamoto

[モノクローム] 作曲:石井眞木

モノクロームとは「単色」という意味で、七丁の附締つけしめ太鼓と三台の宮太鼓、ドラから打ちだされる音が、交錯し揺れ動きながら展開していきます。この曲は「単色」ゆえ、聴く人に様々な色彩を放ち、自由なイメージを脳裏に投射してくれます。

Photo: Takashi Okamoto

[大太鼓]編曲:鼓童

直径三尺八寸、一本の木をくり抜いて作った大太鼓から生み出される音には、激しい中にも懐かしさや安心感が感じられます。数百年生き抜いてきた木の持つ力と打ち手のストレートな想いが一体となる大太鼓の響きを身体全体で感じてください。

Photo: Takashi Okamoto

[屋台囃子]編曲:鼓童

毎年12月に行われる埼玉県秩父市の夜祭りには、各町から山車(屋台)が繰り出されます。夜祭りでの屋台囃子は十数トンもの重さの屋台を引っ張るき子達の息を合わせ、鼓舞するために屋台の中で演奏されました。私達の演奏は、現地の「屋台囃子」とは地打ちのニュアンスが若干異なり、テンポも速くなっています。

演出

石塚充

出演(予定)

山口幹文齊藤栄一見留知弘船橋裕一郎石塚充中込健太前田剛史蓑輪真弥小松崎正吾三浦康暉三浦友恵米山水木


鼓童特別公演2017「道」の稽古始動!/松田菜瑠美


鼓童特別公演2017「道」の稽古始動!

Photo: Narumi Matsuda

いよいよ一ヶ月後に迫った「道」公演の全体稽古が鼓童村で始まりました。

Photo: Narumi Matsuda

2015年の横浜公演以来、演出や楽曲も新たにしての再演です。鼓童と言えばコレ! の人気のあの曲この曲から、今回に向けて作った新しい曲もお披露目予定。演出担当の石塚充が得意とする、お客様も演奏者も楽しめるプログラムです。

Photo: Narumi Matsuda

ツアーでは東京は福生・小平・大田と3公演、大阪では新歌舞伎座で2日間3公演行ないます。3月、是非お越しください。

演出:石塚充
出演:山口幹文、齊藤栄一、見留知弘、船橋裕一郎、石塚充、中込健太、前田剛史、蓑輪真弥、小松崎正吾、三浦康暉、三浦友恵、米山水木


新年度を迎えて/見留知弘


皆様いかがお過ごしでしょうか。太鼓芸能集団 鼓童、代表の見留知弘です。4月に入り、佐渡も春めいて来ましたが、だんだんと桜の梢にも蕾が見分けられるようになりました。

新年度の始まりと申しますと、間もなく新しい34期の鼓童文化財団研修所研修生も集合し、研修生活が始まろうとしております。期待と不安と、大きな夢を持って、佐渡に向かってくることでしょう。

Photo: Julieta Cervantes

アメリカ・ニューヨーク「神秘」公演より「霹靂」 (c) Julieta Cervantes

さて、1月末から始まりました「鼓童ワン・アース・ツアー2015〜神秘」北米ツアーも、お陰様で盛況に無事終了いたしました。この公演に関わって下さったクルーと関係者の皆様、ご主催の皆様、そしてご来場下さったお客様に、改めてお礼申し上げます。

国内では、3月より小編成やソロの出演など、各地で多様な活動が行われ、3月15日には、福島県福島市飯坂・岡山県倉敷市・新潟県北蒲原郡聖籠町・上越市の4カ所での同時出演もあり、メンバーもスタッフも各地へと飛びまわっておりました。

Photo: Takashi Okamoto

そして3月19・20日には、神奈川県横浜市の神奈川芸術劇場KAATにて、鼓童特別公演2015「道」が行われました。
平日の公演日ではありましたが、お陰様で2日間とも満席。鼓童を長く観て頂いているお客様には、懐かしい公演プログラム。近年鼓童を見始めて下さっているお客様には、新しい公演プログラムに感じられたのではないでしょうか。

鼓童の礎である演目を新しいメンバーと演奏することで、ただの再演ではなく、一つの新しい作品として取り組むことが出来たと思っております。演奏だけではなく、楽器や台類の転換、舞台での歩き方など、鼓童が何を大切にして来たかを再認識すること、伝えることと受け継ぐこと、そんなことも同時に行われていました。

Photo: Takashi Okamoto

34年間で積み上げて来た大切な土台を芯に、さらに新しい時代を生き抜く力をつけていくことが、今の鼓童にはとても大切です。そして鼓童が長く継続して行く為に、現在取り組んでいる新しい表現がとても大切だからこそ、この公演の成果がのちに生きてくると思います。これからもさまざまな形で、鼓童の根源を感じていただける機会をお届けできればと思います。

Photo: Takashi Okamoto

メンバーが佐渡に集う4月は、佐渡で新作やアマテラスなど、しっかり稽古に励んで、舞台の準備を進めてまいります。

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