鼓童ブログ Kodo Blog

タクス/小松崎正吾


気付けばもう12月。佐渡には猛烈な寒波がやって来ております。灼熱のバリからのこの佐渡の気候は、少々身体がビックリしてる気がしていましたので、これだけのギャップならばいっそ、1番厳しい環境に行ってしまえと、霙降る研修所での稽古に参加させて頂いています。

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2年間ながらも土地に根付きながら、目標に向かって毎日精一杯生きている彼らに自分達の伝えられる事を精一杯伝えながらも彼らからたくさんの事を学ばせてもらっています。

上手くやろう。綺麗に見せよう。許容範囲でやろう。
という様な事は二の次にして、隙間風吹く稽古場で裸足になり、真っ直ぐな目と心でぶつかっている彼らの音は本当に素敵で、そこに生きている彼らにしか出せない音となっておりました。

鼓童の根っこと自分の原点であるこの場所にこのタイミングで再会できた事に感謝です…

バリで【タクス】という言葉を教わりました。沢山の村其々に神様がいて、その村の人々にしか出せない味はその村人に神様が降りてくるから出てくる。
それをタクスと呼ぶと…

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この研修所を経て佐渡から日本、世界各地へ運ぶのは、美しく整えられた舞台の奥から香る佐渡の風土、日本の風土で生きる人間味であると、強く感じる毎日です。

研修生2年生は間も無く準団員へ…1年生は2年次へ勝負の時が迫っています。

これから先の諸々に確実に力になってくれるであろうこの期間に、佐渡からタクスがやって来ます様に…

そして今ツアー中の皆にもきっと‼︎

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